自宅の庭に2遺体、50歳無職の男を遺棄容疑で逮捕 70代の両親か

真常法彦 佐藤道隆
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 自宅の庭の穴に2人の遺体を埋めたとして、滋賀県警は10日、大津市稲津3丁目の無職、端野和也容疑者(50)を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。

 県警によると、容疑者と同居していた70代の両親と連絡がとれておらず、県警は遺体は両親の可能性があるとみて調べている。

 県警は11日午後、端野容疑者を同容疑で大津地検に送検した。

 捜査1課によると、2人の遺体は庭に掘られた穴に近接して埋められていた。ほぼ白骨化し、少なくとも死後数年経っているとみられるという。今後司法解剖で死因や死亡時期を調べる。

 この家には端野容疑者とその父親(78)、母親(73)の3人が住んでいたとみられる。

 大津市役所から2日、「(端野容疑者の)両親の安否がわからない」と大津署に相談があり、10日朝から端野容疑者宅を捜索。午後7時半ごろに庭から遺体が見つかったという。

 現場は京阪石山寺駅から南東に約3キロの住宅街。

 近くに住む男性(83)は5日ほど前に端野容疑者を見かけたという。「いつもスクーターのようなバイクに乗って出かけている。しっかり話したことがないので、どんな人かは分からない。きれいな家という印象。どうしてこんなことが起きたか分からないので、怖いですね」と話していた。

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この記事を書いた人
真常法彦
大津総局|滋賀県警担当
専門・関心分野
事件、事故、調査報道、人権問題