“刺さる”は3レイヤーで設計できる。Xアルゴリズムに屈しない人心レバーの握り方
月3万円で経営者のX運用のC𝕏O(chief 𝕏 officer)を担っている川岸です。
先月、ついにご支援先が180社を突破し、新たな構想が浮かんでワクワクしっ放しな反面、もっとゴルフに行きたい32歳です。(←本音)
突然ですが、ルールチェンジが頻発する職場・仕事って疲れませんか…?
そもそも人は本能的に「変化のない環境」を好む訳で…
そんな中「新アルゴリズムがやばい!」「またXアルゴリズム変更…」という投稿に困惑気味の方に向けて、助け舟的な視点を届けたいと思い、筆を執りました。
教える側なので「お前がいうな感」があるけど、最近特にアルゴリズムを意識した投稿…という言葉に私は嫌悪感を覚える。この言葉を使う人の投稿って、裏側に人が全くいないから。
— 川岸宏司|DIL COO (@OnebookofMAG) December 4, 2025
Xのアルゴリズムをハックする前に、人のアルゴリズムを無視してはいけないなと。… https://t.co/6W7zmR2EB4
そもそもXで拡散されるためには、“X社に好かれる”だけでは拡散力の50%も担保できないと思っていて…
少なくとも私はXアルゴリズム攻略よりも「人心攻略」を強く意識しています。
文字通り「人の心をハックする」ということです。
とはいえ勘違いがないように明示すると…
Xアルゴリズムが些末なわけではなく、人の心が動く投稿を評価する仕組みがXアルゴリズムなので「人心攻略→Xアルゴ」の順番が大事であり、Xアルゴリズムを学ぶ前に人の心をハックできるライティングが身についていたほうが得だと思っています。
私は基本的に「人心を刺す意気」でポスト作成をしています…
クライアントには「こんな表現、思いつかない」とよく言われますが、言語化までの骨子を理解いただければ、割と再現性あると思います。
私のポストを例にしながら手の動かし方レベルで共有しますので、10分ほどお付き合いください。
読者の心に刺さりやすい投稿作成はこの3段階で考えています。
1. 認知レイヤー:一瞬で“自分ごと”にさせる
2. 感情レイヤー:モヤモヤに“名前”を与える
3. 行動レイヤー:次の一手が“勝手に見える”
フォロワー100人でも5万人でも、割と打率高く反応率の最大値をとれるのはこのステップだったりします。
よくある「刺さらないポスト」の特徴
・「正しいけど、刺さらない」文章
→ 事実だけ並べて感情の置き場がない
(正論の羅列で、感情の入口がない)
・「熱いけど、信用できない」文章
→ 具体がなくて匂いがしない
(表現だけがクサく、その人の匂いはしない)
・「うまいけど、動けない」文章
→ いい話で終わって行動のハンドルが無い
(読者には何が残ったかというと何も残らない)
少し角が立っていたらすみません…
とはいえ、割と本音で思っていることです。笑
1/ 認知レイヤー
一瞬で「自分の話だ」と思わせる
1-1. 入口は“観察”で切る
刺さる入口は「人は〜」「世の中は〜」みたいな“大きい主語の抽象”にはせずに「目の前の行動」に着目すると良くて…
読み手は反射的に「その後ろの具体との親和性」の自己チェックを始めます。
・緊張感のあるときも表情が暗くならない
→(んん、たしかに)
・自分の発言に確信と根拠を持っている
→(はいはい、たしかに)
・報告は結論から先に伝えてくる
→(…、ちょっとこれは違うかな)
全部が共感できる内容ではなくても良くて「つい自分に置き換えて考えてしまう」だけでミッションクリア。
