シャンフロプレイヤーワイ、フレが奥手すぎて夜しか眠れない   作:嘉神すくすく

9 / 36
9 前略、水晶巣崖の上より。

 

 ワイちゃんは()側の崖にて採掘、ときどきサソリ狩り、所により撤退する作業を繰り返している。こっちの水晶群蠍(クリスタルスコーピオン)は防御陣形メインだからワイ個人からすれば良い的である、火力 is パワー。

 一応サイガー0も一緒に来ているのだが、不甲斐ないことに奴さんまた死んだ。

 

 なんか急に連絡してきて黒狼の採掘ノルマ早期達成を手伝って欲しいという。ならばと連れてきたのだが、当の本人はデスしてはエイドルトから再度移動してくるロスタイムが大半を占める体たらくだった。おかげでワイちゃんはあれが回収しそびれた鉱物も拾い集める手間をしいられているし、せっかく飛び降りてヘイト切るために【エア・クッション】*1のスクロールも持たせておいたのに一度も使ってないのは流石に反省してほしい。

 

 ……十分な量が集まったのでサソリたちにお尻を向け、スペルとスキルを駆使してエイドルト東に華麗に着地する。見た目タイガーマスクだが、ワイちゃんの運動神経ならルチャリブレだってやれる。

 

 と、少し離れた場所に足取りが重い巨漢アバターを見つけたため、捕まえて街に入る。

 それで最終的な戦果の確認としゃれこんだのだが。

 

「……結局ワイがほとんど集めとるヤンケ、シバクヤンケ」

「異議を申し立てます」

「敗北者にそんな権利ないヤンケ」

「水晶地獄で採掘なんて常軌を逸していますよッ!!」

「数日かかる作業が数十分から一時間で済むんやぞ、せめて命くらい賭けてくれよ」

 

 希少鉱石と水晶ついでにサソリの糞を大量に包んだ風呂敷に腰掛けながら、サイガー0のトータル5個という侘しい成果を夜杖・残身でつつく。ユニーク装備へのリードクエストを受注したとか言っていたが、この調子では先が思いやられるというものだ。

 

 奥古来魂の渓谷上層部の高難易度エリアである水晶巣崖、通称:水晶地獄で採掘を行う利点は、基本ハズレが無いため精神衛生上非常によろしいところだ。ついでにじゃれついてくる可愛いサソリたちと遊んでやれば良い素材も手に入る。……引き際を間違えれば漏れなく死ぬことを除けば良い稼ぎ場所だ。

 ワイちゃんは今更やる気はないが、何か効率的にサソリを一網打尽に出来る手段を見つけることが出来れば億万長者になれるだろう。(西)側のサソリは集団規模で攻撃的だから流石のワイちゃんも事故って死ぬ可能性高くて避けているが、同士討ちでもさせればワンチャンあるかな? 

 

「というかワイちゃんに頼ってまで時短図るとか、空いた時間でなにやろうとしとるん? 仕事肩代わりしたようなもんやしそんくらい教えて?」

「前に少し話したユニーク装備関連を進めたいのと、あと……スクショをと思いまして」

「なるほど、門限だから帰るね」

「話したのにむざむざ逃がすと思いますか……?」

 

 肩を掴まれ身動きを封じられる。

 モモさんの妹だけあって、やはり人を使うのに躊躇いがない。 

 

 ワイちゃんほんと学ばないよね、この子が二人きりになりたがる時は決まって()()なのに。割と数日から週に一回くらいの頻度だのに、不思議と前回から一か月以上は経ってる感覚があって忘れちゃうんだ。

 

「んで、こんどは何……あるいは誰の影響なのん?」

「……実は最近別クラスの男子が、女子生徒にシャンフロ内の動物や風景のスクショを見せて勧誘を成功させていたのを見かけて、『これなら自然と話せるかも』……と!!」

「あら、案外普通。もっと突拍子もない話かと……ん? 『話せるかも』?」

「フンスッ!」

 

 そもそも前提が成り立たなさそうな予感がしたが、今回の本人はえらく自信ありげに意気込んでいる。

 水を差すとめんど……もとい野暮な気がするから、とりあえず話を進める。

 

「まあ話はわかった。それならワイちゃんの自信作があるで?」

「本当ですか!? 花鳥風月の対義語みたいな蛮族虎人さんに戦闘以外を楽しむ風情があったなんて……!」

「シンプルキレそう」

 

 この口ぶりはモモさんの影響だな? 二人でワイちゃんの話するときとか、めっちゃ雑に扱われてるのが伝わってきた。つまりいつも通りやん。

 

 ……しかしこの件でワイちゃんを頼ったのは正解だったと言っておこう。

 

 今度やるらしいシャンフロ公式フォトコンテストに投稿しようと考えていたベストショットを一足先にお目にかけてやろうではないか。

 

「それではご覧に入れましょう……エントリーナンバー一番!! 『クリスタルスコーピオンのキャッチボー「ふんっっっ!!」ああっ!? ワイちゃんの自信作が……ッ」

 

