世界は社会の外側にある。
神戸在住の女性C様から「お昼頃に有馬温泉駅にいこうとしているので、どこかで会えたらうれしいなぁと声かけさせてもらいました」とご連絡をいただいた。私の正しい使い方である。有り金を人にあげて移動ができない旨を伝えたら「とりあえず、取り急ぎ振り込みしますね😆✨有馬温泉駅に必ずきてほしいという脅迫ではありません!」と返信が。捨身月兎。なんと言うことでしょう。さすれば行きますとも是非と言ったら「お昼ご飯をご馳走させてください」と返信が。人生は旅。
標準治療で癌と向き合っているC様は「最近めきめき調子が良くなってきた」と言って、ビールを注文した。C様は「ネタを提供できないのが申し訳ないと思って、ネタを仕込んで来た」と、本を三冊取り出した。C様は「坂爪さんに会うのはとても勇気が要ることだから、本を取っ掛かりにして、坂爪さんに会える人が増えたら嬉しい」と言った。なんという優しさ。なんという思いやり。C様は「最近日本男子の精子の力が弱くなっているみたいなので、坂爪さんには強くいてもらわないと困る」と言って、寿司をご馳走してくれた。
C様は、推し活を「越境」と言った。社会が敷いた枠の中にうまく収まらなかった人が坂爪さんに会いに来るのではないかと言った。その感覚はとてもよくわかる。私も、今の生き方が成立していなかったらとっくの昔に自殺をしていたと思う。枠の存在と同時に、私は「さみしさ」を感じる。私を含め、今、さみしい人が多い。自覚できているなら対処もできるが、自覚できないさみしさは苦しい。さみしさは金がかかる。さみしさは人間関係に軋轢を生み、さみしさは純粋な喜びを追う妨げになる。さみしくなるのは人間として自然だが、さみしさに支配されると世界は灰色になる。
母親が不本意な環境に置かれていて、不本意な環境に対してなんらかのアクションを起こさない家庭環境は、こどもたちにとって牢獄を意味する。母性優位の社会では、与えられたものを愛する力が賞賛されるので、家があるだけ感謝とか、仕事があるだけ感謝とか、愛や感謝が美徳とされる。それはそれで素晴らしいが、父性がなければ「いまいる場所でうまく立ち回らなければならない」と言う強迫観念を生み出し、世界を見失う。広い世界があること、自分で世界を広げることができることを、言葉ではなく態度や存在で示してくれる人がいないと、社会に閉じ込められる。世界は社会の外側にある。社会を出ると世界に出会う。
自分や他人が苦しむ時、私たちは「何をしたらいいのか」と悩む。枠の中でうまく立ち回ることではなく、枠の外に連れ出してあげるのが一番。枠の中を無難に生きるスキルや情報を与えるのではなく、狭い世界から外に出してやればいいのだ。金がなくても生きている人もいるし、食べなくても生きている人もいる。社会的な常識からはみだしたところで平気に元気に生きている人の姿は、それだけで感銘を与える。常識を強固にするのではなく、常識そのものを柔らかに壊す。こうあるべきの内側でジタバタするのではなく、こうあるべきの外側に軽快に踏み出す。C様から貰った本を欲しい人にあげますと投稿したらとんでもない事件が起きた。だが、それはまた別の話。世界は社会の外側にある。社会を出ると世界に出会う。
【変かもしれない、そんなことどうだっていいじゃないか】
推し活という名の、ささやかな越境をしてきました。
坂爪さんに会って、ごはんをご一緒してきた。
坂爪さんを好きになる人は、きっと「枠」の存在を知っている人だと思う。
社会が敷いた型の中に、うまく収まらなかった経験がある人。
その窮屈さを切なく笑いながら、ときには泣きながら、自分のほうを削ったり、押し込めたり、小さくして生き延びてきた人。
さらに、マンツーマンで会いに行く人は、
枠の向こう側に自分の足をそっと置ける人だ。
「越えてもいい」という許可を、自分に与えられる人。
行動とは、思想のもっとも確かな証拠だと思う。
気づけば、通算4回目だった。
越境とは、たびたび繰り返すほどに「世界の厚み」が増していくものらしい。
坂爪さんの苦手を知ることで、世界が一つやわらかくなった。
一緒に小さな「悪さ」をすることで、境界線がゆるむのを感じた。
同じ景色を見ていても、彼の着眼点は別の層に触れていて、
その差異に驚き、世界は多層だと知る。
「はだか」の話は、ただ言葉の問題ではなく、
いま、その場でそれを差し出してくれたという行為が、
やさしさの定義そのもののように思えた。
そして思い至ったことがある。
坂爪さんに奢りたいと思う人は、
人生で一度、「負けが確定した瞬間」を知っている人だ。
勝ち負けの文脈から降りた人に、
もてなす「自由」を手にするきっかけをくれるのが、彼の存在だ。
それは自己肯定ではなく、自己尊重に近い静かな火だ。
去年の私は、ビール一杯にすら罪悪感があった。
今日は
「昼間」
「温泉街」
「湯上がり」
「蕎麦屋」
「ビール」。
枠を越えるとは、能力ではなく、選択のほうだ。
選択が変わると、世界がこちらに寄り添ってくる。
なんてパワーだ。
動きが荒っぽい私と比べて、
乙女な振る舞い。
ギャップ萌え!
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おおまかな予定
12月9日(火)兵庫県神戸市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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ばっちこい人類!!うおおおおおおおおお!!


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