部外者は青春の世界で図書館の夢を見るか?   作:何様だって!?部外者様だよ!!

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今回アウトサイダーくんがオズワルド節で喋りますが、「オズワルドはこんなこと言わない!」とかそう言うのあっても、中身アウトサイダー君なのでお兄さん許して!!









第十九幕:軽い3億、重い空気

さて、作戦はこうだ。俺が電源を物理的にぶった斬って停電させたところに、覆面水着団が突撃して強盗をかますらしい。せっかくオズワルドになったのにお披露目は無しですか...?

まぁさっさと停電させてみんなと合流するか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陸八魔アルは苦悩していた。

依頼主からのプレッシャー、お金がないという現実、その両方に。

なんとか銀行から融資を受けようとするが、ペーパーカンパニーを疑われ、日雇いを勧められ、自分の想像するアウトロー像から遠ざかって行っているような気がしたからだ。

 

(何よこれ、情けない......キヴォトス1のアウトローになるって心に決めたのに、私は......融資だのなんだの...こんなつまらないことにばかり悩まされて......私が望んでるのはこんなのじゃない、何事にも恐れず、何事にも縛られない、ハードボイルドなアウトロー...そうなりたかったのに......)

 

バチン!!

 

 

「何事ですか!?て、停電!?」

「誰の仕業ですか!パソコンも落ちてるじゃないか!」

「非常電源が付くはずだ!落ち着け!」

 

 

ダダダダダダダダダダダダダダッ‼︎

 

暗闇の中で銃声が響き、しばらくすると電気がつく。

 

 

「全員その場に伏せて!持ってる武器は捨てて!」

 

「言うこときかないと、酷い目に遭いますよ☆」

 

「あ、あはは...みなさん...ケガしちゃいけないので...伏せてくださいね...」

 

「くんくん、ここは山ほどのイカスミの匂いがしますね?こんな青い石鹸とサクラの花びらを混ぜた様な舞台にこんな場所があるとは驚きですね!」

 

電気がついて現れたのは、5人の覆面女子と、一人の大人と、一人のピエロだった。

 

「ぎ、銀行強盗!?とピエロ!?」

 

「緊急事態発生!繰り返す、緊急事態発生!」

 

「うへー、無駄無駄〜、外部に通報できる警備システムの電源は落としちゃったからね〜」

 

「ええん!薄情者ぉ!私たちの公演を見て行きたくは無いのですか!?」

 

「なっ、何だこのピエロは!?」

 

「ほらっそこ!伏せて!下手に動くとあの世行きよ!」

 

「みなさん、お願いだからジッとしててください...あうう...」

 

「うへー、ここまでは計画通り!次のステップに進もう〜!リーダーのファウストさん!指示を願う!」

 

「えっ!?えっ!?ファウストって、わ、私ですか?リーダーですか?私が!?」

 

「今回は人魚さんも刃さんも居ませんから、私も団員ですね〜!」

 

「リーダーです!ボスです!ちなみに私は...覆面水着団のクリスティーナだお♧」

 

「うわ、何それ!いつから覆面水着団なんて名前になったの!?それにダサすぎだし!あとあんた!その謎の口調どうにかならないの!?」

 

「酷いっ!これはれっきとしたミントのような喋り方なんですよ?」

 

「あーもう意味わかんない!!」

 

「うへー、ファウストさんは怒ると怖いんだよー?いうこと聞かないと怒られるぞー?」

 

「あう...リーダーになっちゃいました...これじゃあ、ティーパーティの名に泥を塗る羽目に...」

 

「遠慮しないでくださいファウストさん、私たちと一緒に、トウガラシとハバネロのような公演を繰り広げてみましょう!!」

 

「ど...どういうことですか?」

 

"表現が独特だね..."

 

「監視カメラの死角、警備員の動線、銀行内の構造、全て頭に入ってる。無駄な抵抗はしないこと。さぁ、そこのあなた、このバッグに入れて。少し前に到着した現金輸送車の...

 

「ひいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!許してくださいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」

 

「...完全に怯え切ってて話を聞いてくれない」

 

え?確かここでは怯えながら現金一億と集金記録をバッグにぶち込んでくれるはずだったんだが...これもバタフライエフェクトってやつか?...念の為オズワルドコアを用意しておいて良かったな...