 少し前に偶然目撃した、クリスタルスコーピオンのデカい個体が断崖を挟んでチビスコーピオンをキャッチボールでトレードしていた光景を【浮遊】アングルで捉えた最高の一枚を、無体にも叩き落とされてしまった。

 

「なんてことを……世の男子がこれを見れば一発で興味を持つこと間違いない傑作やぞ!?」

「確認のために言っておくと女子高生ですからね、私? 自分で言うのもなんですけど優等生側のッ! こんなのを嬉々として見せたら二度とイメージ払拭出来ませんよね……っ!?」

 

 わがんねぇよ……女心わがんねぇよ……! このシーンの直後にチビスコーピオンをぶち当てられて撃墜されると言う最後まで美味しいエピソードたっぷりなのによぉ……! 

 

「というか虎人さんには最初からそういう面を期待してないです」

「ひどい」

「今回お願いしたいのは空中アングルでの撮影なんです」

「えー? あんま好きやないやつ……」

「まあそう言わずに」

 

 カメラマンとしての技量なんて絶無に等しいが、ワイちゃん結構この手の話でお呼びがかかる。

 

 というのもワイちゃんには空を飛ぶ……より正確には跳び上がってからの浮遊や滞空・滑空の手段がいくつかある。かなりレアなスキルや魔法であるそれらをコロシアム等で披露することはほとんど無く、故に大半が身内情報だ。

 身内情報とはいえちょっと探せば『そういうスキルがある』という情報は得られるが、ワイちゃんがそれを持つという所は口約束で封じているためなかなかたどり着かない。情報操作においては完全に秘密にするよりあえて少し情報を流しておくほうが効果的な場合があるのと、口約束というのは人が思う以上に心を縛るのだと梁山泊(ウチ)のリーダーが言ってた。

 

 自殺マニアの変態どもと、断崖とかからダイブするベースジャンプと言うらしいエクストリームスポーツをシャンフロ内で楽しむ人達、主にその二つのクランとの付き合いでしているような空中撮影が望みなのだろう。

 要はゲーム内に未だ存在しないドローンの代用として、身内から良いように使われているわけである。クラン内で一応二番目の地位にあるはずなのに一番雑に扱われている……日頃の行いのせいと言われると弱いね。

 

 一応、戦闘においても群体やボスエネミーを相手に空中から一方的に遠距離攻撃を浴びせる手段として有用ではある。PvPだと強すぎる行動であるためそこまでするほどの相手が残念ながらおらず、大月輪でサイガー100を相手に少し使ったくらいだ。

 ついでに魔修羅で引き撃ちするのは遠近両方で火力を出せる特性を捨てているようなものだし、本気でそういう戦いをするなら純魔ビルドにする方がいい。

 

 さらに言うなら個人的にも引き撃ちは趣味じゃない。やってくる相手に肉薄して殴るのは楽しいが、安全圏から一方的というのはチャンピオンらしくない。

 梁山泊の興行が公式の協賛を受けるようになって以降は尚更で、コロシアムにおける自分はボスキャラである考えているためそんなクソムーブは控えている。トキシック・イーグルとかサービス開始からずっとヘイト凄いし。

 

 せめて【追う者たち】や【追いすがる者たち】を使うだけで近接がキレ散らかすレベルから一段上に行ってくれればと思わんでもない。

 

 ……我ながら魔法職や後衛のメンタリティではないが、それはそれとして立派な択の一つではあるから保持している。

 

「……また話の最中にPvPのこと考えていますよね? 姉さんにも何か言われませんか、それ」

「めっちゃ拗ねるし顔とかつねってくる」

 

 シャンフロだとそれだけだが、リアルだとポカポカパンチが追加される場合もある。モーションに対して一発一発がヘヴィなんだよね、すごくない? 

 

「まあ今日くらいは付き合ってやらんでもないけども……ワイちゃんそういうのよー知らんで?」

「そこはこちらで調べておいたので、虎人さんはお付き合い頂ければと」

「とりあえず最初はサソリの巣?」

「あんなおぞましい場所にはもう行きません」

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

 場所はイレベンタルのメインストリートに移って。

 とりあえず一箇所、試しに撮影をしてはみた。だが……作品性の違いが大きすぎて既に面白くない! 

 

 去栄の残骸遺道の空撮をした際に絵面が物足りなくて、爆弾ゴーレムを連鎖爆発させて夜空の下で真昼のように明るく過激な画の撮影に成功したのだが、ロマンティック派なサイガー0に全ボツを食らった。

 

「なんでやーっ、そんな堅実志向やとフォトコン取れんぞ!」

「フォトコン目指してませんし!! こんな予算がついた特撮映画みたいな派手さは求めていないんですよ……! 私という人物を誤解されるような撮影はやめて下さい!」

「いっそ人物ビルド変えてまえよ、そんなんやと卒業までに話しかけられるかもグエッ」

「超えましたね……? 今、確かに一線超えましたよ!?」

 

 首に手をかけやがった!? その前にワイがお前を殺してやるよっ。

 

 現実では柔道ガチ勢なのだろうがこっちだってレスリング部やぞ、掴んだだけで勝った気になるな……ッ! 

