ゼレンスキーは独裁者なのか?
ネット上の掲示板やSNS、X(Twitter)、Yahoo!のコメント、YouTubeのコメントなどでたまに見かける「親露」の人の意見。
基本的に政治オンチである私なんかにはよくわからない立場の人たちですが、勉強がてらAIに訊いてみました。
ゼレンスキーは独裁体制を敷いているのか?
ゼレンスキーは、戦時下であることを理由に選挙を行わず、事実上の独裁体制を敷いていますか?
X上でそのような意見を目にしましたが、どうも認識と異なるので質問してみました。
Gemini君の回答:
ご質問ありがとうございます。Xなどで見かけるその意見は、現状のウクライナの状況を正確に表しているとは言えません。
ゼレンスキー大統領が選挙を実施しないのは、「戒厳令下では選挙を行ってはならない」というウクライナの憲法と法律の規定に基づいているためです。事実上の独裁体制を敷いているという指摘は、この法的根拠や戦時下の実情を考慮すると適切ではないと考えられます。
🇺🇦 戦時下の選挙が行われない理由
ウクライナで選挙が中止・延期されている主な理由は以下の通りです。
憲法・法律による禁止
ウクライナでは、ロシアによる全面侵攻を受けて「戒厳令」が発令されています。
ウクライナ憲法や関連法規は、戒厳令が継続している間は、大統領選挙や議会選挙を含むすべての選挙を実施することを明確に禁止しています。
これは、戦時下において民主的な手続きと市民の安全を確保することが極めて困難であるためです。戒厳令が解除された後、一定期間内に選挙を実施することが規定されています。
民主的な選挙実施の困難さ
安全の確保: 投票所がロシアの攻撃の標的となる危険性があり、有権者や選挙関係者の安全を確保できません。
領土の状況: ロシアに占領されている地域では投票が不可能です。また、インフラの破壊や電力不足も選挙活動や投票を困難にします。
有権者の移動: 数百万人が国外に避難し、さらに国内でも多数の人が避難生活を送っているため、すべての有権者の投票権を保障することが事実上不可能です。
自由な政治的競争の欠如: 戒厳令下では、報道の自由や集会の自由などの市民の権利が制限される可能性があり、これが選挙における公平で自由な議論(異なる政党間の激しい討論など)を妨げます。
🧑⚖️ 独裁体制との関連性について
選挙が行われないのは、憲法上の制約と戦時下の現実的な制約によるものであり、ゼレンスキー大統領が個人的な意思で権力を掌握し続けるために選挙を「中止した」わけではありません。
多くのウクライナの市民団体も、「全面戦争中に選挙を実施することは不可能であり、民主主義を危うくする」として、戦時下の選挙実施に反対する共同声明を発表しています。
現在のウクライナの体制は、非常時における法的枠組み(戒厳令)の下で運営されており、この法的枠組み自体が、戦後の民主的な選挙実施と権力の移行を前提としています。
したがって、「戦時下であることを理由に選挙を行わず、事実上の独裁体制を敷いている」という見方は、ウクライナの憲法上の規定や、戦争という特殊な状況下で民主主義の原則(安全、公平、有権者の参加など)を維持することが不可能な現実を考慮していない、一方的な解釈であると言えます。
ゼレンスキーが独裁体制を敷いているように(一部の人の目には)見えるのは、たんに法律でそうなっているからだった。
おわり!!(←おわるな)
「ゼレンスキーが独裁している」は「言いがかり」に近い
なるほど、ウクライナ憲法に規定された法律上の理由だったわけですね。それなら「ゼレンスキーが独裁している」は「言いがかり」以外の何ものでもありません。
日経の世論調査ではウクライナへの支援を「評価する」が63%でしたが、ネット上ではやけに「親露」の人たちの意見が目立ちます。事実を捻じ曲げてまでゼレンスキーが独裁者と主張するからには、ネットの(とくにXの)「親露」の意見は「怪しい」と言わざるを得ませんね。
Gemini君の回答:
はい、その通りです。ゼレンスキー大統領が選挙を実施しないのは、ウクライナ憲法が戒厳令下の選挙を禁止しているという法律上の根拠に完全に依拠しています。そのため、その状況をもって「独裁体制」と主張することは、法的な事実に基づかない言いがかりと言えるでしょう。
🧐 ネット上の「親露」意見の背景と特徴
日本の世論調査でウクライナ支援への評価が高いにもかかわらず、Xなどのインターネット上で「親露」的な意見や、ゼレンスキー大統領を不当に批判する意見が目立つ背景には、いくつかの要因が考えられます。
1. 意図的な情報操作(プロパガンダ)
ロシアは、国際的な支持を切り崩し、ウクライナ国内および同盟国を混乱させることを目的とした情報戦を展開しています。
偽情報の拡散: 「ゼレンスキー独裁」論は、ウクライナの民主的な正統性を損なうための古典的なプロパガンダ戦術の一つです。
