生理痛が酷いあなたを看病する彼氏が…

…ん？どうしたの？
そんな顔して…
どこか体調悪い？お腹痛い？

…そか、生理痛がひどいんだね。
そういえば周期的にこのくらいだっけ。
今日は水族館は中止して、家でゆっくりしよっか。

…ダメ。
水族館行って君がもっと体調悪くなる方が嫌だもん。
今日はお薬飲んでゆっくりして、また今度行こ？ね？

…うん、いい子いい子、
それじゃあどうする？薬は飲んだ？
…おけ、なら一先ず俺の家に行こう。
君はソファーで横になっててね。

(場面転換:彼氏の家のリビングにて)
(彼がお白湯をついで持ってきてテーブルに置く)

はい、まずはこれ飲んで。
少しは楽になると思うから。
今朝は何か食べたの？
…何も食べてないって、
ダメじゃん。
少しでも食べないと、余計気持ち悪いよ？
ちょっと待ってて

(台所からりんごと果物ナイフ、すりおろし器を持ってくる)

普通に切って出すと食べずらいだろうから、
すりりんごにするね。

(りんごの皮をむいてすりおろし器ですりりんごに)

はい、すれたと。
これなら食欲なくても食べれる思う。
今回は特別に食べさせてあげるから、
はい、あーん。

(彼女がすりりんごをパクリと食べる)

美味しい？
…良かった
はい、あーん

(場面転換:彼女がすりりんごを食べ終えて)

ちゃんと食べれたねえ、
えらいえらい！
さてと、これから少し寝た方がいいと思うけど、君はどうしたい？
きっと寝ろって言っても寝ないだろ？
物によるけど、俺に出来ることなら何でもしてあげるから、
言ってごらん？

…なら今からでも水族館って、それはダメ。
言ったでしょ？君が更に体調崩したら嫌だって。
ちゃんと体調治してからじゃないと。
それともそんなに行きたかったの？

…そんなんじゃないけど…
けど、何？
…せっかく久々にデート行けたのに私のせいで行けなくなっちゃうのは嫌だって…

…もう、そんなこと気にしてたの？
いや、そんなことって言っちゃ良くないな。
ごめんね。
確かにココ最近お互い忙しくて寂しいなと思ってはいたけど、
俺は正直、君と一緒に入れたらそれで幸せなんだよ？
可愛いくて優しくてすぐ無理しようとするようなほっとけない君と一緒なら、
それだけで幸せだよ(´∀｀*)

それに、
その…

…あぁいや、あの、
将来俺の子を産んでもらうんだから、
そりゃあ当然心配だし…

(彼女がくすくす笑う)

…な！？
そんなに笑わなくてもいいじゃん！
結構恥ずかしかったんだからね？
それに、まぁ、事実だし…

…はぁ、ちゃんとした所で言おうとしてたのに、
俺、かっこ悪いなぁ…

(彼が寝室へ行く)
(戻ってくると手に小さな箱を持っていた)

…本当はタイミングを見計らって言うつもりだったんだけど、
これから先、君とたくさんの時間を過ごしていきたいし、
子供も欲しいし、
お互い幸せになりたいと思ってる。
体調悪いのに無理して出掛けようとしなくても、いつでも一緒に出掛けられるようになりたいと思ってる。
こんな時に言うのもどうかと思うけど、
俺と、結婚してくれませんか？

(持っていた小さな箱を開けると、そこには指輪が入っていた)
(彼女が何度も頷く)

…え、ホント？
良かったぁ、
これでダメだったら俺もう立ち直れなかったかもしんない…

(彼女の薬指にそっと指輪をはめる)

…これからも、末永くよろしくお願いします。

…さて、そろそろ一旦寝よ？
寝たら少しは気分も良くなるだろうし…

…え？さっきので十分良くなったって、
それでも少しは寝よ？
というか、やっぱりなんか、恥ずかしいな…(照)
…あーコホン(咳払い)
これから新居の話や式場の話、お互いの親への挨拶の話とかしないとなんないから、
尚更今は寝て、
早く元気になろ？
ね？

…うん、いいこだね。
今日は俺が膝枕をしてあげるから、
おいで？

(彼女を膝枕する)

…それじゃあ、おやすみ。
早く元気になってね。