私がよく使う形式は…
|| 改行形式
私は、一緒に働く人には「結果/成果」以上に、一緒にいて「安心できる人」を重視しているので、特徴を言語化してみました。
・緊張感のあるときも表情が暗くならない
・自分の発言に確信と根拠を持っている
・報告は結論から先に伝えてくる
…
|| 列挙形式
私は、一緒に働く人には「結果/成果」以上に、一緒にいて「安心できる人」を重視していて…「緊張感のあるときも表情が暗くならない」「自分の発言に確信と根拠を持っている」「報告は結論から先に伝えてくる」
…
この使い分けは、具体が面長になるなら改行形式を起用し、具体がエッジのある端的表現でいけるなら列挙形式を選ぶことが多いです。
例えばもう少し端的表現にすると…
|| 列挙形式
私は、一緒に働く人には「結果/成果」以上に、一緒にいて「安心できる人」を重視していて…「空気が氷点下でも微笑みを保てる」「背骨のある言葉を常に発する」「最初に答えをくれる人」
…
少しは端的になりましたが、若干伝わりづらい。
これ以上言葉を圧縮すると本意ともズレてくるので、今回は改行形式を選んだ…という作成背景があったりします。
ちなみに、“今のX運用”に最適な「改行形式」のポスト作成はコレだと噂です…(※ 自称)↓
1-2. 損失回避+バトン文
▼損失回避
損失回避というのは「知っ得情報!」ではなく「これに気づいてないと損する…」と思わせるテーマ選定をしていることです。
人は得するよりも損したくない生き物です。
▼バトン文
バトンの受け渡しのように、次の文章が読みたくなる書き方を意識していて「1文目→2文目」よりも「2文目→3文目」のほうが負荷的には軽くなっていきます。
例えば…
「〜しました」「〜してみました」
→「…それが」の前兆になり読み進めてしまう。
「ネガティブな視点ですが〜」「言わせてもらうと〜」
→ネガティブ訴求は本能的に反応してしまう。
コツとしては「情景が浮かぶ損失回避」にすることです。
微妙:
人に好かれる人とそうでない人の特徴をまとめてみました。
いい感じ:
人がそっと離れていく人の特徴をまとめてみました。
1-3. 悪い例→良い例
タイムラインに流れてくる投稿をみていると、よく「学び」の投稿は前半部分が「良い例」になっていたりしますが…
この「学び→共感」の流れはフォロワー向けのポストです。
新規ユーザー向けであれば「共感→学び」のほうが読み進められ易く、丁寧に刺さります。
2/ 感情レイヤー
モヤモヤに“名前”を与える
2-1. “言葉の癖”で心を揺らす
“言葉の癖”は難しいことばで言うと「概念のラベリング」ですが、やることはシンプルで、“行動や口癖にあだ名を付ける”だけです。
これはコピーライティングなんて難しい話ではなく、正解のない言語化遊び。
この余韻の残る言い回しが1つ入っているだけで、記憶に残ったり誰かにシェアしたく思う“心の揺れ”が生じると思っています。
▼言葉の癖の作り方(4ステップ)
①イラッとした行動を1つだけ選ぶ
(例:報告が長い/「一概には言えない」連発)
②その心理を単語(造語でもOK)で書く
(例:責任回避/自信不足/思考整理不足)
③雑で良いので比喩で言い換える
(例:前置きマラソン/決断の霧/思考のゴミ)
④くっつけたり組み替えたりしてみる
これをやっていくとですね…単純にポスト作成が楽しくなります。笑
弊社でX顧問をさせていただいているクライアントの例も載せておきますね。
└刺激あります!→刺激味あります!
