ペーパーと無礼とエール
ウンザリする程に暑かった日々が終わり肌寒さを感じる様にすらなってきましたね。
とはいえ、人より汗を異常にかく体質な私にとってはまだまだ夏である。
つい先日もライブの際に訳あって行きは機材車ではなく電車で現地まで行く事になったのだが、最寄り駅から電車に乗った時点で汗が滴る。
周りを見渡すと乗客のほとんどがセーターやパーカーなどの長袖衣類を着用している。
ちなみに私は半袖である。
順調に汗は滴っている。
ハッキリ言って恥ずかしい。
皆からすれば涼しい日の快適な車内で全身刺青だらけで汗だくになっている奴なんていかにも怪しい要素しかないのである。
しかもこんな時に限ってピンクのTシャツにピンクのトートバッグという林家ペーとパー子並みのド派手な色使いを無意識にしてしまっている。
それに気が付いてしまったが故にまた別の恥ずかしさと暑さも相まって余計に滝の汗である。
更には無意識でピンク&ピンクになってしまった事が妙にツボに入ってしまい笑いを堪える拷問も追加されたのだ。
汗はひくどころか増す一方だ。
とにかく降りる駅までCDウォークマンに入れておいたZARIGANI5を聴きながら耐える。ひたすら耐える。
こんな時にマスクは便利だと痛感した。
正直暑さでマスクをしてる事は苦痛なのだが、笑いを堪える拷問を受けている側からすれば多少笑ってしまってもマスクがほぼ何も無かった事にしてくれる為である。
そんなこんなで全身刺青だらけの服装持ち物がピンクまみれで暑くもないのに汗だくでたまに1人でクスクス笑っている30代後半の男が無事通報される事もなく目的地の駅に到着した訳だが、そこから更に目的地まで900mの距離を歩かなければならないのだ。
これぞまさに地獄である。
(基本的にあまり歩いちゃダメなんですよ。理由は過去noteにて)
なんとか無事歩き着いた頃には更に汗だくの呼吸困難。
数分後に時間差で同じように電車と徒歩で来たメンバー2人の肌はサラサラしていて汗一つかいていない。
何故だ、、、、、
どうしてそんなに汗かいているのか?と問われても体感が暑いのと電車内でいくつかのハプニングこそあったものの根本的な汗かき体質については私が1番知りたいのである。
それとは別に最近どうしても知りたい事がもう1つある。
それは
「自分から質問しておいて答えてくれた人に対して感謝の言葉1つ言えない失礼な人の心理」
についてである。
これについては本当に知りたいのだ。
一連の流れを説明する。
とある知り合い程度の方に今度ライブに行きたいから先々の日程を教えてほしいと。
仕事都合がある為に行ける曜日が限定されてしまうので、その曜日で先々のおすすめの日を教えてほしいと。
色々事情や予定がある中でもライブに来たいと言ってもらえる事は嬉しい事なので私は基本的に聞かれれば教えるようにしている。
勿論まだ情報解禁してはダメな案件などは言えないのだが、教えれる範囲内であればいくらでも教えている。
そこでまず気になったのが「おすすめの日」に関してである。
そもそも自分が出演すると決めてその日に出る訳だから全てが「おすすめの日」な訳である。
逆に自分が出演する日でおすすめ出来ない日なんてある訳がないのだ。
失礼な質問だなと思いながらもまぁ、こんな程度ならよくある話なんで気にもしない。
気にもしないがとても失礼な質問である事には違いない。
数日後その質問に答えるべく先のライブスケジュールでその人の提示する都合の良いであろう曜日や場所を厳選して個別でLINEにて送信したのだ。
ここまでは割といつもの事で他の人にもこんな程度の事はよくやっている事だ。
なんならいつもライブに来てくれる人には聞かれてもないのに先々のスケジュールをこちらから一方的に送りつけたりもしている。
今回私がとても不快に感じたのはこの後の相手の対応である。
わざわざ厳選して送信してあげた連絡に対して一切の返信が無いのだ。
しっかり既読もついてらっしゃる。
しかし、一切返信が無いのである。
こちら側としては、その日に行く行かないの選択肢は本人が決めればいい事であって好きにしたらいい。
みんな生きていく中で様々な事情がある事くらい分かりきった事だ。
来てくれたらありがとう。来れなかったらまたおいでね。の繰り返しだ。
ただ、自分の都合の良い日でおすすめの日を厳選して教えろと結構失礼な感じで来られても丁重に答えた相手に対して無視は失礼すぎやしないか?
行く、行かない、行ける、行けない、どれにしてもわざわざ厳選させておいて「ありがとう」
の一言も言えないなんて一体どういった心理なのであろうか。
人からの連絡に一切返信しないくせにSNSでは今日食べた物、自撮り、世の中への不平不満を毎日毎日欠かす事なく投稿している。
私はその人とSNSで繋がっている。
つまり、その人の毎日毎日の投稿を私も見ている可能性がある事も本人は分かっているはず。
それなのに平気で毎日毎日投稿してる人はどういった心理なのであろうか。
人にやってもらった事に対してお礼の文面を送る数秒数分も時間を作れないのか。
私は知りたい。
ここまでくると不快や怒りなどの感情ではなく単純に失礼な人、敬意の無い人の日常に物凄く興味がある。
どういった脳の回路なのか。
どういった心理なのか。
もしくは脳の損傷なのか。
非常に興味深い。。。。
なんてそんな大袈裟な難しい話ではなく答えは簡単で明らかである。
単純に下に見られているだけである。
バカにされているだけである。
その人は以前私の友人にも無礼で敬意の一切無い事をしていた事を思い出した。
そういう失礼な人だっただけの話である。
人の気持ちなんて自分には無関係だと思っているのであろう。
それならば、私はそんな無礼で敬意の無い人とは金輪際関わらない選択肢を遠慮なく取る事とする。
元々滅多に会う事も無い人だから今までと何ら変わりは無い。
ノーダメージである。
本人に直接言う気もない。
その手のタイプの人種は自分が周りに対して無礼で敬意の一切無い行動をしている自覚すらないのだ。
そしてそれを注意しても理解出来ないのである。
それは何故か?
