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第四話、次の相手
私がパパ活現場を用務員さんに見られてしまい、あまつさえ証拠の動画とかも撮られてしまったかもしれない。そう佳奈美ちゃんに相談してから、事態は急展開した。
佳奈美ちゃんが交渉した結果、一年二組の皆がパパ活している事は黙っていてもらえる事になったが、代わりに私たち全員が用務員さんとする事になってしまった。それが交換条件だと。
周りの反応は様々で「まあ一回くらいならいいか」という人から「やっぱあの用務員のオジサン、スケベそうな顔してると思ったのよ」と、交換条件で自分達を一回づつ味見したいなどと言い出した用務員さんを非難する子から、色々だった。
そしてさらに追加の情報。佳奈美ちゃんはとりあえずの口止めに一度用務員さんに抱かれたみたいだし、そして用務員さんからの条件を皆が仕方なくOKした後、一番手を買って出てくれたのは麗香さんだったらしい。
多分ああ見えて面倒見のいい麗香さんの事だから、用務員さんがどんな男性なのか見極めるために最初に手を上げたという事もあるのだろう。結果麗香さんがもたらしてくれた情報は、
①かなり精力絶倫で、何度もされるから覚悟した方がいい。
②ペニスが大きくて、経験の少ない子は痛いかもしれないから、ローションとかを用意した方がいいかもしれない。
③最初の二人の手違いというか交渉の結果、用務員とのエッチは生でする事になった。あとで避妊薬を配るから、エッチしに行く時は忘れずに持って行く事。
そんな内容が、佳奈美ちゃんや麗香さんと親しい人から順に伝わってくる。
用務員さんはいかにも中年と言った感じのオジサンで、あまりカッコよくなく、ゴミ拾いや草むしりなどが仕事なので清潔感も無い。
女子の中にはそんな用務員さんと、たとえ一回だったとしても生でセックスをしなければいけないという事を、嘆き、不満に思う声も多かった。
(どうしよう……私のせいだよね、私があの時パパ活現場を見られなければ……)
周りの友達からは責められることは無かったけれど、ふみ子は責任を感じていた。
そしてどうしようもできないけど、せめて自分が皆より先に手を挙げるべきだと、そう考え、そしてスマホを手に取ると、佳奈美に連絡を取る。
……次は私が行きます、と。
◇◇◇◇
「っていう訳でおじさん、ふみちゃん分かる? あの時おじさんがホテルから出てくるとこ見ちゃった子。今度さ、水曜日か木曜日のどっちかならいいって言ってるけど、どうする?」
「!!」
横島は佳奈美からの電話でそう言われ、一瞬言葉を無くして立ち尽くした。
ふみちゃん……それはあの原田ふみ子で間違いないだろう。
4月に働き始めてから3か月、元引きこもりで、働くことに苦痛を感じていた横島の心の支えになってくれていた女の子。
その子を抱けるのか。
「おじさん、聞いてる?」
「あ、ああ……」
「で、どうなの?」
「ああ、問題無いよ。場所はどうするとか希望はあるのかな」
「別に何にも聞いて無いけど、この前麗香を抱いた時にはおじさんのアパートだったんでしょ? 特に問題無ければそれでいいんじゃない? アパートの場所は麗香から聞いてるからあたしからふみちゃんに教えてあげてもいいし」
「じゃあそれで頼む」
「ふみちゃんは基本マジメだし。あたしや麗香と違ってまだパパ活もそんなに慣れてないんだから無茶したらダメだよ?」
佳奈美からふみ子がまだパパ活にそれほど慣れていないと聞いて、横島はそれはそうだろうと思い、少し嬉しいような気分になる。しかしそれでも佳奈美や麗香と比べればというだけで、ふみ子が自分の意志で複数回にわたってパパ活をしていたというのが解ってしまい、横島は心が抉られるような思いだった。
「ああ、解ってる。とにかく原田ふみ子……あの子が自分から「俺としてもいい」って言ってくれたんだな?」
しかしあの原田ふみ子が、少なくとも俺とのセックスに他の子よりも積極的に名乗り出てくれたという事実が嬉しかった。
他の子と違って横島に対して常に親し気に挨拶してくれた、あの笑顔が嘘では無かったような気がして……
