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被災地の廃校跡で『クラフトビール』造り、山形出身35歳の思い「震災を忘れるべきでないが楽しいことがあってもいい」(宮城)

2025年11月22日 9:00
被災地の廃校跡で『クラフトビール』造り、山形出身35歳の思い「震災を忘れるべきでないが楽しいことがあってもいい」(宮城)

醸造家のこだわりが凝縮されたクラフトビール。
宮城・山元町の中学校の跡地で、クラフトビールの製造に取り組む男性についてお伝えします。
クラフトビールに込めた熱い思いとはー?

半田成さん
「前までは給食室の物とかがたくさんあったんですけど、今はこんな感じですべて取り払って天井もとって」

山形市出身の半田成さん35歳。
クラフトビール造りの舞台は、廃校になった中学校の給食室です。
留学先のアメリカでクラフトビールに出会い、その魅力に惹かれた半田さん。
大学卒業後、酒や食品の卸売会社を経て醸造の道へ。
国内のほかオーストラリアの醸造所などで、クラフトビールを造ってきました。

自分の醸造所を立ち上げたいー。
いつしかそんな夢を抱いた半田さんは、2023年に帰国後 夢を叶える舞台を探していました。

半田成さん
「山の周りで育ったっていうのもあって、海もいいし山もいいなと考えたときにその条件を満たすのが山元町。すごくいいなぁって思った。結構、僕としてもチャレンジングなことをしたかなと思っていますね」

2024年4月、山元町の「地域おこし協力隊員」に就任した半田さん。

2021年に生徒数の減少で廃校になった坂元中学校の活用方法を町が探っていると知り、この場所をリノベーションし醸造所をオープンさせると決意しました。

醸造所づくりは、ゼロからのスタート。
2025年8月、クラフトビールを造るためのタンク9基が運び込まれました。

クラフトビール造りにかかる費用は約6000万円で、一部はクラウドファンディングで寄付を募りました。

元々は、中学校の給食室だったこの場所。
5か月間かけて、半田さんのこだわりが凝縮した醸造所に生まれ変わりました。

半田成さん
「実際ビールが売れるかっていったら別の話で、不安とか次もっと良くするためにどうしなきゃいけないっていう感覚がないと、醸造所もできあがるビールもよくならないと僕は思っている」

8月、地区の夏祭りに参加した半田さん。

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