東京大が沖縄由来の人骨30点以上保管 多くは記録なく「大変遺憾」
増谷文生
東京大は12日、沖縄由来と考えられる人骨を30点以上保管していることがわかったと発表した。関東大震災や太平洋戦争などで収集関連の記録が失われたものが多く、「大変遺憾」とした。
大学などに残る文献記録や、沖縄県の自治体などの提供情報で判明したという。那覇市など沖縄本島や石垣島、与那国島で収集したとみられる頭骨31点などが確認されたとしている。
東大は1877年の創設以来、研究目的で国内外で人骨を収集してきた。研究倫理が重要視されるようになったことを受け、保管する先住民族の遺骨の現状を調べるタスクフォース(調査チーム)を今年8月に設置。10月には、アイヌ民族などの遺骨の収集方法に問題のある例があり、先住民族の尊厳を傷つけたとして謝罪する文書を公式ホームページに掲載した。
東大は今後、沖縄県や県内の教育委員会などと連携し、可能な限り丁寧な調査を続けるとしている。