「あ~、まあね、ふみちゃんも責任感じてるとこもあったみたいだし、まあとにかく無茶はさせないでね」
直接連絡してこないで佳奈美を通して伝えられた連絡。横島は夏休みに入って平日も候補に入るようになって初めて、一年二組の女子と会う事になった。
その相手は何とあの、原田ふみ子という横島の心の清涼剤だった女の子である。
◇◇◇◇
ジリリリリ
と、今となっては珍しいベルの音がする。これが横島のアパートについているインターホンの音だと理解するのにしばらく時間がかかった。
むろんカメラなどはついていないタイプの、一体何十年前に取り付けられたのか分からない、インターホンというより「呼び出しベル」と言った方がいいベルの音に、横島はすぐに玄関に出る。
玄関のドアを小さく開けるとそこに立っていたのは間違いなくあの原田ふみ子だった。
ふみ子は夏休みらしく、いつも学校で見ていたセーラー服ではないライトグレーと白のチェック柄のワンピース姿だった。
パフスリーブの袖が可愛らしい。
横島は感動で胸がいっぱいになった。連絡を受けてからすぐに部屋の掃除をして、お菓子とジュースを買いに行った。布団も干したし彼女を招く準備は万端だった。何なら彼女の為なら場所は龍宮でも良かったくらいだ。
「は、原田さん、いやっあ、あの、ふみ子ちゃんって呼んでもいいかな? 外は暑かったでしょ、ほ、ほら、入って」
テンパりながら笑顔を作り、横島が彼女をアパートに招き入れようとする。
ふみ子は小さく「お邪魔します」と言いながらスニーカーを脱ぐが、その顔にはいつも学校で横島に挨拶をしていた時のような笑顔は無かった。
座布団すらない和室、ちゃぶ台のようなミニテーブルの上にお菓子とジュースを用意して、精いっぱいのもてなしをする横島。
ふみ子は浮かない顔のままだが、横島の語る「いつも挨拶をしてくれて嬉しかった」という話に何とか相槌を返している。
浮かない顔の彼女を何とか笑わせようと、横島は必死に話しかける。その態度はまるで初めて彼女を家に呼んだ中学生男子の様だった。
「……あの、用務員さん」
「何かな、ふみ子ちゃん」
「その……いまから、するんですよね」
彼女の放ったその言葉に、横島は一瞬ピシリと硬直し、そしてワナワナと震え始める。そうだ、この子はパパ活経験者で、今日ここへはセックスをしに来たんだと思い出してしまったかのように……。
「ああ……そうだよ。一つ聞いていいかなふみ子ちゃん、なんでパパ活を……この前一緒に『龍宮』から出てきた相手だって、君よりずっと年上のオジサンだろう。何でそんな事……お金に困っていたとか?」
さっきまでは愛想笑いを浮かべながらしつこいくらいに話しかけてきていた横島の表情ががらりと変わり、沈痛な面持ちでそんな事を聞かれ、ふみ子はまるで警察の事情聴取に答えているような気分で質問に答える。
「それはその…友達に誘われて、みんなやってるからって、それでちょっと興味もあったし、してみて、最初はちょっと痛かったけど、二回目からはそうでも無くて……お金ももらえるし、大人の人はみんな優しかったし……」
このふみ子の答えを横島はどんな気持ちで聞いていたのだろうか。
それは簡潔に言えば「友達もみんなやってるし、お金にもなるから、ノリで。」という、どこかのヤリマンビッチと大差ない理由。
「そうかぁ、ふみ子ちゃんはそんな、大したこと無い理由でオッサンに股を開けちゃうような女の子だったのかァ……何か……辛いな」
その時の横島の顔は本当に辛そうで、ふみ子は思わず「ごめんなさい……」と、謝ってしまう。
そして横島はそんな沈痛な面持ちのまま「でもさ、だったら僕とも出来るよね、ねえ、ふみ子ちゃん、じゃあ今から僕とエッチしよう、さ、服を脱いで?」と、まるで非難するような視線でふみ子を見ながら指示してくる。
そしてその声には……さっきまでには無かった粘着質な響きが混ざり始めているような気がした。
◇◇◇◇
さっき横島は「そんな子だとは思わなかった」と言ったが、ふみ子にしてみても用務員の横島が「そんな人だとは思わなかった」だろう。
横島はふみ子を立たせると、ワンピースを脱がせようとしてくる。
