民家で住人の70歳男性が死亡 頭から出血、殺人事件視野に捜査 京都府警

住民の男性が死亡した民家(手前右)=9日午後、京都市山科区
住民の男性が死亡した民家(手前右)=9日午後、京都市山科区

9日午前7時20分ごろ、京都市山科区勧修寺西金ケ崎の2階建て民家から「父の自宅を訪問したところ父が血だらけで倒れている」と110番があった。駆け付けた京都府警山科署員が1階の和室で頭から血を流して倒れている男性を見つけ、その場で死亡を確認した。府警は殺人事件も視野に捜査している。

府警によると、死亡したのはこの家に住む団体職員、田中滋さん(70)。頭を鈍器のような物で殴られたとみられ、司法解剖をして死因を調べる。現場から凶器は見つかっていないという。

田中さんは60代の妻、30代の次男との3人暮らし。署員が駆け付けた際、次男は2階の一室におり、妻は民家を訪れていた長女とともに2階の別の部屋にいた。府警は家族内のトラブルも視野に、家族から事情を聴いている。

現場は京都市営地下鉄東西線小野駅から北西に約900メートルの住宅街。

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