震える手で「特技は外科オペ」 白衣着た自称・京大卒医師の本当の顔
毎日新聞
2025/12/11 05:30(最終更新 12/11 05:30)
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その男性は手が震え、つえをつきながら採用面接に現れた。
大阪の繁華街・北新地にある、がん治療クリニック。院長を務めていた医師が東京で開業することになり、後任を探していた。関係者の紹介でやってきたのが男性だった。
クリニックを経営する医療法人の男性理事長らは、資質や人柄を見極めようと向き合った。
男性は冗舌だった。
「私が開発したワクチンは、すべてのがんに効きます」
不自由な手で書いたであろう履歴書に、理事長は視線を落とした。男性が歩んできた、華々しいキャリアが書き並べられていた。
すぐに採用が決まり、男性は院長に就いた。白衣をまとい、看護師らを率い始めた。
その白衣の裏の姿――。実は医師の資格はなく、経歴も真っ赤なうそで塗り固められていた。
男性は数々のうそを重ね、クリニックでがん患者らの診察に携わり始めました。勤務態度は真面目な一方、医師であることに疑問を抱かせる不可解な言動も。警察の捜査で、思わぬところから真相が明らかになります。
男性は…
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