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辛い生理で幼馴染の春千夜に当たっちゃう話。/Novel by らむ子

辛い生理で幼馴染の春千夜に当たっちゃう話。

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まだ付き合ってない。両片思い。

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お腹は痛いし、頭も腰も痛いし、寒気もあって、体がそんな調子だから気持ちまで寂しくて、心許ない。

こんな辛い生理は久しぶりだ。

幼馴染の三途春千夜の嫌味ぐらいいつもなら軽く流せるのに、

「うるさい!」

と吐き捨てて自室のベッドに潜り込んだ。

「春の馬鹿〜〜。」

やってしまった。
春はなにも悪くない。
ただの八つ当たりだって自分でもわかる。

だけど好きな人には些細な変化でも気にかけて欲しい乙女心もわかってほしい。

なんて考えてるうちに、昨晩、痛みでまともに眠れてなかった私は寝落ちしていた。

私の願望の表れなのか、夢の中の春はいつもより優しい目をしていた。

「大丈夫か?」

って聞いてくれるから安心した私は弱音も言えた。
優しい手つきで涙を拭ってくれた感覚は妙にリアルだった。

しかしそれも束の間、痛みでまた目が覚める。

「……春の馬鹿。」

思い出したら泣けてきた。

「誰が馬鹿だって?」

「え!?いつから来てたの!?」

ベッドに腰掛けている春。

「さぁな。泣きながら寝てたけどそんなに嫌だったかよ。……悪かったな。」

「えっ。」

春の口から謝罪の言葉が出たことに驚いていると、

「なんだよ。オレだって悪いと思ったら謝るわ。」

「春ぅ〜〜〜。違うの、春は悪くないよ。生理で体調悪くて、八つ当たりしてごめんなさい。でも意地悪言われたのは嫌だった。」

「悪かった。」

「春の手きもちい。」

優しく頭を撫でてくれているのは、都合の良い私の幻覚か、もしくは夢の続きだろうか。

「まだここにいてね。」

「ん。」

「春…?」

「いるから寝れば。」

言葉や言い方はぶっきらぼうだけどやっぱり春は優しいんだな。

「大好き……。」

春の存在に安心したら、またすぐに眠気が襲って、

「オレも。」

優しい表情でなんて言ったかまでは聞き取れなかったから、目が覚めたらもう一度、春の言葉で聞かせてね。

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