 いい機会だから実力の差を見せてやる……人の事をドローン代わりに扱いやがってよォ! 

 

「ちょっとあなた達……? なかなか来ないから様子見に来てみたら……何やってるの?」

「おー園長さん……! すまんの……ちょっとこのクソボケをわからせるから……っ」

「ンギギギ……!」

「何があったのか知らないけどやめなさいよ!?」

 

 首を自分の脚と相手の肩で圧迫する三角絞めが極まりつつある状況だったが、あらかじめエイドルトでDMを送っておいたSF-ZOOの園長さん──Animaliaが間に入り止められる。

 音楽性で解散するバンドグループもきっとこうなのだろう……刃傷沙汰にならないだけ大人しいものだ。

 

 適当なカフェに移って落ち着いてから、改めて話をする。

 

「わざわざ来て貰ってすまんの。こんボケが友達誘うのに良いスクショ撮りたいなんて言うもんやから」

「それがどうしてあんなストリートファイトに繋がるの……」

「ええと……虎人さんが呼んでいたのですか?」

「ウチのミミズクの動画を対価にお越し頂いた動物博士や、撮影と言えばやっぱこの人やからな」

「はじめまして、サイガー0さん。黒狼さんとはあまり関わりがないけどよろしくね」

 

 実の所最初に見せた1枚が不採用になった時点で、ワイちゃんでどうこうできる話だとは思わなかった。だから何人か頼りになりそうな人に声をかけてみたところ、Animaliaはいの一番に食いついた。

 もともと彼女は、おばあちゃんが運営するウチのペット達の動画チャンネルのフォロワーであり、そんなことは知らずにある時ペットの話からSNS上で猫二匹の写真を見せたところ一発で特定された過去がある。

 

 シャンフロ内よりもそれ以外のSNS上での交流が多いという珍しいフレンドで、ウチの子達が大好きなことがこれでもかと伝わってくるため、何か頼まれれば割と積極的に協力するくらいには気に入っている。

 

 ……最初は珍獣と間違えられて大変な目にあったけども。

 

「話しは大方聞いてるわ。……虎人君、流石に女の子の気持ちをわかってなさすぎじゃない?」

「ああ? DMでは言わんかったけど、コイツ男を誘おうとしとるんやで? せやったら誘う相手の興味を引くのが1番大事やろ」

「そういう訳にはいかないの! 確かに貴方みたいなのが友達を誘う分にはベターチョイスよ? というかナニあの光景、今度ウチでも調査しなきゃ。……でも女の子が異性を誘うという段階で、あんな突飛なスクショ見せたら友達になれたとしてもそれ以上が無くなる可能性があるんだから!」

 

 サイガー0がめちゃくちゃ力強くうなづいている。友達以上を望んでる感を一ミリも隠してないのはもはや今更なの? 

 

「やっぱり女の子が男の子を誘うなら『カワイイ系』……それも動物たちの生命力溢れる可愛さが一番よ! ほら見て、こっちが私がテイムした子達のスクショで、こっちがクランで経営してるカフェのスクショ!」

「おお!」

「まあ、確かにな? うちの周りのバカ共を一般水準で考えてたのがよく考えたらアカンかったわ……」

 

 ……しかし男を釣るってのにそういうので良いのだろうか? 『へーかわいいね……』で終わったりしないかな? 

 

「……虎人さん、参考までに聞きたいのですが、いつだかに話されたクソゲー好きのお友達の、女子の好みとか分かります?」

「あん……? 天音永遠レベルに綺麗すぎて腹に一物ありそうなタイプには苦手意識がある程度で普通にかわいい子が好みやぞ、ろくに恋活せんくせして一丁前に高校生らしいイベントはこなしたい程度には考えとるし。……なんでまたそんなことを?」

「いえ、とても参考になりました」

 

 何となく答えちゃったけど、明らかに言わなくていいこと言った気がする……ごめんねラク。

 

「とにかく、あまり奇をてらうことなく可愛いものに共感を持って貰うのがいいわ」

「ごもっともですね!」

「早速だけど、そこのぶっ飛んだ絵面ならウケると考えてる大喜利バトルジャンキーとは訳が違う所を見せてあげるわ」

「よろしくお願いします!!」

 

 明らかにワイちゃんの時よりも前のめりだった。虎人くん、遺憾。

 

 とはいえ実際その気持ちはわかる。何せ彼女とそのクランは撮影分野における実績が違う。サービス開始から撮影技術を追求し続けているだけでなく、かつては消費アイテムが必要だったスクショや録画の仕様に猛抗議を重ね無制限に出来るようにした組織の一つであることは語り継いでいきたい。