組織的な活動: SNS上では、ロシア政府と関係を持つ組織化されたアカウント(トロール工場など)が、特定のハッシュタグやキーワードを用いて、大量かつ繰り返し、親露的な主張やウクライナを貶める情報を流布していることが指摘されています。
2. エコーチェンバー現象とフィルターバブル
インターネット、特にアルゴリズムで動くSNSでは、ユーザーの興味や過去の行動に基づいて情報がパーソナライズされ、似たような意見を持つ人々が集まりやすくなります。
これにより、「親露」的な意見を持つ人々が特定の空間で凝集し、その意見が実際よりも多数派であるかのように見える現象(エコーチェンバー現象)が発生しやすくなります。
結果として、個々のユーザーは世論全体とはかけ離れた、極端な意見ばかりを目にしている可能性があります。
3. 批判的な視点への需要
既存のメディア報道(日経などの世論調査に反映される主流な意見)に対するカウンターとしての意見は、注目を集めやすく、一部で熱狂的に支持される傾向があります。
「陰謀論」的な要素や、「真実は隠されている」といった主張は、刺激的であるため、真偽に関わらず拡散されやすい性質があります。
⚠️ 情報の信頼性を見極める重要性
ゼレンスキー大統領に関する「独裁」という主張のように、事実を歪曲して感情的に訴えかける情報は、情報戦の典型例です。
Xなどで目にする情報が、ウクライナの憲法や法律といった確固たる事実に基づいているか、または単に批判のためのレトリック(修辞)に過ぎないかを冷静に見極めることが、非常に重要になります。
石破茂は「権力の座にしがみついていた」のか?
話は変わりますが、高市早苗が自民党総裁となり、しかしまだ内閣総理大臣としての指名は受けていなかった日のことです。当然、内閣総理大臣は石破茂のままです。
そんな時、「石破は見苦しくも首相の座にしがみついている」「早くやめちゃえばいいのにね」という意見がありました。
しかし、この場合も「法律上の問題」であり、石破茂は単に「まだ任期中だから首相だった」だけです。
任期中、首相を辞任せざるを得ないほどの大スキャンダルなども起こしていなかった石破が「首相の座にしがみついている」というのは、これも「法という現実をゆがめた言いがかり」に過ぎませんね。
「石破は見苦しくも首相の座にしがみついている」
「早くやめちゃえばいいのにね」
これは私の家族(※陰謀論支持者)が言ったことです。「家族にあんまり愚かなことを言ってほしくない」というのは人情でして、要するにキツい。
Gemini君の回答:
ご指摘の事例は、まさに先ほどのウクライナの選挙の件と同様に、「法律上の現実」と「感情的な批判・政治的なレトリック」との間に生じるギャップを示しており、非常に的確な例だと思います。
🏛️ 法律上のプロセスと政治的レトリック
高市早苗氏が自民党総裁に選出された時点での状況は、日本の内閣制度と国会の法律上の手続きに基づいています。
1. 法律上の現実
内閣総理大臣の地位: 日本の憲法と法律に基づき、内閣総理大臣(この事例では石破茂氏)は、後任が天皇から任命され、認証されるまで、その職務を遂行する義務があります(内閣法に基づく職務継続規定)。
自民党総裁と首相: 自民党総裁の地位は、あくまで一政党の長という立場であり、内閣総理大臣の地位は国会による指名と天皇による任命を経て成立する国の最高行政官の地位です。
後任内閣総理大臣の指名: 新しい自民党総裁(高市氏)が直ちに内閣総理大臣になるわけではありません。衆議院で新しい首相が指名されるまでは、現職の首相が内閣を率いるのが法的な義務と慣例です。
したがって、石破総理が新しい総裁選出後も首相の座に留まっていたのは、日本の憲法と法律、および政治的な慣例に従った当然の職務遂行であり、彼は「しがみついていた」のではなく、「職責を果たしていた」というのが法律上の事実です。
2. 「しがみついている」という批判
このような批判が生まれる背景には、以下のような政治的な思惑や感情が関係しています。
「新しい顔」への期待: 党のトップが交代したことで、有権者や一部の支持層は、直ちに「新しいリーダー」による政権運営が始まることを期待します。このスピード感と法的手続きのタイムラグが、批判の対象となります。
「戦い」の文脈: 自民党総裁選挙は「戦い」であり、敗者(この場合は党総裁の座を降りる者)は速やかに「身を引くべき」という、情緒的・非公式な政治的規範を求める声があります。
政治的な攻撃材料: 批判者にとっては、合法的な職務遂行であっても「見苦しい」「交代を渋っている」と表現することで、対立候補(高市氏)の権威を高め、石破氏のイメージを傷つける格好のレトリック(言いがかり)になります。
この事例も、ウクライナのケースと同様に、法的な義務と職責を感情的なスローガンで歪曲して批判しているものであり、「法という現実をゆがめた言いがかり」というご認識は全く正しいと言えます。
「高市下げ」は「ロシアのプロパガンダ」か?