答えは簡単である。
自分自身を好きすぎるが故になのである。
コレは今まで関わってきたその手のタイプの奴らに共通する事だ。
どんな助言にも一切聞く耳も持てない哀れな人種なのだ。
言ったこちらが損をするパターンである。
割と最近まで身近にも居ましたね。
お酒が原因で仕事もクビになりバンドは崩壊して友達はどんどん離れていってる状態でもまだ自分自身が好きすぎて一切変わらない奴が。
唯一手を差し伸べてくれる人にすら不義理する奴だからもう救いようがない。
人の気持ちなんてどうでもいいのであろう。
そいつもSNSで「今呑んでまーす」投稿を何度も何度も平気でするタイプ。
お酒で沢山の人に多大なる迷惑や損害をかけたにも関わらずだ。
一体どういった神経しているのであろうか。
その投稿を関わりがあった人達が見てどう思うか想像すら出来ないのであろうか。
先程登場した失礼な人物と結局は同じで、人の事など一切考えられないタイプなのだ。
そんな事すら考えられないようなバカがSNSやって自分自身のバカを晒してる姿を見る事が物凄くストレスになる。
だから私はその手のタイプの人種とは一切関わらない事に決めたのだ。
今日はもう1つだけ書き記しておきたい事がある。
友達が音楽を辞めるそうだ。
それも笑ってしまうような理由で。
まだ直接しっかり話を聞いた訳ではないのだが、何が原因でその結論に至ったかを察する事は簡単に出来た。
まだ確定ではないし本人の名誉の為にも理由は伏せるが、私からしたら笑ってしまうような理由である。
しかし本人にとっては重大な決断なのであろう。
安易に笑ったりなど当然出来ないのだ。
その友人とは付き合いも長く一緒にバンドをやっていた事もある。
お互いアコースティックソロで共演した事も何度もある。
とてもセンスが良くてユーモアもあっていい奴なのだが、少しばかり繊細すぎる所が玉に瑕だなと思っていた。
そんな友人が音楽を辞めると。
残念ではあるが正直、かける言葉は無い。
これは誰であろうと共通の事なのだが、辞める選択をした人に対して言える言葉など一切無いのだ。
「辞めたいなら辞めればいい」
これに尽きるのである。
「辞める」という事が選択肢に出てきてしまった人のマインドはもう誰が何を言っても変える事は出来ないからである。
自分自身で決めるしかないのだ。
例えそれが他人からすれば笑ってしまう様な理由であっても。
かく言う私も続けていく事が辛くなってしまった時が何度かある。
正直な話、今年の9月に久々に考え込んでしまった日が数日あった。
ちょっとした出来事からどんどんそのマインドになっていった。
こんな事を思うなんていつ以来かもわからない程であった。
やはりそのマインドになってしまうと誰からの言葉も一切響かなくなってしまうのだ。
結局は自分の機嫌は自分自身でどうにかせねばならないのだ。
幸いにも数日考え込んだだけで済んだ。
「済んでしまった」の方が正しいか。
音楽で悩んだり辛くなった時に必ず思い出す事が3つある。
1つはBYE BYE NEGATIVESを始めて間もない頃に出会ったとある友達のバンドのギターの奴の事。
一緒にCD出してレコ発するはずだったのだが、レコ発を待たずして死んでしまった。
もう1つはBYE BYE NEGATIVES初期の頃によく対バンしたり観に来てくれていたベース弾きの先輩の事。
凄く応援してくれていた先輩で、喋る時も年下の私に対してずっと敬語だった。
敬語やめて下さいよ!といくら言っても
「僕は寺田君の事を尊敬しているんです。だからこれから先もずっと敬語で喋らせて下さいね」
なんて言ってずっと敬語だった。
とはいえアニキ的な雰囲気もあったりしつつ好きな先輩だった。
その先輩も死んでしまった。
最後の1つは元メンバーで最年少の奴。
かわいい奴だったけど殺されて死んでしまった。
辛い時この3人の事を必ず思い出す。
この3人は全員志半ばで死んでしまった。
私は「勝手に」この3人の魂を背負ってしまっているが為に自分が納得するまでは何が何でも辞める事は出来ないのだ。
例え辞めたいと思っても辞めれないのである。
カッコつけた風に聞こえるかもしれないがこれはそういう決まりなのだ。
だからこそハッキリ言おう。
音楽、バンドなど色んな理由付けて辞めれる人はその時が来たら辞めればいい。
辞めれるなら辞めればいいのだ。
「辞めれる」ならの話だが。
友人が決めた事なら止めやしない。
まだ悩んでるなら納得いくまで悩めばいい。
ちょっと休む選択肢だってあるじゃないか。
私は1年BYE BYE NEGATIVESを休んだ時期に君とバンドをやっていて今があるわけだし。
急ぐ必要はないさ。
辞めれるなら辞めればいい。
まぁ何かあればいつでも連絡くれよ。


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