 誰かの便乗や偶然の産物で激写するにわカメラマンなワイちゃんとは年季が違うのだ。

 

 あと女の相談は女相手にするに限るってやっぱり。というか実の姉に相談してないのはなんで……いや、あれは当てにならないか。明らかに男慣れしてないし。

 最近ナンパされている所を見かけた際に、最終的に男の命を助ける羽目になるとは思わなかった。

 

 ……と、Animaliaがスクショのギャラリーを漁って、ようやくイチオシが決まったようだった。

 

「それではご覧いただきます。エントリーナンバー二番────『ユザーパー・ドラゴンの盆踊り』です! どうぞ!!」

「おお!」

「『おお』じゃありませんよ!?」

「はぁ!? これの何が気に入らないんや!?」

「そうよ! 鱗の艶と質感に加えて、ユザーパードラゴン独自の躍動感が顕れている最高の1枚じゃない!?」

「小学生男子が相手じゃないんですからね……!? こんなの見せたら友達コースも危ういじゃないですか……!」

 

()()ユザーパー・ドラゴンを相手にここまで完成度の高いスクショを撮るとは、SF-ZOOの底力を思い知らされた。ワイちゃん個人どころか、きっと梁山泊が一丸となっても同じことは出来ないだろう。

 クリスタルスコーピオンのキャッチボールごときでいい気になっていた自分が恥ずかしい……! 

 

 そしてその偉業を知ってか知らずか、ワガママな子だねホントに。

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

 Animaliaはスクショを見せびらかした後は満足して帰っていった。

 全く関係ないけど、ワイちゃんあの盗人ドラゴンのことをずっとユザー()ーではなくユザー()ー・ドラゴンだと思ってた。バレてないといいなぁ。

 

 それはさておき読者諸兄は既にお気付きであろう、これは一人目の話しだ。

 

「というわけで二人目がこちらのサバイバアルちゃんです」

「ファステイア以来だな、二週間ぶりくらいかァ?」

「そうですね、ありがとうございました。失礼します」

「来たばかりだろォが失礼すンじゃねェ」

 

 最近は各地にある蛇の林檎亭でティーアスちゃんとのエンカウントにワンチャンあるかもと、クラン総出で穀潰ししているらしいサバちゃんがやってきた。

 つい先日、暇つぶしで味覚制限の段階解除を目当てに個室を取って食べ物を色々頼んだところ、ティーアスちゃんがご相伴に預かる気満々で図々しく同席してきた情報と記念写真により一本釣りされた。

 

 実は賞金狩人実装以前から一部の属性(フェチ)を有するNPCにご執心だったサバイバアルもまた、優れた撮影者だった。なんならスクショの回数が有限だった頃はそのアイテム目当てにPKを繰り返していたとかなんとか。

 詳しいことは知らないが、阿修羅会に勧誘されたのだってNPCの追っかけをしてきた時に偶然かち合ったペンシルゴンの苦し紛れだったという話である。

 

 モンスターの撮影においては間違いなくAnimaliaと動物園が郡を抜いているが、PCやNPCのような人型の撮影技術においてはサバイバアルと着せ替え隊が最も優れている。

 ルティアさんの新作写真集良かったよ。

 

「安心しろォ。アンタがティーアスたんやルティアさんの撮影で良い顔してなかったのは承知してるからな。そういうのは抜きで考えてきてあるぜ」

「良かったぁ……あー、でも、普通のスクショでも出来れば聖女ちゃんみたいな美少女系は避けてもらえるとうれしいです。それでシャンフロ始められちゃうのは複雑すぎるので……」

「おうとも。……だいたい虎人なぁ、サソリのキャッチボールなんて未プレイの野郎に見せた所でプレイまで漕ぎ着けるか怪しいもんだろうがヨ」

 

 言われてみれば確かに。ゲーム内の知識がある程度あれば抱腹絶倒間違いなしと言っても、よく知らないプレイヤーが見てゲームを始めるまでに至るとも限らない。

 そもそもシャンフロは基本無料のMMOと違って一万円弱のソフトを購入しないと始められないのだ。いわゆる内輪ネタだと弱いのだとハッとする。

 

「やっぱ男には夢を見せてやらねェとな。男なんて幾つになっても剣や鎧が好きなもんだし、着流しに刀を刺して肩で風切って歩く姿への憧れを捨てられねェ生き物なンだ」

「ほほう……」

「他にも、ガチ嗜好の渋いレンジャー衣装で身を固めて飾りの無い弓を手に森に潜むとか……要は形とシチュエーションだな。具体的に何が本人に刺さるかまではわかんねェが、『出来るかも』と思わせれば思うがままよ。シャンフロはその辺強いしな」

「なるほど! その視点はありませんでした!!」

「……流石やなサバちゃん、着せ替え隊の(トップ)張ってるだけあるわ」

 

 やはり人の上に立つ者に必要なのはこういう所なのだろう。答えを押し付けるのではなく、想像させるというのは盲点だった。

 

