Random_Play裏部屋
「うぅ…ん……?」
朦朧とする意識の中、リンはゆっくりろ目を覚まして瞼を開ける。……少しぼやけているが小さな謎の黄色い物が視界の中に入る。
『……あ!リンちゃん起きたー!』
「リン!良かった、ようやく目を覚ました」
「お兄ちゃん。それと……えっと、もしかしてソードマシン?」
『当たり〜!どう?僕の小さくなった身体〜』
「なんかすごく小さくなってる……」
ソードマシンとちょっとした会話をしていたら丁度ビデオ屋の店番をおわらせて扉からV1が入ってくる。そうしてしばらく見つめた後にすぐに歩いて近づく
『リン、起きたか。体の具合は大丈夫か?』
「V1、お兄ちゃん……あのデータチップは?ニコたちは?そして私はどうやって帰ってきたの?」
リンが興奮気味に問い詰めると、V1がリンの肩をポンと優しく叩いて落ち着かせる
『落ち着け、アンタはまだ回復したばかりだからな、あんま興奮するとまた気を失わないか心配だ。……無事でよかった』
V1が安堵の声を漏らすとソードマシンがひょこっとV1の肩に登ってきてからかう様な口調で話す
『いやぁ、やっぱり慣れないね〜。虐殺マシンだったキミが他人が無事な事に安堵するなんてね』
『……ウルセェ、お互い様だろうが』
『ハハッ、それもそうだね』
そう言いながらV1の肩から飛び降りてリンの隣に立ち、そしてアキラがリンに問いかける
「とりあえず状況を説明するから、まずはデータチップを読み取った後、君の身に何が起きたのか教えてくれる?」
「うん。…実は——」
リンの話によると、彼女は奇妙な夢を見たらしい。…彼女が言うにはいつかの場所でホロウ災害の景色を見て。その夢が終わったと同時に機械みたいな女性の声が頭の中で語りかけたと言う…その女性は「利用規約」がどうとか。そうリンに問いかける様に話していたらしい。
「うん…なんだか話だけを聞いてみると夢みたいな話に聞こえるけど…とにかく、事の経緯を概ね把握出来た。」
『それじゃ、次は僕たちが話す番だね〜…——』
『——まあこんなトコかな。僕とV1は遅れてきたから後からアキラ君の方から話を聞いたんだけど。痙攣しながらずっとうわ言を言ってたらしいよ?』
「3人共。こっそり録画とかしてないよね?」
「やれやれ、そこじゃないだろう?」
アキラが呆れながらそう言うと、V1が答える
『アキラの言う通りだ、アンタの状態がどこも問題なくて元気だったならもしかしたら
「さて、冗談はこれくらいにして…とにかく僕が慌てていた時にニコたちが知り合いの闇医者を連れてきてくれて。なんとか君をH.D.Dから引っ張り出してくれたんだ」
『それで今ニコちゃんがこの件について調査しててね〜。さっきアキラ君とこの件について話してて。借りたお金返してもらえたってさ!』
「まあ、ほとんど治療費とボンプの修理代で消えたけどね……」
アキラがそう苦笑すると、その後すぐに真剣な眼差しで話す
「——でも、本当の『悪い知らせ』はこれじゃない。少し待っててくれ」
アキラはそう言ってH.D.Dがあったパソコンの方へ向かい、そして咳払いをした後に誰かに向かって呟く
「コホン、
………シーン
「お兄ちゃん、これ——」
腕を組んで困惑していたリンが呆れながら何かを言いかけたが、突然部屋中の明かりや電子機器が小さく点滅する。そして——
「——システム起動……。III型総順式集成凡用人工知能、
「お-お兄ちゃん、これって………」
「リン。君が意識を失った後にH.D.Dを再起動したんだ。そして、彼女が現れた」
その説明を聞きながらリンはハッと奇妙な夢の中の出来事を思い出す、リンの言っていた女性の声と彼女の声が一致していたのだ
