大河ドラマ「べらぼう」放送中に、ドラマに関連した用語や登場人物などを解説している【べらぼうナビ】。第21回の内容をまとめました。
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≪あらすじ≫
第21回「蝦夷桜上野屁音(えぞのさくらうえののへおと)」
蔦重(横浜流星)は、歌麿(染谷将太)と手掛けた錦絵が売れず、さらに鶴屋(風間俊介)で政演(古川雄大)が書いた青本が売れていることを知り、老舗の本屋との力の差を感じていた。そんな中、南畝(桐谷健太)が土山(柳 俊太郎)の花見の会に狂歌仲間を連れて現れる。蔦重はその中に変装した意知(宮沢氷魚)らしき男を見かける。一方、意次(渡辺 謙)は家治(眞島秀和)に、幕府のため、蝦夷地の上知を考えていることを伝える…。
【べらぼうナビ🔍御存商売物】
あらゆる出版物を擬人化し、見立てた登場人物を戦わせ、その流行と衰退を描いた山東京伝の作品です。これが南畝の黄表紙評判記「岡目八目」で最高評価を獲得し、山東京伝は一躍有名に。巻末には板元の鶴屋喜右衛門が描かれています。
【べらぼうナビ🔍わすれんとかねて祈りし 紙入れの などさらさらに 人の恋しき】
実在した誰袖花魁が詠んだ⼀⾸が『万載狂歌集』に収められています。
“紙入れ”に“神”、“さらさらに”に紙入れの生地の更紗を掛けて、忘れようとしても忘れられない恋心を詠んでいます。
【べらぼうナビ🔍七へ八へ へをこき井手の 山吹の みのひとつだに 出ぬぞきよけれ】
太田道灌(おおた・どうかん)の説話でも有名な歌「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだに無きぞ悲しき」をもじった狂歌。“こきいで”に山吹の名所“井手”を掛けて、七発八発屁を連発しても山吹色の実が出ずに済んでよかったという赤良らしい軽妙な笑いに転じています。