フィンランドから残念なニュースが届いた。つり目ジェスチャーに「中国人と食事中」と添えてSNSに投稿した今年のミス・フィンランド、サラ・ジャフツェ(フィンランドとコソボのミックス)が、正式にタイトルを剥奪された。後任は次点のタラ・レヘトネンになるという。
この件の核心は、差別的なジェスチャーをしたことそのものではない。何が悪いのか、あのジェスチャーが何を意味するのか、彼女がまったく理解していなかったことだ。国の顔である以上、自分がどんな文脈の上に立っているか自覚していなければ論外だ。しかも炎上後、フィンエアーのビジネスクラスから「高みの見物」とでも言いたげな投稿をして、火に油を注いだ。
こうした一連の振る舞いも当然問題だが、より深刻なのは、こうした資質に欠ける人物を「国の顔」に選んでしまった選考側の感覚だろう。これは本人の無知だけでなく、フィンランド社会全体が、アジア系への差別というテーマをどれほど軽く扱ってきたかを露呈している。価値観がアップデートされていないミスコンという制度も、もはや時代遅れと言わざるを得ない。
SNSでは一瞬の振る舞いが国のイメージとして拡散される。フィンランドはそろそろ「自分たちは差別をしない」という無邪気な自己認識を手放し、北欧の進歩的なイメージの裏で何が見過ごされてきたのか問い直す必要がある。多様性を謳いながら、その内実が伴っていないことに気づかなければ、同じ過ちを繰り返すだけだ。
Quote
Hiro
@Moimoisuomirock
今年のミス・フィンランドに選ばれたSarah Dzafceさん、先日自分のSNSに”中国人と食事中”という文字入りで投稿した目の両端を吊り上げたビデオ批判され、ひどい頭痛がしてこめかみをマッサージしていたら友達が写真撮って友達が勝手に文字入れたと言い訳してた画像チェックしてなかったけどこれか
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