 

「おやおや〜、これは私の出番ですかね?」

 

「何をするの?」

 

さて、読者の皆様に補足をしておくが、このブルーアーカイブの世界はカードバトル型シュミレーションRPGの世界ではないため、その世界にある図書館の力もバトぺやコアペの機能だけに囚われず様々なものを使うことができる。例えばゼホンのコアページならやろうと思えば人形を作ることもできるし、プルートのコアページならあの黒い契約書を生み出すことも可能だ。

 

「私も貴方も皆道化師!さあ、あなたがショーのために必要なんですよ〜?」

 

そう言いながら誘うように右手を銀行員に差し出す。

 

「...え?しゃ、社長?」

 

「ええそうですとも!えーと確か必要なものは何でしたっけ?狼さん」

 

「現金輸送車の集金記録」

 

「ええそうでしたそうでした!頭にバラの釘でも刺しておきたい気分ですねー!道化師さん、集金記録を用意できますか〜?」

 

「はっはい!直ぐに持ってきます!!」

銀行員が奥へバッグを持って引っ込んでいった

 

 

「...何をしたの?」

シロコが尋ねる

 

「はは!ははは!!そんなつまらないことが聞きたいんですか?実にくだらない!大事なのはあの道化師さんが、私達のためにショーをしてくれることでしょう?!」

 

「よく分からない...」

 

奥から銀行員が出てくる

 

「はいっ!こちらに現金も債券も金塊も詰めておきましたので!!」

 

「いや、集金記録を...」

 

「はい!そちらもしっかりと詰めております!!」

 

「あ......う、うーん......」

 

「あの、シロ...い、いや、ブルー先輩!ブツは手に入った?」

 

「あ、う、うん、確保した」

 

「それじゃあ、残念ながら今日はここでショーは閉幕ですかね〜?」

 

「そうだね〜、逃げるよー!全員撤収!」

 

その声を合図に覆面水着団+ピエロと大人は銀行から素早く撤退していった。

 

「や、奴らを捕えろ!道路を封鎖!マーケットガードに通報だ!」

 

「...あれ、社長は?」

 

「お前いつまでそんなこと言ってるんだよ!!サッサと奴らを捕らえるぞ!!」

 

 

 

........................................................................................

 

 

 

「ここまで来れば大丈夫よね?」

セリカが覆面を脱いで聞く

 

「追っ手が来るだろうしのんびりもしてられないよ〜?」

 

「そろそろ道路が封鎖されるはずなので...できるだけ早く離れないと..,」

 

「こっち、急いで。」

シロコが覆面を脱がずに言う

 

「あの、シロコ先輩...覆面脱がないの?邪魔じゃない?」

 

「天職を感じたというか、体の一部みたいになっちゃって、もう脱ぎたくないんじゃなーい?」

 

「シロコ先輩はアビドスにきて正解だわ...」

 

そんなおちゃらけた会話をしながら、封鎖地点を突破する。

 

「名残惜しいですが、今回のショーはこれでおしまいですかね〜?」

 

「アンタいい加減その喋り方と覆面やめなさいよ!聞いてるこっちがおかしくなりそうなんですけど!!」

 

仕方がないのでオズワルドの戦闘表象とコアページを外す。

 

「オズワルドのこれ結構楽しかったんだが...」

 

「ってあんた!顔!」

 

「は?」

 

そういえば仮面をつけてる感覚がない。そういえば戦闘表象つける時に仮面外して...図書館に収納して...

 

「傭兵王って男の人だったんですか!?」

 

「うへ〜、そうなんだよね〜」

 

「だから一向に顔を見せようとしなかったんですね...」

 

やべぇ仮面どこだ!?もしかしたらオズワルドのコアペとセットでポロッと出てこないか!?コアペ装着!!

 

カランと何かが落ちる音がした。

 

「よっしゃ見つけた!」

 

"だいぶ今更な気がするけど..."

 

「言わないでくれ先生」

 

アウトサイダーがまたもや顔バレをしたところでアヤネから通信が入る

 

「封鎖地点を突破しました。この先は安全です。...本当にブラックマーケットの闇銀行を襲っちゃうなんて...」

 

「俺でもやらなかったことだからお前ら普通に凄いよ。ブラックマーケットの歴史の一ページに載るだろうなこりゃ」

 

「そういやシロコちゃん、集金記録の書類はちゃんと持ってるよね?」

 

「う、うん、バッグの中に」

 

シロコがバッグを開く。中には札束やら金塊やらが山ほど入っていた。

 

「なんじゃこりゃ!?...カバンの中に...札束や金塊が...!?」

 

「シロコ先輩、色々盗んだの!?」

 

「ち、違う...目当ての書類も、ほらここにある。このお金は、アウトサイダーから変なことされた銀行員が勝手に入れただけ...」

 

「アウトサイダー、どういうこと〜?」

 

「銀行員の奴が怯えて話を聞いてくれなかったからちょいとイタズラしただけよ」

 

「どういうイタズラしたら金塊や札束がカバンに入れられるのよ!?」

 

「まぁあのピエロの格好...オズワルドって名前なんだが、特殊能力があってな。他者の欲望をねじれさせて具現化させることが出来るんだ。それを銀行員に使って欲望の対象を俺に付与したって訳。」

 

"普通になにそれ..."