仕方なくふみ子が袖から腕を抜き、貫頭衣タイプのワンピースなのでそのままそれを脱ごうとすると、横島はその様子に興奮し、目を皿のようにして、穴があくほど凝視してくる。
鼻息が荒い。目は血走っているように見えて、普段校庭の草むしりをしている時の横島とは別人のようだった。
髪の毛を乱しながらワンピースを脱ぐとその下はTシャツ一枚と下着だけ。ふみ子は恥ずかしさに身もだえしながらも、とりあえず続けて白いハイソックスを脱いだ。
その様子を横島は一瞬も見逃すまいと目に焼き付けていた。
(本当にあの原田ふみ子ちゃんが、僕の目の前で服を脱いで……下着姿になってくれた)
パステルイエローのような色のショーツがTシャツの裾からチラリと見え、Tシャツは白。派手さは無く、その辺も横島の解釈と一致している。だがこの光景をすでに何人ものオヤジが見ているんだと思うと嫉妬で血管が切れそうだった。
「あ、あのさ、そう言えば何であの日はお休みだったのに、ふみ子ちゃんは制服だったの?」
「?」
具体的ではない問いに、ふみ子は言われた「あの日」がいつの事なのか分らずしばらく困惑した顔をしていたが、その日があの『龍宮』から出て来た所を目撃されてしまった日である事に思い当たり、たどたどしく答えた。
「あ! あの、それは、相手のおじさんから、制服を着て来て欲しいって言われて……部活の用事があるからって嘘をついて家から制服で……」
あの時彼女が制服姿でなかったら横島は彼女の事に気付かなかったかも知れない。だから聞いてみたのだが、返って来たのは何とも生々しいパパ活相手とのやり取り。
あのオッサンは彼女に制服を着せたまま犯るのが好きだったのか? もしかして毎回そんな事を……そして彼女はその制服を着たまま学校に来て自分に挨拶したりしていたのだろうか。何だかあの時の自分の純粋な気持ちまで踏みにじられた様な気分だった。
「ふみ子ちゃん……キスしよう」
横島はそんな悲しみを振り払うように、必死に作り笑いを浮かべて提案する。
しかしふみ子は笑顔で頷いてくれるどころか一瞬ビクッとして、それから怯えたような表情をする。
(何でだよ……他のオヤジとはいつもしている事じゃないのか?)
「軽く口開けて、し、舌を出してよ…」
続けて要求すると、ふみ子は泣きそうな表情で、覚悟を決めた様に目をつぶり、言われた通り小さく口を開けて、その中からピンク色の舌を覗かせる。
上は白のTシャツ一枚、下はショーツのみの原田ふみ子が、目の前で無防備に自分からのキスを待っている……その事実に横島の悲しみは興奮に塗りつぶされた。
横島は彼女の両肩を掴むと、その唇に吸い付き、舌を挿入して唾液を啜り、その口内をすべて味わうように舌を絡め合い、歯茎を舐め、蹂躙した。
その間彼女の細い肩は震えたていたが、彼女は顔を背けなかった。
嬉しかった、あの原田ふみ子とキスをしている。そして彼女も逃げずにそれに答えてくれていると思うと、すでにペニスは爆発しそうなくらいパンパンになっていた。
長いキスのあと、唇を離すと、ふみ子と横島の唇の間に涎が糸を引き、橋を架けた。ふみ子の目尻には涙が浮かんでいるが、横島はそれを嫌悪ではなく驚きや感激によるものだと思う事にした。
「ちょ、ちょっと長かったかな、ごめんね。ふみ子ちゃんとキスできるのが嬉しくて……それじゃシャツ脱ごう、ほら、手伝うからさ。そしたら僕も脱ぐから裸んぼ同士でエッチしよう、楽しみだなぁ」
ニコニコとした笑顔を作り、横島が彼女のTシャツに手をかける。
ふみ子は抵抗せず、まるで素直に親に着替えさせられる子供のように、バンザイをして大人しく脱がされていた。
そんな予定は全く無いけど、子供を持つなら彼女のような子供がいいと思った。
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厚手のTシャツを脱がせると、彼女が着けていたブラジャーはやっぱり少し小さな柄が入ったクリーム色に近いパステルイエローのものだった。
Tシャツの下にわずかに見えていたショーツと同じ色で、ふみ子によく似合っている。