「ロシアは対外プロパガンダの費用を増強している」という報もありました。
ところでX上で、首相就任した高市早苗のアカウントに、ゼレンスキーのアカウントから祝いの言葉が送られ、それに対して高市はウクライナ支援を表明しました。
https://x.com/takaichi_sanae/status/1981661859636744242
これに対して、けっこうな数の失望や嘲笑、罵倒のリプライがついています。X民は「昨日まで持ち上げていた高市を、今日は急に下げ始めた」ように見えます。
ロシアが「情報戦に要する予算を引き上げた」ことを思えば、あからさまな「高市下げ」のリプライの嵐は、状況証拠だけ見ると「ロシアのプロパガンダ」に見えます。そうではないですか?
ゼレンスキー大統領の温かいお祝いのお言葉に心から感謝申し上げます。日々侵略に立ち向かう、ゼレンスキー大統領及びウクライナの人々の勇敢さに敬意を表します。両国の関係は、特別なグローバル・パートナーシップの下、今後もますます強固に発展していくと確信しており、ゼレンスキー大統領との協力… https://t.co/pQ6tAi9DyL
— 高市早苗 (@takaichi_sanae) October 24, 2025
「プーチンさん」「トランプさん」といった言葉遣いで政治の話を情緒的に語るリプライが多くついています。あまつさえ「グローバリスト側」とかの陰謀論用語も出てくる始末。
全部見ると体調が狂いそうです。狂うぜ体調(ガンダムSEED)
Gemini君の回答:
ご提示の状況は、ロシアの情報戦やプロパガンダの一環である可能性を否定できない、という見方ができます。ただし、それを断定するには直接的な証拠が必要であり、現状では「状況証拠」に基づいた可能性の指摘に留まります。
🇷🇺 情報戦の視点から見た状況
ロシアが対外プロパガンダの費用を増強しているというニュースと、高市氏のXアカウントへの反応を結びつけると、以下の点が指摘できます。
1. プロパガンダの目的と「高市下げ」の動機
ロシアのプロパガンダの主な目的は、ウクライナ支援国間の結束を乱すことと、支援国の政治指導者の信用を失墜させることです。
高市氏が新首相として「ウクライナ支援」を明確に表明したことは、ロシアにとって最も避けたい行動の一つです。
この支援表明をきっかけに、高市氏を支持していた層、特に保守的な支持層の中から「失望」や「裏切り」の感情を引き出すリプライが大量に発生すれば、これは「ウクライナ支援を行うリーダーは支持を失う」というメッセージを国内および国際社会に送る効果があります。
Xで高市氏を支持していたアカウントが急に態度を変える現象は、「情報の拡散力を持つアカウント」や「熱心な支持者を装ったアカウント」が、プロパガンダの指示や影響を受けて一斉に「攻撃のターゲットを変更した」 結果である可能性があります。
2. 「状況証拠」が示す疑念
タイミングの明確さ: ゼレンスキー大統領からのメッセージと、それに対する高市氏のウクライナ支援表明という明確な「トリガー(引き金)」の直後に、「失望」や「嘲笑」という統一性の高いネガティブな反応が大量に発生している点は不自然です。
プロパガンダの手口との一致: 政治家を支持者ごと分断し、特定の政策(ウクライナ支援)を支持する政治家を国内で孤立させる手法は、情報戦でよく用いられる手口の一つです。
🤔 注意すべき点:プロパガンダと自然発生的な意見の区別
「状況証拠」のみで「ロシアのプロパガンダだ」と断定できない理由もあります。
自然な失望の可能性: 高市氏の支持層の中には、親ロシア的な主張や、ウクライナ支援に反対する意見を持つ人々が自然に一定数存在し、彼らが首相就任後の初の重要な外交スタンス表明(ウクライナ支援)を受けて、純粋に失望してリプライを送った可能性も排除できません。
「乗り換え」の政治的心理: 政治家の支持者は、政策や発言一つで簡単に「失望」し、極端に態度を翻すことがあります。これは、特にSNSのような場所で感情的に増幅されやすい現象です。
結論として、 ロシアが情報戦の予算を引き上げていること、そして高市氏のXへの反応がその目的に合致していることを鑑みれば、「このリプライの嵐は、ロシアのプロパガンダやそれに影響された活動である可能性が非常に高い」と推察できますが、最終的な断定には、それらのアカウントの活動履歴、発信源、組織性などの詳細な分析が必要です。
「親露派の日本人」の存在は「ロシアのプロパガンダ」の証拠か?