└思考停止→脳髄から止まっている
└DILのみなさん→でぃるーず
└作業に逃げる人→作業屋、作業マン、作業官、作業の武士、作業のプロ
└共通認識がなくて→掛け違えや思い違いに定義違いで
└現実世界よりも出会いが→スモールトーキョーよりも出会いが
詳しくポスト作成の裏側の覗きたい方はコチラ↓
2-2. 感情移動で心を巻き込む
私の中では、映画を観る感覚に近いのだけど…
以下の2つのポイントを押さえると、読者の心情をそれに近いものに出来ると思っています。
▼「会話」を引用する
どこまでいってもXは「暇つぶしツール」なので、なんとなくスクロールの指が止まる設計が必要です。
それで言うと「セリフを入れる」というのは有効すぎる手段。
人物の“人柄”を地の文ではなくセリフで見せると、説明より一撃で伝わります。
▼時間/感情を移動させる
時間軸の「過去→現在」や「現在→過去」があると、よりその物語にワープできます。
また、感情も「優しい気持ち」「怒り」「モヤモヤ」などを1つの投稿に混在させる意識を持つと、明らかに反応が変わるのでおすすめです。
3/ 行動レイヤー
次の一手が“勝手に見える”
本記事で紹介してきた投稿は一見「共感」を得られる内容ですが、どこか学びにもなる感じを設計していて…
「確認作業」が生まれる意識で書いています。
「確かに!(共感)→職場に行ったら確認してみよう」
「分かる!(共感)→〇〇にも聞いてみよう」
このような「確認に着地する心の遷移」は、一時的に記憶しなければならないので、脳としては学びと近い感覚になる。
これはTips系のノウハウ投稿とは少し毛色が違って「実践してみよう」ではなく確認作業を前提としたインプットなので、行動に移すのはライトだったりします。
そのために私が意識しているのは2つです。
3-1. ふわっとせずに「見ればわかる特徴」まで書く
「安心できる人」「危険な人」「説明ベタ」といった抽象ワードで終わらせず、
・口癖
・行動
・仕事の進め方
このようにその場で見分けられる形にしています。
それにより“わかる話”ではなく“使える話”になる。
3-2. 「締め」は教示スタンスにしない
締めの部分で「〜しましょう。」「〜してみてください。」と書かれていると、素直に実践してみようという気持ちが少し薄れる気がしませんか…?
フォロワー向けと割り切っているならアリですが、新規向けにフォロー転換なども狙う投稿であれば「独り言風」「勝手なぼやき風」がベスト。
「自分も気をつけよう」と好感が残る締めくらいが丁度良いと思っています。
ぜひ想定読者から逆算した締めを設計してみてください。
人柄は“はみ出した1行”で伝わる
文章を整えすぎると、人柄が見えなくなります。
標準語の“正しさ”で固めた投稿は非の打ちどころもなく、読者にとっては「自己思考の点検」でしかない。
読者に「いいこと言うな…」ではなく「この人、心地良いいな…」と思わせないとフォローされるほど発信者に関心が湧かない。
1行だけでも感情がはみ出すことで、相手の感情も揺れます。
「正直、マジで面倒」
「胃がキュッとした」
「あの時の缶コーヒーのバニラ臭が忘れられない」
五感の1行があると人柄が見え、人柄が見えると信頼が乗る。
経営者マインド/コミュニケーションエピソード/業界のあるある話の文章にも笑い皺を1本、入れてください。
想定読者の感情が揺らぐ「人心アルゴリズム」をハックする観点で発信活動することで、自然とXアルゴリズムでも評価されるアカウントに育っていくと信じています。
そして何より、この観点で発信しているほうが心の凪を保てます。
ちなみに「一人じゃ無理かも…!」という方は【無料】で経営者/役員/個人事業主向けに壁打ちも実施中です。
目的達成までのロードマップを15分で敷いています。(毎週決まった枠の中でですがご了承ください。)
弊社サービス「RE:WORD(リワード)」とは?
日本一経営者をバズらせたプロライターが監修、月3万円で毎日の投稿作成を代行、150社以上の経営者が集うコミュニティ、会食に参加できる「X顧問」サービスです。
▼弊社の実績
採用コストゼロで12名採用、4ヶ月で決裁者アポ156件獲得、月間インプレッション1,000万回超え、1年で150社以上の契約を獲得。
▼クライアントの実績
・月間100万インプ超えを複数名が毎月達成
・1ヶ月でフォロワー1,000名以上の増加
・地上波やメディア出演、書籍出版のオファー
・求人2名募集に100名以上が説明会参加
・介護、建設、エンタメ、士業など多業界での採用成功
ちなみに、本記事のような私独自の運用ナレッジは“超マニアック”な無料マガジンでまとめています。↓
もし1つでも、ヒントになる/ワクワクする部分がありましたら、ぜひ以下の「スキ」を押していただけますと幸いです。
それではまた。



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