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東大、琉球人の遺骨31体を保管 5市町村から持ち出し 報告書を公開、返還は明記せず 沖縄
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宮城 隆尋
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東京大学は12日、沖縄から研究目的で持ち出された可能性がある遺骨少なくとも31体分を保管していることを公表した。同大ホームページで公開した報告書で、少なくとも5市町村から持ち出された「頭骨」31点などが確認されたとしている。これらの遺骨の大半は文献記録や地元自治体からの情報提供によって「沖縄県由来と考えられる」とした。調査を継続し、関連情報を逐次公開するという。沖縄側に返還するかどうかは明記していない。
持ち出された市町村は中城村が頭骨18点、今帰仁村が同1点、那覇市が同4点ほか、石垣市が同3点、与那国町が同1点、沖縄(市町村不明)が同1点ほか、「その他」同3点。頭骨以外にも大腿骨、上腕骨などが確認されている。

中城村の遺骨は、東京帝国大学(現在の東大)の人類学者・鳥居龍蔵が、伊波普猷の同伴で実施した「1904年の沖縄学術調査の際に収集したと考えられる」としている。
5市町村の教育委員会など、県教育庁文化財課、松島泰勝龍谷大教授から情報提供があったという。
遺骨返還を求める団体「ニライ・カナイぬ会」の共同代表を務める松島教授は「引き続き返還を求めていく。文科省を通じて働きかけている赤嶺政賢衆院議員らと連携して取り組みたい」と話した。
東大はこれまで「保管期間が長期に及んでいる」などとしていたが、遺骨の数などは明らかにしていなかった。
(宮城隆尋)
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