ノンワイヤーでジュニアブラのようなシンプルなデザインなのに、色が白でない事やわずかに柄が入っている所が、少し背伸びをしているようで、横島のふみ子への解釈とも一致していて感激した。
「下着、似合ってるね。……かっ、可愛いよ」
生唾を飲み込みながら粘着質な声でそう褒められてもふみ子の表情は晴れない。ただひたすら俯いて全てを受け入れるつもりの受刑者のような雰囲気を醸し出している。
抱きしめるようにしてホックを外し、ブラを脱がせると蕾のような胸がこぼれた。横島はまるでその胸に信仰でも感じているかのようにふみ子の前に跪く。
そしてそうする事でちょうど目の前に来たふみ子の胸に唇を寄せ、赤ん坊のように吸い付いて、舐めて吸って、乳首を舌で転がす。
そんなはずはないのに何だか甘い味がするような気がする。そうされてもふみ子は直立不動のまま、ただ俯いて立ち尽くしていた。
横島はそのまま唇の位置を下に下にと下げていき、細すぎるくらいのウエストの中心にちょこんと窪んだへそを舐め、そして最後の一枚となるショーツに手をかける。
両サイドに指を引っ掛け、徐々に下ろしていくとふみ子の土手が見えてくる。
ハァハァと興奮のあまり鼻息が荒くなる。そして目を皿のようにしながらショーツを引き下げると、彼女の一番大事で恥ずかし部分が横島の目の前に晒された。
土手の下の陰毛は一本一本が細く、やや茶色がかっているように見えて、その下の割れ目はまだ陰唇が飛び出していなくて綺麗だった。
麗香のマンコとは違い、まだそれほど使い込んでいないように見えるのが救いだった。
「ふ、ふみ子ちゃんは今まで何人のおチンチンをここに入れた事あるの?」
横島が10センチも無いような至近距離から彼女のアソコを観察し、時折クリトリスを舐めながらそう質問するも、彼女は黙ったまま。
横島が焦れてさらにクンニを続けながら「何人?」とやや強めに、苛立ったように聞くと、ふみ子はやっと擦れたような小さな声で「あっ、よ、四人です」と。
「ふぅん、じゃあふみ子ちゃんはもう四人の大人のチンポをここに入れた事あるんだ…」
「はい、ごめんなさい……」
特に意味はなくただ非難されたように聞こえたから謝っただけなのだろうが、横島にとって彼女が謝ってくれたことが嬉しかった。そして許してあげようという気分になった。
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横島は立ち上がり、自分も全裸になってふみ子に「じゃあ今度はふみ子ちゃんの番だね、コレ、舐めて」と笑顔で要求する。
ふみ子はその勃起したペニスと横島の顔を交互に見ながら、その笑顔に何か怖いものを感じ取ったのか、「怒らせちゃダメだ」とでも思っている様に震えながら横島の足元に跪き、ペニスを舐め始める。
さっきまでとは逆で、今度はふみ子が横島の足元に跪いて性器を舐める時間だ、これこそ平等だと横島は思った。
「ハァ、ハァ、ふみ子ちゃん! いい、いいよぉっ、ア゛ァ、そ、ソコ……」
ぎこちない仕草でペニスを舐めるふみ子の様子を見下ろしながら、横島が汚い喘ぎ声を漏らす。
我慢汁が溢れる横島のペニスはふみ子が今まで見た中で一番大きく、先っぽからダラダラと垂れる我慢汁の量も一番多かった。その先端から垂れる我慢汁を舌で掬うように、ふみ子は言われた通りペニスを舐めた。
舌先にに苦酸っぱいような味が感じられて吐きそうだったが、我慢して舐め続ける。今までもフェラチオをした事はあったが、こんなに硬くて大きいおチンチンは初めてだった。
「そしたら咥えて! パクっと、そんでジュプジュプってしてよ、いつもやってるんでしょ?」
確かにフェラチオ……先っぽを咥えて頭を動かすようなやり方もさせられた事もあるが、その時のおじさんのおチンチンはこんなに大きくなかった。目の前のモノを咥えたりしたら顎が外れそうだ。
それでもふみ子は「こうなったのも自分のせいなんだから」という責任感で、目の前のペニスを咥えた。
横島はふみ子が素直に言う事を聞いてくれる様子に感激していた。
(はぁ、はぁ、ふみ子ちゃんが僕のチンポ咥えて…ああっ♡、自分からそんな風に頭を上下させて……ううっ、き、気持ちいい、最高だ……)
