【問題集解説】大学入試 絶対におさえたい 化学計算問題の必修解法120
この記事では、大学入試 絶対におさえたい 化学計算問題の必修解法120を紹介します。計算問題の出題頻度が高く、試験時間が短い大学を志望する方や、計算問題が苦手な受験生に特におすすめの問題集です。
化学計算問題の必修解法120の特長
入試頻出の定番+最新テーマを厳選
大学入試で頻出の化学の計算問題を120のタイプに分類。公式や原理をどのように使えばよいかを,実戦的な視点で解説してあるので,入試対策にすぐに役立ちます。
各単元の「これができなければまずい」といった計算問題が厳選されてます。全体としての網羅性も比較的高く、バランスよく学習を進められる内容です。
化学の得点は、典型的な問題をどれだけ正確に解けるかがカギになります。特に計算問題は、一度は見たことのあるパターンが多く、こうした問題を確実に解けるかどうかが、合否を左右する重要なポイントになります。
計算問題を解くためのポイントがすぐにわかる
各例題のはじめに,解法パターンを簡潔に示しました。計算問題を解くうえでの重要ポイントをおさえつつ演習を繰り返すことで,入試本番での「問題を攻略する力」が身につきます。
例題の前に解き方のパターンが提示されてるため、問題文から必要な情報を読み取り、素早く解く練習が可能です。例題は120問、類題が57問、練習問題が80問と、解法の定着に十分な演習量が確保されてます。
共通テストに顕著ですが、大学の一般入試でも化学は時間との勝負になることが多く、その場で解法を一から考える時間はありません。問題を見た瞬間に計算に入れるようにしておく必要があり、化学計算問題の必修解法120はそのためのトレーニングに最適です。
3段階の難易度で効率的に学習できる
各解法パターンを,易しい方から順にA・B・Cの3 段階の難易度にランク分けしました。基本的な解法からおさえたい人はAを優先的に解くなど,学習レベルや目標に合わせて使うことができます。
問題ランクAとBは入門問題精講〜基礎問題精講程度の難易度で、ランクCは化学重要問題集相当の難しさです。BとCのあいだにはやや難易度の差があります。収録されている80問の練習問題は、全体的にランクB相当の内容です。
ランクAとBの問題は、すべての受験生が解けるようにしておきたい基本問題です。一方、ランクCの問題は、難関大学を目指す場合に取り組んでおくべき応用問題になります。
どんな人向け?
多くの大学入試では、化学の出題は理論化学、それも計算問題が中心です。したがって、化学計算問題の必修解法120は化学を使うすべての受験生におすすめできます。特に計算問題の出題が多く、試験時間が短い大学を志望する場合には、積極的に活用を検討すべきです。
化学計算問題の必修解法120の使い方
まずは問題ランクAとBを解けるようにする
前述のように、問題ランクBとCの間にはやや難易度の差があります。そのため、まずはランクAとBの問題を優先して取り組み、解けるようにしておきましょう。ランクCについては、志望校のレベルや残りの学習時間を踏まえて取り組むかどうかを判断するとよいです。
使う時期はさまざま
典型的な計算問題が頻出する大学や、試験時間が短い大学を受験する場合は、最初から化学計算問題の必修解法120に取り組んでも問題ありません。また、他の問題集で学習を進めてるものの、計算問題の定着に不安がある場合にも有効です。本番に向けて解法を身につけるために、非常に役立つ一冊だと思います。
参考書も併用する
理論化学では計算問題が中心ですが、正誤問題や空所補充のような知識を問う出題も見られます。したがって、知識のインプットには参考書も必要です。必ず問題集と参考書をセットで使うようにしましょう。
似た問題集・参考書と比較
化学 計算問題エクササイズ
こちらも化学の計算問題に特化した問題集で、例題90問・類題190問という構成です。同じタイプの問題を大量に演習することで、解法を完全に身につけるというコンセプトになってます。
化学計算問題の必修解法120は比較的網羅性がありますが、化学計算問題エクササイズでは、酸化還元や電気分解といった単元がカバーされてません。網羅性の観点では化学計算問題の必修解法120の方が上です。
ただし、化学計算問題エクササイズは似たような問題を大量に用意してるため、1問だけでは解法が定着しにくい場合にはこちらが適しています。事前に、取り組みたい単元が掲載されてるかを確認しておきましょう。
最重要知識のスピードチェック
最重要知識のスピードチェックは計算問題特化ではありませんが、解き方に重点を置いてる点では共通してます。計算に加えて知識も扱ってるのが特徴で、難易度は最重要知識のスピードチェックの方が易しめです。冊子自体は薄いですが、内容は密度が高く、特に理論分野よりも無機・有機での使用をおすすめします。
まとめ
化学計算問題の必修解法120は、計算特化型の問題集として非常に優れてます。志望校の入試に計算問題が多く、試験時間が短い傾向がある場合には、ぜひ活用を検討してみてください。
化学のおすすめ勉強方法
参考書を活用する
化学は、理系科目の中でも独学しやすいです。近年の化学の参考書や問題集は、幅広いレベルのものが揃ってます。しかし、数が多すぎて、なかなかレベルに合ったものを選ぶことが難しくなってます。以下の記事を読んで、適した参考書や問題集を選んで勉強してみましょう。
化学のおすすめ勉強方法
スタディサプリを活用する
化学のほとんどの講座を受講しましたが、これは激推しです。百聞は一見に如かず。無料のお試し期間があるので、ぜひ一度受講してみてください。スタサプの化学の担当講師は、駿台でも教鞭をとり、化学の参考書・問題集の著者でもある、坂田薫先生です。


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