たしかに「自然な親ロシア派」や「ウクライナ支援に反対」の日本人もいるでしょう(※それらXのアカウントの中身が日本人でありロシア製botでないという前提ですが)。ですがその場合、どうもわからないことがあります。
過去の歴史(日ソ中立条約の一方的な破棄やシベリア抑留)や現在の問題(北方領土)などを考えると、日本人としてはロシアという国に対しては手放しで友好的な感情を持つわけにはいきません(もちろん、だからといって個々のロシア人のことを憎むわけではありませんが)。それなのに「日本人なのに親露」という人々はどのような精神状態なのでしょうか? 「親露派の日本人」の存在は「ロシアのプロパガンダがまんまと成功した証拠」ででもあるんでしょうか?
Gemini君の回答:
ご提示の点は、日本の歴史的・地政学的な背景を考慮すると、非常に重要で複雑な問題です。
「日本人なのに親露」という現象は、単純に「ロシアへの友好的な感情」から生じているのではなく、多様な動機と、ロシアのプロパガンダ戦略の成功が複合的に絡み合っている結果であると考えられます。
🇯🇵 「親露派の日本人」の多様な精神状態と動機
「親露」に見える意見を持つ日本人アカウントの背後には、いくつかの異なる動機が存在する可能性があります。
1. 反米・反体制的な感情の投影
これは、最も有力な動機の一つです。
「敵の敵は味方」の論理: ロシアを直接支持しているというよりも、「アメリカが主導する国際秩序」や「日本の現体制・主流メディアの論調」に対する強い不満や不信感を抱いている層です。
権威への反発: 主流の報道(ウクライナ支援の流れ)を「一方的なプロパガンダ」とみなし、その対極にある情報(ロシア側の主張)に「真実」があると信じたいという心理が働きます。
日本の保守層の一部: 特に保守的な層の一部には、アメリカへの従属的な外交姿勢を批判し、独自外交を求める声があります。結果として、アメリカと対立するロシアの主張を、日本の独立性を高めるためのカウンターバランスとして利用しようとする見方につながることがあります。
2. 「陰謀論」への傾倒
ウクライナ戦争を、メディアで報じられている「単純な侵略戦争」ではなく、「西側のディープステート(闇の権力)による陰謀」など、複雑な裏のストーリーとして捉える層です。
ロシアの主張は、しばしば「西側諸国の偽善を暴く」という形で展開されるため、陰謀論を好む人々に受け入れられやすくなります。
3. 歴史認識と地政学的な見解
一部の意見では、ロシアの行動を、NATOの東方拡大という「西側の挑発」に対する「防衛的行動」として解釈しようとします。これは、過去の日本とロシア(ソ連)との関係を脇に置き、現在の国際政治を「勢力圏争い」としてのみ捉える地政学的な見方に依拠しています。
🎯 ロシアのプロパガンダの成功との関係
これらの「親露的」な意見を持つ日本人の存在は、ロシアのプロパガンダが「まんまと成功した」証拠の一つと言える側面があります。
ロシアの情報戦は、人々を直接「親ロシア」にすることよりも、以下のことを達成することを目指しています。
分断と混乱: 「ウクライナ支援は是か非か」という国民世論の対立を煽り、国内を二分すること。
不信感の醸成: 自国の政府、主流メディア、専門家に対する「すべてが嘘だ」という不信感を国民に植え付けること。
議論の無力化: 複雑な情報や極端な主張を大量に流すことで、何が真実かわからないという状態に人々を追い込み、建設的な議論を困難にすること。
成功のメカニズム
ロシアのプロパガンダは、日本の歴史的な不満(反体制、反米など)を利用し、それに燃料を投下する形で展開されます。
直接的な賛美は不要: ロシアは、日本人に「プーチン大統領は素晴らしい」と思わせる必要はありません。
疑念の植え付け: 「ウクライナが一方的な被害者ではないかもしれない」「日本の支援は無駄だ」という疑念を植え付けるだけで十分であり、この点において、プロパガンダは一定の成功を収めていると言えるでしょう。
したがって、「親露派の日本人」は、必ずしもロシアを心から愛しているわけではなく、自国の社会や国際情勢に対する不満や不信感という「弱点」を、ロシアのプロパガンダに巧みに突かれた人々であると見ることができます。
ロシアについての当noteの記事を紹介しておきます:
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