ひやむぎをカレーにつけて食べてみた
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文学フリマで新刊のおまけで「ろろふ この世」というペーパーを作った。
この世界すべてを対象にしたるるぶを想像して2ページと表紙だけ作った。
見よう見まねで作ったがるるぶほどの密度にならなかった。雑誌のレイアウトってめちゃくちゃたいへんですね。
で、これを作るために何冊かるるぶを買って気づいたが、るるぶ表紙の文字ってすごくいいのだ。
手描きの弾んだ文字で地名が書かれている。
線の間隔がぎゅうぎゅうでもなくすかすかでもなく、太さも一定じゃないあやういバランスで成り立っている。
ぐっときたところを拡大してみると…。
・志摩の「摩」のなかの「林」のかわいさ(林なので林の文字が飛び込んでくる)
・和歌山の「山」がまさに山(「歌」も楽しげ)
・びわ湖の「び」の右側のくねっとしてるところはおどけてる(ドにも見える)
・「みなかみ」の文字列はかわいい
学級新聞のタイトルとかで頑張って書いた袋文字のような良さがある(でも絶対プロの仕事)。まんがの擬音の書き文字っぽいのかもしれない。そんな文字で「びわ湖!」って書かれたら楽しいに決まってる。
旅の楽しさが溢れている。
るるぶの表紙がこんないい文字だとは気づかなかった。Amazonでるるぶの表紙だけ眺めていても楽しい。
そして冒頭のペーパーの話に戻るが、この表紙の文字リスペクトで「この世」と書いてみた。