高校時代の安福容疑者

高校時代の安福容疑者

安福容疑者が周囲に語っていたこと

「奈美子さんは玄関のドアを開けてすぐ“メッタ刺し”にされた。傷からは強い殺意がうかがえたということです。

 またOB会のとき、悟さんは『土日が仕事で平日休み』といった話を容疑者にしていたことがわかっています。事件当日、悟さんが仕事で不在にしていたことを把握しており、奈美子さんだけを狙った計画的な犯行の可能性もある」(前出・民放デスク)

 事件発生後、なかなか犯人が捕まらないこともあり、報道はしばらく続いた。高羽さんと悟さんの息子・航平さん(当時2)を知る男性が当時を振り返る。

「たまたまうちの子どもと航平くんが同じ幼稚園だったんです。本人はなにも覚えていないでしょうが、先生や保護者の間ではしばらくお通夜のような雰囲気が続きました。マスコミの取材も長いこと止まず、事件後に行われた入園式では『事件のことは喋らないようにしてください』というような説明もあった。

 航平くんはあのあと、テレビのインタビューかなにかで『お母さんは、おばちゃんとケンカして死んじゃったんだ』と話していたと記憶しています。物心はついていなかったはずですが、脳裏には焼き付いていたのかもしれません。あまりにも気の毒な事件でした」

 当時、安福容疑者は事件現場から10キロほどの場所にある分譲マンションに住んでいた。殺人を犯しながら、何事もなかったかのように生活を送っていたとみられる。

「子ども会など、地域の行事ではたまに見かけました。特段、変わった様子もなく普通の主婦ですよ。気になることといえば、周りのお母さんとかに『私は忙しくて、あまり外に出られない。行事もなかなか参加できなくてごめんね』と言っていたことくらい」(マンションの近隣住民)

 周辺を取材しても、「普通の人」「印象がない」など似たようなことを語る人ばかりだった。

 2012年に容疑者の家族はこのマンションを売却し、同じ区内にある夫の実家で暮らすようになる。この頃から容疑者の存在感は薄れていく。安福家が新聞を購買しているという、地元の新聞販売店スタッフが話す。

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