こんにちは!まるです!
プレゼント企画にご参加いただき、本当にありがとうございます!
さっそくですが、あなたはこう思ったことはありませんか?
「セラーリサーチが良いのは知ってる。でも、真似しても利益商品なんて見つからない……」
そうなんです。セラーリサーチという手法自体は、YouTubeでもブログでも語り尽くされた「ありふれた手法」です。
にも関わらず、なぜ「稼げる人」と「稼げない人」に分かれるのか?
それは、
「見るべき商品(起点の商品)」「見るべきセラー」の選び方が間違っているからです。
今回は僕が普段やっている「リピートせどり」の中でも、売上の9割を支えている考え方と手順をまとめました。
テーマは2つです。
- なぜ、その商品がリサーチの「起点」になるのか?
- そこから、どうやって他の利益商品やセラーへ広げていくのか
単に「この商品が儲かります」というリストを渡すつもりはありません。
それだと一時的なネタで終わってしまい、あなた自身の「探す力」にはならないと考えています。
なのでこの記事では、
- そもそもセラーリサーチがなぜ強力なのか
- どんなセラーをリサーチしたらいいのか
- 起点商品の紹介 & 起点となる理由
- 独自の起点商品の選び方
ここまでを「僕の実体験ベース」で、できるだけ具体的にお伝えします!
なぜセラーリサーチが強力なのか
まず前提として、Amazonで商品を売る方法は、大きく分けて2つしかありません。
- 自分のオリジナル商品・オリジナルカタログを作って販売する
- すでに存在しているカタログ(既存の商品ページ)に相乗り出品する
ほとんどの「せどらー」がやっているのは②ですよね。
すでに売れている商品に、自分も出品して売る。これが相乗り出品です。
そして、相乗り出品ということは、その商品を販売しているセラーが他にも複数いる、ということになります。
では、なぜ彼らはその商品を出品しているのでしょうか?
答えはシンプルで「利益が取れるから」です。
ここが、すごく大事なポイントなんですが、
「1つの利益商品」を売っているセラーは、
「その他の利益商品」もたくさん持っている。
これが、セラーリサーチの本質です。
あとは、「その他の利益商品」をリサーチしていけば、芋づる式に利益商品が見つかります!
僕自身、今扱っている利益商品の9割以上は、このセラーリサーチから見つけています。
それくらい、セラーリサーチは強力な手法です。
セラーリサーチの全体像
ざっくり流れを整理すると、こんなイメージです。
- まず起点商品から「良さそうなセラー」をざっくり選ぶ(足切り)
- そのセラーの取扱商品を見て、「本当に良いセラーかどうか」を見極める
- 合格したセラーだけを、自分の「セラーリスト」に登録する
- そのセラーリストを、定期的にチェックしていく

この流れが完成すると、お金と時間さえあれば無限に規模を拡大できます。
良いセラーの選び方
当然ながら、「どのセラーを見てもいい」わけではありません。
「手法が違うセラー」、「初心者セラー」などを見ていても時間の無駄です。
中級者以上の方は、感覚的にこの「良いセラー」を選定していることが多いです。
ここでは、感覚ではなく、僕が意識しているセラーの選定基準を言語化して紹介します。
評価件数
まず一番最初に見るべきは、そのセラーの「評価件数」です。
評価の目安
目安としては、
- 「自分と同じくらい〜少し上のレベル感」のセラーを見る
- 評価件数としては、100〜500件くらいのセラーを中心に見る
のがおすすめです。
理由1:評価が100件未満のセラーは、初心者の可能性が高い。
初心者セラーは、「利益商品」と「利益が取れない商品」が混在しています。
利益商品のヒット率が少ないので、中級者以上のセラーを選定するようにしましょう。
理由2:評価が多すぎる場合、異なる手法が混在している可能性が高い。
評価が数千件あるような上級者は、リピートせどりだけでなく、メーカー卸や店舗、刈り取りなど他手法の利益商品も混在していることが多いです。経験を積み、見分けが付くようになればリサーチしても良いですが、最初のうちはスルーするのが無難です。
評価件数の確認方法
セラー名の下の星の隣にある()内の数字が評価件数です。

