女児の体触った小学校教諭に有罪判決 「担任が職務中に犯行」と非難

上保晃平
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 不同意わいせつ罪に問われた小学校教諭の戸倉裕介被告(38)=東京都新宿区=に対し、東京地裁立川支部(中島経太裁判官)は11日、懲役3年執行猶予5年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。

 判決によると、戸倉被告は5月7日ごろ、都内にある小学校の教室で、担任していたクラスの女児(当時7)の下着に右手を入れて体を触った。

 判決は、被告が4月の着任後、児童らがひざの上に頻繁に乗ってきて悩んでいたなどと弁明したことに対し、そうであっても強い自制が求められると指摘。「女児を預かる立場にあったにもかかわらず、職務中に犯行に及んだ」と強く非難した。一方、常習性が著しいとはいえないなどとして、「社会内で更生に努める機会を与えるのが相当」と判断した。

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この記事を書いた人
上保晃平
立川支局|事件・裁判担当
専門・関心分野
社会保障、障老病異、社会思想