 動物園もそうだが主目的を同じくした上で、メンバーそれぞれの方針が集団を盛り上げるクランは強固だ。そしてそれはリーダーの器量と組織の風通しに依るところが大きく、それらの恩恵を最大化する理論が政治というものだ……と、姐さんが言っていた。感覚的にはともかく理屈はまるでわからないが。

 

「まァ論より証拠だな。ちょうどクラン新メンバー募集のために撮影したやつがあってな、ソイツを見せてやる」

「はい! 是非!」

「しゃあっ、エントリーナンバー三番! テーマは『多様性』だぁっ」

「おおっ!」

 

 それは多種多様な装備に身を包んだ着せ替え隊メンバーらの集合写真だった。

 

 ある者はレトロRPGゲームの時代から愛されているビキニアーマー。

 

 ある者は同じくレトロ格闘ゲームから愛されるくノ一の衣装を。

 

 ある者は日本の伝統的な巫女装束、蠱惑的な花魁装束、ミリタリー衣装やジャージ姿まで。

 

 各々が理想とするプレイヤーメイドの装備で着飾った、まさにシャンフロというゲームにおけるプレイヤーの自由度と多様性を表すに相応しい一枚だった。

 

「これはすごいでサバちゃん! こんなん見せられればシャンフロに夢を見ること間違いなしや!!」

「ああ、これ以上にねェ一枚だと我ながら感動したもんだ……」

「完璧や……そう思うやろサイガ——ヒィッ!?」

 

 ……感動のあまり声も出ていないサイガー0の方を向いた瞬間、あまりの殺意に思わずたじろいだ。

 

 

 あれ、この子……殺す気じゃね? 

 

 

「————こんな女装男性PC集団のスクショなんて見せたら……二度とおしゃべりすらして貰えなくなるじゃないですかッッッ!!!!」

「マジかよ得物抜きやがった!?」

「アカンっ、殺る気満々や! 逃げろッ!!」

「逃がしません……!」

 

 バフまで盛って本格的に追ってくるサイガー0から、かなり本気で逃れる。

 結構お高いスクロールまで使ってきており……一体何が彼女のカンに障ったのかわからないまま、ワイちゃんとサバイバアルはただ恐怖から走り続けた。

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

「どぉどぉ、落ち着きたまえサイガー0くん。本格的に追い詰めて後が無くなると彼は反撃してくるぞ、そうなったら勝てないのはわかっているだろう?」

「理屈じゃないんです……! これはやらなければならないことなんですっ」

 

 途中で二手に分かれたサバイバアルは無事ログアウトに成功したらしい。

 一方で徹底して怒れる鬼神に追跡されたワイちゃんは声をかけておいた最後の一人であるキョージュの小さい背に隠れて様子を伺っている。

 

「どうかここは私の顔を立てて穏便に済ませてくれないかな? いろいろと聞く機会が回ってきたんだ、悪いようにはしないとも」

「……キョージュさんに免じて一旦矛は収めます。しかし後でどうするかは虎人さん次第ですからね!?」

「ウス……」

 

 ……話が通じない人間に命を狙われると、冷静な判断が出来なくなることを思い知らされた。脅し抜きに殺しにかかってきたし、スプラッタ映画とかの刈られる側ってこんな気分だったのか……。

 アバターの外見に微塵も似合わない落ち着きある初老男性の声にこの上ない安心感を感じる。これがバブみというやつだろうか。

 

「仕切りなおさせて貰うが、今回はシャンフロ内における美景の撮影をしたいのだったかな?」

「おー……『花畑』や『登山部』の人らでちょうど良さそうな人がインしとらんかったから、ならキョージュかなぁって」

「目星はつけていると聞いているが……サイガー0くん、詳しく聞いても?」

「はい、まずは——」

 

 モンスター、人、と来れば後は風景だ。

 本当はもっと他に適任のクランがあるのだが、今回はライブラリに白羽の矢が立った。資料ということで空撮に付き合ったことも何度かある。

 

 サイガー0は最近キョージュ、およびライブラリからシャンフロ内の歴史や世界観について学んでいる。少し前にライブラリとのコネが欲しいと言ってきたのはそんな目的だったらしい。

 

 今回のことといい、まったく甲斐甲斐しいことだ。やり方は人それぞれとは言え、チャンピオンクラスの実力をつけてからプロデビューするような気の長い話しでたまにイライラする。

 

 ……でもなぁ、だからこそ、この子絶対強くなるんよなぁ、たぶん想像を絶するほどに。完全に手段なくせしてここまでゲームひとつにのめり込めるというのは正直恐ろしい。

 一体どんなバケモンに成ってくれるのか、楽しみで仕方がない。

 

「──ではちょうど近くであることだし、無果落耀(むからくよう)古城骸(こじょうがい)へ向かうとしよう」

「はい! ほら虎人さん、早く行きますよ!」

 

