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Conversation

共同通信の世論調査で「日中戦争を支持」が5割弱——。 これ、数字よりも“質問設計そのもの”が危険だと感じる。 戦争を「賛成 or 反対」で聞く時点で、 国の運命をギャンブルみたいに扱ってしまっている。 高市氏の「存立危機事態」発言で火をつけ、 大メディアがその“物語”を増幅し、 国民に「戦う覚悟」を迫る空気をつくる。 でも冷静に考えれば—— 台湾有事は 自動的に日本の集団的自衛権が発動する案件ではない。 国際法にも、安保条約の運用にも、そんな単純なロジックは存在しない。 それなのに、 “物語”のほうだけが一人歩きし、 世論がそれに引っ張られ始めている。 いちばん怖いのは、右傾化ではない。 「戦争をリアルにイメージする力」を欠いたまま、 ナショナリズムだけが先走っている日本社会そのものだ。 この空気の中で、 「日中戦争に賛成が5割弱」と出てしまう国—— その危うさにこそ、本気で向き合うべきだと思う。 「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運 nikkan-gendai.com/articles/view/ #日刊ゲンダイDIGITAL