keepa上で確認するなら[Date]→[BuyBox統計情報]→[レビュー数]の値です。

専門店、実店舗セラーを除外
次に見るのが、「ストア名」と「実店舗の有無」です。
ストア名をチェック
例えば、 「〇〇電気」「〇〇コスメ」「〇〇薬局」 といった、専門店のようなストア名は、基本的に除外してください。
こういったストア名をつけているセラーは、特定のメーカー・卸業者から直接仕入れている可能性が高いです。 彼らは特別なルートで安く仕入れているので、価格競争で勝てません。
実店舗の有無
ストアの「特定商取引法に基づく表記」を見て、住所や店名をグーグルマップで検索してみるのも有効です。 実店舗や会社の倉庫が出てくるようなセラーも、やはり手法が異なるのでリサーチ対象外としましょう。
取り扱いカテゴリ
3つ目に大事なのが、「そのセラーがどのカテゴリを扱っているか」です。
たとえば、店舗せどりや廃盤狙いの人は、
家電、PC周辺機器、おもちゃ、ドラッグストア系など、家電量販店でよく見かけるジャンルが多かったりします。
一方で、リピートせどりは「消耗品や日用品」が中心になることが多いです。
具体的には、
- ドラッグストア
- ビューティー
- 食品
- ペット用品
- 文房具・オフィス用品
- 工具・DIY
- ファッション
- スポーツ用品
こういったカテゴリをメインで扱っているセラーは、リピートせどりをやっている可能性が高いです。
もちろん、これ以外のカテゴリにも利益商品はありますが、あくまで「確率論」として、この辺りのカテゴリに特化しているセラーは、リピート仕入れしているセラーである確率が高いです。
逆に、「ニッチなカテゴリ」を攻めているセラーもいますが、そこはリサーチ力に自身が付けばリサーチしてみましょう!
自分の扱っている(扱いたい)カテゴリと、似た属性のセラーを見つける。これが鉄則です。
カテゴリ構成の確認方法
①セラーのストアフロントから、取扱カテゴリの構成概要を確認することができます。

②keepaからカテゴリ構成割合を確認することができます。
1.[Date]→[BuyBox統計情報]→セラー名をクリックします。

2.keepaに飛び、セラーの情報が表示されるので下にスクロールする。

3.「カテゴリ」の割合が表示されている。

ここまでの①評価数、②ストア名、③カテゴリ。 この3点で「足切り」を行います。
「この人、評価すくない、パス」
「この人、業者っぽいな、パス」
「この人、家電ばっかりだ、パス」
このように、この作業は、慣れてくれば本当に短時間でできます。
一方で、この作業を飛ばして、「見つけたセラー全員の商品を見る」みたいなことをやると、利益商品が見つからずに、あっという間に時間がなくなります。
だからこそ、
セラーリサーチの前には、「セラーを選ぶ」というステップがある
ということを、まずは頭の中に入れておいてください。
利益商品(リピート)の選び方
ここからは、Keepaなどの波形や情報を見ながらの判断になります。 正直、ここは数をこなして「判断力」を養う部分でもありますが、初心者さんがまず見るべきポイントを簡単に解説します。
① 「リピート商品」の波形をしているか
まず、Keepaの価格推移グラフを見てください。
価格が上下を繰り返している商品
まず最初にリピートせどりで狙うのは、こういった商品にしておきましょう。
●価格が上下を繰り返している商品