健康的なサラサラの黒髪を撫でる。
まるで床屋さんで切ってもらったようなシンプルなショートヘアを撫でてもふみ子は何も言わなかった。いきなりキレた麗香とは対照的だ。
「ハァ、ハァ、ふみ子ちゃんのおかげでもう射精そうだ…このまま口に射精させて……いいよね?」
「!?」
口に射精すると言った時のふみ子の顔、それは横島を満足させるものだった。困惑と驚きが同居していて、少しの怯えが見え隠れする。恐らく今まで口内射精をされたことが無いのだろう。
佳奈美も麗香も平気でそれを受けていたから、とっくに経験済みなのかと思っていたが、やはりふみ子はあの二人とは違うのだ。嬉しくなって「ふみ子ちゃんは今まで精子飲んだ事ある?と聞いてみると、ふみ子は一旦ペニスから口を離して小さく首を横に振った。
その上目遣いがもうたまらなかった。
「そうかぁ、じゃあ無理に口でイかせてとは言わないからさ、そのまま目をつぶって口を開けていてくれる?」
横島がそう指示すると、ふみ子は言われた通りそのままの体勢で目を閉じ、上を向いて口を開ける。
学校で見かけて挨拶してくれたのと同じ顔が、いま、横島の精液を受け止めるために口を開けて待っている。
「ハァ、ハァ、ハァ、そのまま…動かないでね……ハァ、ハァ」
横島はかのその顔を凝視しながらペニスをシゴく。
ふみ子は何をされるかを解った上で、いつ来るか分からないその射精に怯えるように、ギュッと目を閉じてその時を待っていた。そして……
「う゛うっっっ!!!!!」
汚い呻き声と共に、すごい勢いで精液がペニスの先から迸り、狙いたがわずふみ子の口の中に吐き出されていく。
ふみ子はそれに体を硬直させて耐えていた。眉間のしわが濃くなり、微かに震えている。
それにも構わず横島は射精をし続け、そして入りきらなくなった精子が顎から垂れたり、狙いを外した精液が顔を汚したりしていく。
そしてやっと射精が収まった横島はふみ子に対して「もういいよ、口を閉じて」と優しく語りかけ、その時になってやっとふみ子は目を開けた。
顔を汚す精液の臭い。そして口の中のドロドロは青臭く生臭い。そんな状況でどうすればいいのか分からず途方に暮れているふみ子に横島は……
「ふぅ、すっごい出たね。じゃあそれ、良ぉく味わって……飲んで」
と言いながら、ニッコリ笑って彼女の頭を撫でた。手に付着した精液が彼女の髪になすりつけられ、臭いが染み込んでいく。
ふみ子は泣きそうになりながら、言われた通り口の中のドロドロを飲み込んだ。
彼女の喉が「コキュッ」と鳴ると、横島の笑みが濃くなった。それに対してふみ子も愛想笑いのような笑顔を返した。
決して嬉しい訳じゃない。こんな事をさせられて笑いたい訳が無かった。だが彼女は本能的に「この人に逆らってはいけない、この人を怒らせたらマズい」というのを感じ取っている様だった。
そして横島は顔女が自分に笑いかけてくれたことにさらに気を良くして、彼女の背中を支えるように抱き抱えながら「じゃあそろそろお布団に行こうか、ふみ子ちゃんとのエッチできるの凄く嬉しいよ、今日は楽しもうね」と言って彼女の顔を覗き込む。
擦り切れた畳の上に敷かれた布団はまだそれほど使い古されていないし、横島がちゃんと天日に干しているのでフカフカだが、ふみ子にはその布団がやけに汚らしく見えてしまう。
どんなに綺麗に見えてもそれは普段から横島が使っている布団である、常に洗濯したてのラブホのベッドに比べれば、中年男の寝床に引っ張り込まれる今回のパパ活に抵抗を感じても致し方ないだろう。
しかし顔を覗き込まれたふみ子は、その事を顔に出さないようにしながら、なんとか無理に笑顔を作る事しか出来ない。
そして横山はふみ子のその小さな体を、引っ越してから約三か月使い続けた自分の布団に引っ張り込んでいった……。
___________To be continued
クズのイケメンの話を書いた後(まだ書き終えてないけど)なのでキモおっさん主人公にしたわけですが、うん、こっちの方が書きやすいw
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