 ……うんまあ、距離を置かれるよりはナメられる方がマシだけども、サイガー0ってばワイちゃんの事を弟かなんかのように扱ってる気がする。姉とは理不尽な生き物ですと言っていたが、当の本人もその素質は間違いなくある。

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

「……我々、ライブラリというクランはこの戦場跡地から始まったと言ってもいい。何者による攻勢かは今だ謎だが、兵器工場の眼前まで追い詰められる程に大規模な戦争があったことは確かだ。……ところで器用に歩いている彼を起こしてやってくれるかな?」

「虎人さん、寝落ちしないでください。強制ログアウト直前じゃないですか……」

「──ハッ!? 俺が見ていたルティア写真集は……!?」

 

 街を出てしばらく歩いていた辺りまでは覚えているのだが、途中から記憶が無い。何か世界史の授業を受けていた感覚と、夢の中で夢を見ていた感覚とがある。

 

「相変わらずおもんなさそうなエリアやなぁ」

「まあ、戦闘にしか目がない君からすればそうだろうな。……我々からすれば定期的に新発見がある重要エリアなのだが」

「あの、実は私ここには用がなくてこれまで近づくことがなかったのですが……攻略的にはどのようなエリアなのですか?」

「外はともかく、遺跡の中は面倒な動きする敵が多いくせしてリターンが少ないハズレエリア」

「特に自衛手段のない後衛職には辛くてね……メンバーに不安がある状態では未踏エリアの調査に踏み切れないのが辛い」

 

 おそらくサイガー100を初めとする黒狼の先輩らによるアドバイスなのだろう。設定的な話は知らないが、少なくとも現状知られている限りでは目的がなければわざわざ来る価値があるエリアではないため、サイガー0のように立ち寄らないプレイヤーは珍しくない。

 

 ネットでは腕試しエリアと言う評価だが、正直その方面で見ても水晶巣崖の他に閃霆万里の坂道の断崖コース──竜狩りの志錬が存在する以上はイマイチだと思う。

 だからなのか、他のエリアには無い特別な何かを期待してしまうところがある。マップの端とか地下深くに隠しボスがいたりとか、願望でしかないが。

 

「まあその辺りの話はまた別の機会にするとして、落ち着いて星を見るならばこのエリアだろうと私は推している」

「あー、確かに。他は敵が多かったり、ジークヴルムの巣だったりで余裕ないしの」

「…………」

「急に黙ってどうしたんサイガー0?」

「……さっきまでのような流れを警戒しているんです」

「キョージュはそういうの無いから安心しなや」

「やはりあの二人は確信犯でしたね!?」

 

 キョージュガードがメタとして優秀すぎる、今後これなしとか考えられなくなりそう。

 

「うむ、まあ正直なところ、私の手元にある写真は高校生の少年にはいささか退屈に映るかもしれないな。少し見てもらえるかな」

「……いい写真ではありますが、確かにこれは」

「考察目的やからなー、歴史の教科書感が拭えんわな」

「虎人さんのご友人でこれを見て喜ぶ人とか居たりしますか?」

「歴史好きが一人おって、そいつだけやな。……しゃあけど参考にならんで? ワイちゃん自身はバカの誘いに乗って修学旅行の夜にこっそりゲームショップ回るような奴やから、類友で考えたらそいつはレアケースや」

「はっは。ヤンチャなことだ」

(京都で陽務君とホテルを抜け出してそんなことを……っ!?)

 

 なんでか知らないけどサイガー0の怒りゲージが上昇した気がする。この手の不良的エピソードが受け入れられないタイプだったのだろうか。

 

 それはそうと見知らぬ彼の趣向は知らないが、ワイちゃんと同年代で遺跡とか廃墟とかのシンプルな写真にロマンを感じ目を輝かせる男子は少数派だろう。既にツーアウトくらってるっぽいから下手な真似は控えているが、やっぱりもっと明確な見どころが必要だと思う。

 

「とまあ、私個人としては嘆かわしいが、若者受けがいい物でないことも理解しているのでね。今回新しく『映え』と言うものを意識して撮影しようと思う。……物のついでに、古城跡をなるべく高い位置から、全体を捉えた写真もお願いしてもいいかな?」

「ついでってか、ハナからそっちが目的やろ? ええよ別に。先にそっちを済ませてまうから、その後どうするか勝手に考えといてや」

「いやはや、いつも助かるよ」

 

 やはり考え事は周りに押し付けるに限る。船頭多くしてなんとやら、黙って働く人間も集団には必要だ。

 とりあえず手近な瓦礫を伝ってなるべく高い位置まで上り、それから一旦周囲を見渡し仮想ルートを組み立てる。

 

「”遮那王憑き”、【テイルウィンド】」

 

 スキルの補正により軽やかかつ高らかに跳び上がり、魔法による追い風も加わりより高く遠い足場へ到達する。

 

 このようにフィールドの高所を移動するのは初めてではない。何か役に立つかもしれないため試行錯誤しているのと、夜空の星にどこまで迫れるのかという興味本位を時々実行している。