グラフの上下の大小はありますが、価格や出品者数の増減があるものがリピート商材の特徴です。
利益商品→出品者が増加→価格が下がる→利益が出なくなる→出品者が減少→価格が上がる→利益が出る→出品者が増加・・・
という動きを繰り返しています。
差別化要素が少なければ、価格と出品者数の上下(振れ幅)は大きくなり、差別化要素が多ければ、価格と出品者数の上下(振れ幅)も小さくなる傾向です。
② 利益が取れるのか
当然ですが、仕入先をリサーチして、実際に利益が取れるかどうかも確認します。
ここで大事なのは、「今この瞬間、利益が出るか」だけで判断しないこと。
過去の波形を見て「定期的に価格が高くなる」のであれば、それは立派な仕入対象です。
③ 見つけにくい商品か(差別化)
さらにもう一歩踏み込んで見るなら、
「他の人が見つけにくい商品かどうか」も意識してみましょう。
- JANコードが登録されていない商品
- セット組商品(2個セット、異なる種類のセットなど)
- バリエーションがある商品(色違い・サイズ違いなど)
こういった商品は、ツールの一括リサーチでは拾いにくいです。
こういう商品を、自分の「リピートリスト」に入れておくと、長くリピートできる状態を維持しやすくなります。
おまけ: 「在庫数」と「出品タイミング」
セラーの「実力」を測る指標です。 優秀なセラーの商品群には特徴があります。
在庫数が多い
在庫を多く持っているということは、売り切る自信があるということです。何度かリピートしている形跡があればなお良いです。
利益が取れるタイミングで出品している商品が多い
リピート商品は価格が上下することは、先述しました。
以下のグラフのイメージで考えると、
- 「赤丸」・・・利益が取れる
- 「青丸」・・・利益が取れない
という見方ができます。

セラーが扱っている商品の多くが、赤丸のタイミングで出品されている なら、そのセラーはかなり優秀です。
例えば、セラーリサーチ中に、次の2つの商品を見つけたとします。
①
SwitchLite ブラック
出品価格 25,200円
最安値 25,200円
(出品価格=最安値)
②
SwitchLite ターコイズ
出品価格 21,680円
最安値 20,700円
(出品価格>最安値)
となっています。

①は、損益分岐点を超えており、利益が取れるタイミングで出品している可能性が高い
②は、すでに値下がりが進んでいて、損益分岐点を下回っている可能性が高い
そもそも、最安値と自分の出品価格に差がつくのは、出品者がプライスターなどの価格改定ツールを使って、
「これ以上は安く売りたくない」
という 下限価格(赤字ストッパー) を設定しているからです。
リピートせどりで扱う商材の場合、最安値がセラーの出品価格より大きく下がっている 状態は、「値崩れが起きている」可能性が高いと考えます。
つまり、
取扱商品の中で、②のような商品よりも、①のような最安値と並んでいる商品の割合が多いセラーほど、優秀なセラーである可能性が高い
ということです。
利益が取れるタイミングで販売しているセラーの探し方

画像のように、keepaグラフの価格にカーソルを合わせ、クリックすると、その時その価格で出品していたセラーを確認することができます。

これを行うことで、過去に利益が取れるタイミングで販売したセラーを調べることができます。
【実践】起点となる商品の紹介
お待たせしました。それでは、ここまでの開設を踏まえた上で、実際にリサーチの「起点」となる商品を紹介していきます。
以下の商品の「出品者一覧」を確認し、先ほど解説した「セラーの選定基準(評価数・専門店除外・取扱商品ジャンルなど)」と照らし合わせて、優秀なセラーを探してみてください。
あえて「ライバルが増えにくい(=参入障壁がある)」商品ジャンルを選んでいます。
起点商品1:梱包の手間がある「複数セット品」

ロイヤルカナン SHNミニ インドア パピー(室内で生活する小型犬専用フード 子犬) 800g×2個セット
このロイヤルカナンというブランドは、リピートせどりの超定番です。それゆえにライバルが多く、価格競争も激しい傾向にあります。
このような複数セット品は、納品時の梱包作業に手間がかかります。この「ひと手間」を嫌って敬遠するセラーが多いため、単品カタログに比べてライバルが増えにくい傾向にあります。ここに出品しているセラーは、手間を惜しまないセラーと言えます。
起点商品2:リサーチと梱包の手間がある「アソート(種類混合)品」

おさかな生活 【まぐろ・あじ入りまぐり・しらす入りまぐろ・ささみ入りまぐろ・削り節入りまぐろ】各5種パック×1個セット
複数の種類の商品のセット品ですね。上記のセット品と同様で梱包に手間がかかることに加え、リサーチも複数の商品をリサーチするという手間が発生します。
この商品であれば、5種類それぞれの仕入値を調べ、合計して利益計算をする必要があるため、多くのセラーは面倒がってスルーします。この他にも「シャンプー+リンス」や「本体+詰め替え用」のセットなども同様の狙い目商品です。
起点商品3:発送方法で利益が変わる「小型商品」