「お兄ちゃん!私、この声聞いた事ある!私が気を失ってた間。夢の中で語りかけた人だよ!」
『へえ、偶然ってすごいね〜』
ソードマシンは笑いながらそう話すと、Fairyと名乗る人工知能が話す
「肯定。私はIII型総順式集成凡用人工知能。Fairy(フェアリー)とお呼びください」
そう軽くまた自己紹介を終えた後、彼女はそのまま話を続ける
「マスターがサインした利用規約に則り、あらゆる場面でマスターをサポートし、貴方様がご自分の作業を完了できるように協力いたします。『
アキラが困惑し、慌てながら彼女に問い詰める。規約とは、その時とは。……そんな中でV1はただ彼女が写っているか画面と声を聞きながらレンズのシャッター部分を細める。
『………………』
『あれ、どうしたのさV1。そんなレンズの目細めちゃって』
『………なんでもねえ。何も聞くな』
ソードマシンはどこか溜め息を吐くような仕草をした後に話しかける
『……やっぱり怪しいかい。あの人工知能?』
『まぁな。怪しいところはかなりあるがまだよく分からん』
『それは言えてる。……それで、どうする?』
しばらくV1は考え込む。だが彼はすぐに答えた
『あのFairyとか言うヤツに会話が聞こえたらまずい。機会があれば色々あいつの事についてアキラ達とはなしあおうか』
『なるほど。確かにあの子は聞く感じかなり高性能みたいだし。リンちゃん達と話している間でも会話を聞いている感じがする』
そう話しながら彼女たちの方を見ると、どうやら彼女との会話は終わって何か話し合っているようだ……2人はリンとアキラに近づいて話しかける
『話は終わったみたいだな。どうだった?』
『ごめんね〜2人とも〜。僕らあんまり会話聞いてなかったから、彼女の言ってた事を僕たちにも伝えてくれない〜?』
そのお気楽な態度を聞いてV1は少し呆れるが、V1も聞いていなかったので何も言えない。リンとアキラは小さく苦笑しながら彼女の言っていたことを話す
一つ、彼女はH.D.Dが謎のハッカーによって破損していた事を知っている。彼女には全都市80%以上の知能設備に無制限のアクセス権限を持っているらしい
二つ、その破損を補填する事でき、2人のプロキシ事業を再建することができるそうだ。なおプログラムの削除命令は撤回できず、代わりにデータベースを再構築することで代用
最後に、彼女の協力があれば、累積式でホロウデータを獲得する必要がなくなり。毎回リアルタイムでホロウ脱出ルートを分析することができることができる為、以前のH.D.Dよりも優れた分析力があると分かる
「——とまぁ、彼女はそう言っていた。かなり優れていて確認してみたらインターノットから依頼をいくつか選別してきている。難易度的にはサブアカのレベルが考慮されていて、報酬も申し分ないけど。僕は結論を出すには早すぎると思う。彼女の選別した依頼には罠があるかもしれないし。少し時間をかけて検討してみないと」
『僕はアキラ君の意見に同意するよ〜。正直、彼女のことは僕もまだあまり信用できてないからね。…とりあえずリンちゃんは焦らなくても大丈夫だよ〜。どーせまだ回復しきってないんだからさ!』
2人の言葉を聞いて頷くリンだが、すぐになにかを思い出してアキラに話しかける
「お兄ちゃん、パエトーンのアカウントは……」
「残念だけど、謎のハッカーのせいで今まで培っていたものが水の泡になった。僕たちのサブアカが僕たちのプロキシ業の新たなスタート地点になる。」
そうアキラが説明すると、一見悪い方向性に見えるかもしれないが。やる事自体は「パエトーン」を「パエトーン」たらしめたものは変わっていない、……たとえそれがシステムに
オリジナル要素は追加しなくてもいいかな、それともUltrakill要素を増やすか?