 

「まぁあの銀行員の場合は社長とか言ってたから出世欲とかがあったんじゃないかなとは思ってる」

 

「しっかし...どれどれ...うへ、札束だけで軽く一億はあるね、本当に5分で一億稼いじゃったよ〜」

 

「金塊も含めたら軽く三億はあるだろうな、それに債権もあるからまだ額は上がっていくだろう」

 

「やったぁ!何ぼーっとしてるの!運ぶわよ!」

 

セリカがバッグを運ぼうとした時、アヤネが口を挟み口論になるが、最年長であるホシノの言葉で皆の意見がまとまっていった。

 

「こんな方法に慣れちゃうと...ゆくゆくは、きっと平気で同じことをするようになるよ。そしたら、この先ピンチになった時...『仕方ないよね』とか言いながら、やっちゃいけないことに手を出すと思う。そうやって学校を守った所で、何の意味があるのさ〜」

 

「「「「...」」」」

 

「こんな方法を使うくらいなら、最初からノノミちゃんが持ってる燦然と輝くゴールドカードに頼ってたはず〜」

 

「私もそう提案しましたが、ホシノ先輩が反対されて...先輩の気持ち、わかります。いくら頑張ったって、きちんとした方法で返済しない限り、アビドスはアビドスじゃ無くなってしまう...」

 

「うへ、そういうこと。だからこのバッグは置いていくよ。必要なのは書類だけ。これは委員長としての命令だよ〜」

 

「そうか、じゃあこのバッグは俺が貰おう」

 

「「「「「"!?"」」」」」

 

"アウトサイダー、それは..."

 

「ちょーっとそれは見過ごせないかな〜?」

 

「先生、小鳥遊、俺はカスだから同じカス共の金を使うのに躊躇いなんてないし、お前らみたいに守るべきもんも無い。金が足りなくなったらまた一人で銀行強盗だってする。それが傭兵、それがブラックマーケット、それがアウトサイダーだ。覚えておいてくれ」

 

「後輩たちの教育に悪いからやめてほしいんだけどな〜...」

 

え?何でいきなりこんなことをしでかしたのかって?最近好感度が少し上がってきてる気がしたからここら辺で叩き落としとかないとなってね...

 

「お前らは一つ勘違いしてるようだから言っておくが、俺は今ノリでアビドス側についているっちゃいるが、本質は傭兵だ。悪辣で、最低で、どうしようもない、な。信用に値する存在じゃないって事を忘れるなよ」

 

「...」

 

「...」

 

「...」

 

「...」

 

「...」

 

「...」

 

"..."

 

そうして重苦しい空気のまま、アビドス一行はブラックマーケットを抜け出すのだった

 

 

 

 




あ、ちなみにアウトサイダー君はこれからもそこそこな頻度で顔バレ男バレさせていく予定です()

本日のページ

オズワルドのページ

体力 102 混乱抵抗値 53


6普通  6抵抗
8抵抗  8普通
7普通  7普通


パッシブスキル

6 速度3 速度ダイススロット+1。感情レベルが3以上の時、追加で速度ダイススロット+1(重複不可)

3 ヌオーヴォ生地  攻撃で受けるダメージ・混乱ダメージ量を1-2減少

4 華麗な公演  反撃を除外し、ダイスの種類が3種類以上あるバトルページを使用時、そのページの全ダイス威力及びダメージ量+1

次アウトサイダーが本気で暴れる時のコアペ(残響楽団は盛り上がりそうな奴らを抜粋)

  • もう一回黒沈!!Furioso使って!!
  • シャオ!!饕餮ぶちかませ!!
  • ねじヤン!施錠!不吉な烙印!ねじれた剣!
  • むらなみ!!幻影乱舞見たい!!
  • ニコライ!!処分!!
  • ミョ!!凶暴な刃!!
  • マキシム!!大地強打!!
  • ルドルフ!!精神粉砕!!
  • フィリップ!!燃えたぎると絶望の灼熱!!
  • グレタ!!タックルマウントで潰せ!!
  • ターニャ!!暴力を示す!!
  • ゼホン!!オートマタで鉄の人形!!
  • エレナ!キヴォトス人から血は吸えるのか?
  • 人差し指代行者!!解禁って綺麗だよね!!
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