 

「”軽気功”、んんんん……っとーう! 【空の足掛】! とーう!」

 

 自身の重量を軽くした状態で垂直方向になるべく高く跳び上がり、最高到達点に魔法で足場を生成し再び跳び上がる。

 

 タケコプターに繋がるあの歌詞はあまりにも有名だが、個人的には飛ぶよりも駆けあがりたいタチであるためこのやり方は気分がいい。身一つでどこまでも行ける全能感がたまらない。

 

 ……だがそれでも、逸脱者が居る『彼方』とやらには決して届かない。もしかしたら、この星からは見ることすら出来ないのかもしれない。

 メタ的に考えれば繋がりのない別エリアと言うのが自然だが、それでも宇宙を通して繋がっていると思いたい。()()が人の形をしただけの何かだとしても、明確に隔たっているというのは寂しいことだから。

 

「【浮遊(フロート)】……ちょっと高いかもだけどまーええか」

 

【拡声魔法】を使えばギリギリ地上の二人に声が届くかどうか。流石に雲よりは低いが……おそらく、この一帯で戦っていたのであろう巨大な手の主、それが立ち上がった場合よりも高い位置まで来た。

 地上と違って遮蔽がなく好き放題吹き荒れる風が体温を奪い続ける。胴装備不可のワイちゃんが留まっているとそのうちHPが減り始めるだろう。

 

 魔法で宙に浮きつつとりあえずキョージュのリクエストを済ませ、ついでに一帯の景色や夜空等も撮影しておく。

 

『スゥゥゥ……二人ともー! なんか良いアイデア見つかったーっ!? 寒いからはよしてー!』

 

 魔法で声量を大きくした上で、なるべく大きな声で地上に呼びかける。

 ……返事は数十秒かけてかろうじて届いた。

 

『いいえー! 彗星とか流星群とかが見れればいいなぁと! 話しただけで、特になにもー!』

『あー!? 流星ー!? わかったー! そっちでも撮影とかしといてなー!』

 

 想定の数倍寒く、歯がガチガチ音を鳴らし始めている。あまり留まっていると本当にデスするかもしれない。とりあえずなるべく空高く彼方から、プレイヤーや遺跡がなさそうな北の海の方角へ向かうよう夜杖・残身を向け狙いを定める。

 

 どうせ普段から使う機会も無い。ペンシルゴンと決着をつける際の()()()()()しか予定がないことだし、ここで使ってもなんら支障はないだろう。

 

『はいー!? あのー! 撮影って何をーっ!?』

 

 体力が減り始めたっ! 

 HP初期値なワイちゃんに既に猶予はなかった。とりあえず言うべきことは言っておいたため、後で文句を言われても知らない。

 

 たった一人へのプレゼントには過ぎた光景だが、そこはワイと逸脱者(かのじょ)とついでに運営からの大盤振る舞いとしておいてやろう。

 

 このスペルに相応しいプレイヤーが今後現れるかは知らないが……もしこれが、サイガー0の望みを叶える光景となるのなら、きっと闘いに使われるよりも本望だろう。

 

「————【彼方の星々よ、時代と共に来たれ(アデステ・アストラ)】」

 

 これはユニーク武器である夜杖・残身のユニークスペル。MPへステを極振りしているワイちゃんが消費MP軽減手段を複数用いた状態で最大MP(マナ)の八割を要し、その上クールタイムが一週間(168h)という大規模スペル。

 

『最果ての星海(そら)』という魔法系統における最奥の一角であり、恐らくは逸脱者関連に由来するそれらは現時点で否応なく独占状態にある。

 本来シャンフロにおける魔法というのは、その魔法自体の存在を知り、理解し、確信することで習得できるものなのだが……その系統に関しては夜杖・残身を手にしている時だけ暗記した覚えのない完全詠唱まで当たり前に扱え、装備していない状態では存在していることは知覚できてもどうすれば使えるのかさえわからなくなる。

 

 こんなことがVR技術で可能なのかと恐れることはもちろんある……だが杖を手にしていると息をするように当たり前の認識になるのだ。

 そしてそれは逸脱者との繋がりである。理屈を無視した確信が、月の香りと星々のぬくもりと共にある。

 

 ……視点を北の空へと向けると、プレイヤーが常々見上げているものとは別種の、より(くら)く青黒い星空が張り付いているのがわかる。

 

 シャンフロサービス開始以降、史上2回目の流星群。直近でサードレマ東に赤熱を伴って降り注いだ滅びの光景とは似つかない、何者をも脅かさない白と赤の軌跡が観測された。

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

 HP持続回復ポーションを飲み、薬草をかじりながら魔法による滑空で地上に降り立つと、遠くから見慣れた巨漢が手を振り駆け寄ってくるのが見えた。

 その様は鬼がゴキゲンで殺しにかかって来ているようにしか見えない……コワイ! やっぱりあの見た目アカンて! アバターを作り直す方法を速やかに見つけないと色恋に繋がる気がしないのだけど!? 

