大河ドラマ「べらぼう」放送中に、ドラマに関連した用語や登場人物などを解説している【べらぼうナビ】。第17回の内容をまとめました。
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≪あらすじ≫
第17回「乱れ咲き往来の桜」
蔦重(横浜流星)は青本など10冊もの新作を一挙に刊行し、耕書堂の認知度は急上昇する。そんな中、うつせみ(小野花梨)と足抜けした新之助(井之脇 海)と再会し、話の中で、子どもが読み書きを覚えるための往来物と呼ばれる手習い本に目を付ける。一方、意次(渡辺 謙)は、相良城が落成し、視察のため三浦(原田泰造)と共にお国入りする。繁栄する城下町を見て、ある考えを思いつく。
【べらぼうナビ🔍『碁太平記白石噺』】
『碁太平記白石噺』は安永9年江戸外記座初演の人形浄瑠璃で、烏亭焉馬作の7段目「新吉原の段」に「本重」と呼ばれる貸本屋が登場します。「細見を急ぎます」のセリフから、吉原細見を発行している蔦重のことだとピンときた人たちもいたでしょう。
【べらぼうナビ🔍蔦重の新作】
安永9年、蔦重が正月に出した新作は次の10冊です。
『廓花扇之観世水』
『鐘入七人化粧』
『龍都四国噂』
『夜野中狐物』
『威気千代牟物語』
『虚言八百万八伝』
『伊達模様見立蓬莱』
『舛落はなした子』
『口合はなし目貫』
『大通人好記』
【べらぼうナビ🔍茂姫】
薩摩藩主・島津重豪の娘。名は篤姫と言い、安永5年(1776)3歳で一橋豊千代(のちの家⻫)と婚約した際に茂姫と改名しました。篤姫として有名な天璋院は、茂姫にあやかってその名を名乗ったといわれています。
【べらぼうナビ🔍往来物】
将来の職業に必要な言葉や手紙の書き方も学べる、子ども向けの教育書。日本古典や歴史、地理や算術など多様なものが出版され、中には『いろはたんか』『道化百人一首』『男女一代八卦』といったものもありました。
【べらぼうナビ🔍家治の御台所・倫子(ともこ)】
家治とは仲睦まじいと評判だった御台所・倫子は、家治との間に男子ができず、側室である知保の方が生んだ徳川家基の養母となりました。明和8年(1771)家基が9歳の時に、34歳の若さで亡くなっています。
【べらぼうナビ🔍吉原の桜並木】
吉原の桜並木は実は期間限定。旧暦の3月に近郊の植木屋から運んできた植木を、花が散ったら引き抜いて元の更地に戻したそうです。木の高さは引手茶屋の2階からの眺めを意識してそろえられています。
【べらぼうナビ🔍田沼街道】
意次は橋がなかった萩間川河口に架橋し、湊橋と呼ばれる田沼街道の起点を作りました。その道は今も残っています。ここから米や茶、薬種等、石炭や染料となる矢砂渋木が江戸や大坂方面に運ばれ、相良藩は発展していきました。