ラピダスに最大2兆円融資へ 3メガ銀、政府保証を付けた上で
次世代半導体の量産を目指し、政府が全面支援する「ラピダス」に対し、三菱UFJ銀行と三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが融資する意向を伝えたことが分かった。融資額や条件などの詳細は今後、詰めていく。2027年度以降に、政府保証をつけた上で最大計2兆円規模を融資する案が浮上している。
複数の関係者によると、3行は11日までに、融資の条件などを盛り込んだ意向表明書を提出した。融資額の多くについて、独立行政法人の「情報処理推進機構(IPA)」が債務保証をつける方向だという。
ラピダスは北海道千歳市で工場を稼働し、27年度後半に最先端の2ナノ(ナノは10億分の1)世代の半導体の量産開始を目指している。2ナノ世代の量産開始後は、2~3年ごとに1.4ナノなど最新世代の量産をしていくとしている。
最先端の半導体の量産には…