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【勝ち残る弁護士の経営力】 Vanguard Tokyo 法律事務所、代表パートナーの岡田和樹さんとランチ会食。専ら外資系企業の日本での事業展開パートナーとして、弁護士業務を提供する同社は、2017年に創業。 それまではイギリスに本社があるフレッシュ フィールズ法律事務所の東京オフィスで、M&Aや金商法案件で敏腕を奮っていた岡田さん。優秀なゆえにデフレ続きの日本と海外基準の事務所のフィー価格に差がつきすぎて、日本の企業顧客が手の出ない超高額弁護士になってしまった。そこでご自身を、日本の適正価格に戻してクライアントをもっと助けたいという動機で今の会社を立ち上げたそうなのです。 3人のパートナーと1人のアソシエイトでスタートした同社は、7期を経てパートナー4名、アソシエイト15名を抱える中堅事務所に。日本基準のフィーで岡田さんのサービスが受けられるのだからクライアントは続々集まるわけです。 さて、若手弁護士にとってはパートナーとなるのが一つの目標。なれるかどうかは、やっぱり営業力の差ですか?と質問したところ、確かにお客さんをつかめる力は重要。あと必要なのが人柄でありチームビルディング力との答え。 弁護士は大きなクライアントを獲得して、いくつもの案件を受け続けるには一人では無理で、自分の仕事にまい進してくれるアソシエイトを何人育て、抱えられるかが勝負だということなのです。個人としては優秀でも、アソシエイトに自分の仕事に加わる機会を与えないケチな弁護士は、稼げないんですよと。それってまさに一般企業でも同じことだなと。 またVanguard Tokyo 法律事務所では、英国式のロックステップという報酬制度を採用しています。パートナーたちが稼いだ収益はいったん事務所に集めて、パートナーたちの等級に応じて分配するというもの。こうすることで仕事をガツガツと奪い合うのでなく、仕事の性質に応じて、得意なパートナーが担当し、協力しあうという文化が醸成されていく。また専門性の高い弁護士が育っていくというメリットがあるのだそう。 「僕は共産主義者ですから、ガツガツ競争しあう会社の雰囲気はいやなんですよ」と笑いながら説明してくださいました。 それから印象的だったお話がもうひとつ。法廷で弁護士は、裁判官の支持を獲得するために役者を演じなければならないし、証人に対して役を演じさせる監督もやらないといけない。そのための準備やロールプレイの稽古に何時間もかけるんですよということ。広告会社時代に私もプレゼンテーションの準備とリハーサルに明け暮れましたと話すと、「まさにプレゼンですよ、法廷は」と盛り上がってしまいました。 メンバーたちの幸せと成長を大切にする経営が、弁護士業界においても勝ち残る有効な選択肢であることを、教わった気がします。 素晴らしい学びをありがとうございました📷 〜150人の経営者と会食チャレンジ(145)〜
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