ガラスのウロコ汚れに 3M スコッチ・ブライト タイプ T 7760 (約80mm×約105mm)3Mガラス専用ポリッシングパット 2枚
封筒で送れるような薄くて小さい商品です。 こういった商品は、Amazon倉庫から送る「FBA」か、自分で発送する「自己発送」かによって、送料コストと利益が大きく変わります。 自己発送で利益を出しているセラーの場合、梱包・発送業務を効率化(仕組み化)している可能性が高く、レベルの高い運営をしているセラーが見つかりやすいジャンルです。
起点商品4:カタログの見方が難しい「バリエーション商品」

[ナイキ] スニーカー ウィメンズ エア マックス エクシー レディース
スニーカー、アパレル、スポーツ系などもリピートせどりの対象です。 これらは色やサイズが複数ある「バリエーションカタログ」であることが多く、Keepaの波形分析に少しコツがいります。 そのため初心者は敬遠しがちですが、逆に言えばコツさえ掴めば「色違い」「サイズ違い」と横展開(派生リサーチ)がしやすく、少ない労力で仕入れ幅を広げることができます。ここを攻略しているセラーは、リサーチ慣れしている中級者以上です。
起点商品5:仕入れ先がモール以外にある「公式ショップ系商品」

カインズ(CAINZ) キッチンクリップ 袋留めクリップ ピアルモ 16本入 長短セット 大158mm×6本 小110mm×10本 食品保存 キッチン用品
こちらは、仕入先が楽天市場やYahooショッピングなどのモールではなく、カインズの公式ショップから仕入れると利益が取れる商品です。
多くのせどらーは、ポイントが付くモール仕入れに偏りがちですが、優秀なセラーは「公式ショップ」もリサーチ対象に入れています。
なぜ公式ショップが利益商品の宝庫なのか? その理由はこちらの投稿で解説しています。 👇️
つまり、こういう商品を出品しているセラーは、他にも「公式ショップから仕入れる商品」を販売している可能性が高いと言えます。
独自の起点商品の作り方
ここまで紹介してきた5つの商品を起点としてリサーチしても利益商品は見つかりますが、もっといい方法があります。
それは、 「あなたが今、実際に扱っていて、一番手応えを感じている商品」 です。
Keepaのデータだけを見て「これは良さそうだ」と判断した商品よりも、実際にあなたが仕入れ、販売し、
「これはよく売れたな」
「これは利益率が良かったな」
「ライバルが意外と増えなかったな」
と、実際に「良い」と分かっている商品こそが、あなたにとって起点とすべき商品です。
起点とすべき商品の条件
僕が考える、起点にすべきベストな商品は以下の3つの条件を満たすものです。 これを実際の数値で測ってください。
- 販売数が多い(回転が良い)
- 利益が取れている(利益額、利益率が高い)
- 競合が少ない(ライバルの増減、価格の増減が少ない)
この条件に一番当てはまっている商品を起点として、同じ商品を出品している優秀なセラーを探してください。
起点となる商品のレベルアップ
ここまで読んでいただき、「優秀なセラーの見分け方」「利益商品の選定」「起点とすべき商品の選定」が分かったと思います。
これらを繰り返すことで精度はさらに上がっていきます。
- 自分の「ベスト商品」を起点にセラーを探す
- 優秀なセラーから、さらに良い商品を真似する(仕入れる)
- 自分の「ベスト商品」が更新される(レベルアップ)
- 新しくなった「ベスト商品」を起点に、さらに上のレベルのセラーを探す……
このサイクルを回し続けることで、あなたの取り扱い商品の質と、ストックしているセラーリストの質は、時間をかければかけるほど、向上していきます。
これこそが、リピートせどりで安定的に利益を伸ばし続けるためのパターンです。
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
セラーリサーチも起点商品の選定も、特別なテクニックではなく、やること自体はシンプルです。
「どのセラーを見るかを決める」「その中から、数字で見て本当に良い商品だけを残す」──この繰り返しです。
一度きりの当たり商品を追いかけるより、再現性のある起点商品とセラーを少しずつ増やしていく方が、長く安定して利益を積み上げられます。
今回の内容を、自分のやり方に照らし合わせて、取り入れてもらえれば嬉しいです(^^)

