Kdenliveのテクニック備忘録
はじめに
公式が用意しているQuickStartドキュメントでは触れられていない仕様で、実際に有用だと感じた操作をまとめています。
Kdenliveを初めて使う方は、最初に公式のQuickStartで操作感をつかむことをおすすめします。
シーケンス
トラックの追加方法
トラック左側のパネルを右クリックし「Insert Track」を選択します。
下画像のようなダイアログが表示されるので、どの位置にいくつのトラックを挿入するのかを指定。そして、「Video(ビデオトラックのみ)」「Audio(オーディオトラックのみ)」「AV(ビデオ・オーディオ両方)」から、挿入するトラックのタイプを選びます。
ちなみに、トラック名は後から変更可能です。
一部分のレンダリング
シーケンスの上側にある青色のシークバーでエリアを指定できます。
指定後に、メニューバーの「Project」⇒「Render」で「Selected zone」を選択することで、先ほどのエリアのみをレンダリングすることが可能です。
トラック全体へのエフェクト
シーケンス左側のパネルで任意のトラックに対してエフェクトをドラッグ&ドロップすると、そのレーン全体にエフェクトをかけることができます。
例えば「このレーンは透明度60%」等の指定が簡単にできます。
クリップ
ゾーン設定
クリップでよく使用する範囲をゾーンとして保存することができます。「Clip Monitor」でクリップを表示中に、下記画像のオレンジの円の部分を操作することで、水色のバー(ゾーン)を指定できます。
これだけでは何も起きませんが、ゾーンを決めた後に緑の円の部分(Insert Zone in Project Bin)をクリックすることで、「Project Bin」に「Zone」が作成されます。
ゾーンをシーケンスにドラッグ&ドロップすれば、その範囲でトラックを使用できます。
クリップをまとめてプリセット化
対象の複数のクリップを選択中に、「Library」パネル(Clip Monitorパネルの横)下部の「Add Timeline Selection to Library」を選ぶとそのプリセットを保存することができます。
使用する際には、「Library」からドラッグ&ドロップすればOKです。
また、プリセット(.mlt)をアンパックして内部のクリップを変更したい場合は、シーケンス内でプリセットを選択した状態で、メニューバーの「Timeline」⇒「Current Clip」⇒「Expand Clip」を選択することで中のクリップがシーケンス内に展開されます。
展開されたクリップは「Project Bin」パネルの「Pasted clips」というフォルダの中に自動的にカテゴライズされます。
特定フレームの抽出
「Project Monitor」を右クリックし「Extract Frame to Project」を選択すると、再生中のフレームを画像として「Project Bin」に保存することができます。
クリップをフリーズさせる場合には、このフレーム抽出か「Freeze」エフェクトで実現可能です。
エフェクト
Fade In/Outのエフェクトショートカット
映像トラックの下側角にある紫色のサークルをクリックすることで、コンポジション「Wipe」(Fade In/Outどちらでも設定可能)をすぐに挿入することができます。
また、映像・オーディオトラックの上側角にある赤色のサークルを左右にドラッグ&ドロップすることで「Fade In/Out」エフェクトを設定することが可能です。
エフェクトのキーフレーム補間法の設定
キーフレームを選択している状態で、三角形のマーク(デフォルトの線形補間指定)をクリックすることで、CubicやExponential等の急激な変化や、Elasticなどの発散するタイプの補間へ変更可能です。
エフェクトのコピー&貼り付け
他のクリップで使用しているエフェクトを別のクリップにもコピーしたい場合、次の手順を踏みます。
コピーしたいエフェクトが設定されているクリップを単純にコピー(Ctrl+C)
貼り付け先のクリップを右クリックして「Paste Effects」を選択
個人的によく使うエフェクト一覧
Transform
座標や回転、サイズ等の基本変換
Transparency
透明度を指定
Rectangular Alpha mask
特定の長方形エリアのみを表示するマスク設定が簡単にできる。
Alpha shapesだと楕円の操作等も可能ですが、操作が簡単なRectangular Alpha maskを使うことが多いです。
Chroma Key: Advanced (Color Selection)
特定のカラーをキーイングできます。
個人的に、BasicよりもAdvancedの方が操作項目が分かりやすいです。
Crop by paddingまたはEdge Crop
映像の特定部分だけ切り抜くことができます。
マスク系でも似たようなことができますが、キーフレーム操作が不要な場合は、こちらの方が直感的に操作できると思います。
オーディオ
音量調整
オーディオトラックの音量調整は「Gain」や「Mute」エフェクトで調整可能です。


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