 

 シンプル怖くて逃げたかった、だが出来なかった。

 傷つけないための配慮とかでは無くて、滑空からの着地行動でスタミナを使い果たし硬直していた所を普通に捕まえられた。

 

「感動しました虎人さん!! 流星群なんて私初めてです!! あまりに綺麗ですっかり息を忘れて見入ってしまいましたッ!!」

「ああ、そう……?」

 

 ……前回使った時は気のせいだと思っていたが、あのスペルを使用した直後は自分でも信じられないほど他人の言葉に無感動になる。

 

 気疲れとも違う、鬱というやつだろうか? まるで心を菜種や生ゴマのように絞り油を出しきったような感覚。

 MP(マナ)以外の大切な何かを燃やしてスペルを行使したようだった。

 

 前回はしんどくて話しかけてくるペンシルゴンを無視し直ぐにログアウトしたのだが、そうしたらまるで悪夢から覚めたかのように不快感が消え失せたのを覚えている。

 ……ゲームの仕様なのだとして、何を思ってこうしたのか全く理解に苦しむ。苦痛体験に一家言あるスタッフでもいるのだろうか? 

 

「ふへ……『星が綺麗ですね』……ふへへぇ……」

「……どういう意味?」

「片思いの相手に好意を匂わせる表現だな。……我々は何も聞かなかった、それでいいね?」

「トリップしとるやん……やべぇわこの子」

 

 遅れて合流してきたキョージュの解説に頭痛がしてくる……この場に居ない彼との未来を既に……? 中学時代にオリジナル必殺技だけでノート5冊使ったワイよりも妄想たくましいかもしれない……。

 

「……んで、なんでワイちゃんは手枷を付けられ拘束されてるのん?」

「それは当然、先程の光景について場所を変えて詳しく聞くためだとも。……シャンフロにおいてあらゆるスキルや魔法の効力が及ぶのはせいぜい数百メートルが限界である。にも関わらず、君は少なくとも大気圏外まで何らかの手段で手を伸ばしていた。既存の概念を覆すか、根本から体系が異なる何かを握っているのは明白だ──そうだろう??」

「……おやすみ」

「待ちたまえっっっ!!」

 

 残り少ないMPで【座標移動(テレポート)】を使用し、サソリの巣に登る前に更新しておいたリスポーンポイントであるエイドルトの宿屋に戻ってきた。

 

 めんどくさいから今日はもうここまでにする。ログアウトしてリュウを夜散歩させた後でお風呂入って寝る。

 後日また詰めかけてくるだろうけど虎斗くんは知りません。その時が来たら元気になった虎人くんが何とかするはずだ。

 

 

 

 ……そしてその一週間後。

 

「で、誘えましたか?」

「誘えませんでした……」

「頼むから【規制ワードです】くれ」

 

 三人分のコネと一日分のプレイ時間、そして滅多に使わない奥の手。

 その一切合切が徒労に終わりましたとさ、ちゃんちゃん。

 

*1
高所からの落下ダメージ等を緩和する魔法。




ユザーパー・ドラゴン:皆様ご存知、原作でリュカオーンの影撃退後のサンラク一行を苦しめたエリアボス。あのサンラクをして『兎砲弾』が無ければもっと苦戦していたと言わしめた強敵。武器を奪う、魔法を奪う、基本的に空を飛んでいるというのに前述の魔法対策があるなどかなりの強敵。
筆者は名前を普通に『ユザーバー・ドラゴン』と思い込んでいた上に、さらに本話投稿直後は『リザーバー・ドラゴン』と誤字をしていた。コメントと誤字報告を頂くまで気付かなくてごめんね。

虎人:学校ではレスリング部所属、将来的に総合格闘技への参入を視野に入れているのが二割、単純にやりたいのが八割で入部した。他にも空手や柔道、カポエラやジークンドー、剣道などなど半ば遊びのものを含め様々な経験がある。

サイガー0:品行方正な彼女にしては珍しく、色々あって虎人くんのことは舐め腐っている。半分以上は虎人くん側に落ち度があり、物語が大分進んだ頃のエムルのサンラクに対する対応みたいなもの。

アニマリア:えっほ、えっほ、はやくこの映像を世界に広めなきゃっ、えっほ、えっほ

サバイバアル:この後味覚制限の段階が爆発的に解除されたが、念願が叶ったかは定かではない。

キョージュ:珍しく怒っている。

最果ての星海:逸脱者を含む『彼方』に由来する魔法系統。便宜上魔法扱いされているが、厳密にはシャンフロの一般的な魔法とは異質の能力。使用により一定時間プレイヤーに精神的な負荷がかかる。

モモちゃんがヒロトくんとスーパー銭湯に行く話を投稿していいすか?

  • あ、いっすよ(快諾)
  • 頭湧いてるんですか?
  • そんな姉さんの話より私と陽務君の絡みをも
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。