「推し活」を持ち上げる広告代理店のレポートを読んで、代理店だからこんなもんだろ、と思いつつも、やはりそこに未来観の乏しさを感じて、いろいろ考える。
「推し活」は、宗教における信仰やトランプなど極端な政治家への支持と比較して考えるべきことで、いろんな点において危ない。
危険なポイントは大きくふたつある。
ひとつが、推し対象がアイドルグループ等の場合、10-20年後にその存在のほとんどはいなくなるので(解散等)、中長期的にマーケット(とくに音楽)を育てることに繋がらないリスクがある。アイドルファンを卒業したあとに音楽ファンとならず、「思い出」で終わる可能性があるということ。これについては以下で触れた。
news.yahoo.co.jp/expert/article
もうひとつは宗教や政治と異なり、宗教・政治思想がその中心にあるわけではないので、それらをもとにしたカルト的暴走は起こりにくいものの、思想をもとにしないからこそ生ずる突発的な暴走は起こりやすいこと。さらに集団としての統制も持ちにくいので、抑制も効きにくい。
なんらかの対象を愛する気持ちはけっして否定しないが、愛は絶対的な正義でもなんでもなく、ストーキング行為のような歪んだ愛に転化することもある。
Fanの語源がFanaticであることを、あまり軽く見ないほうがいいと常々思う。
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