2軍公式戦に参加しているオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブは12月3日、広島を退団した松山竜平選手が選手兼任打撃コーチとして加入すると発表した。入団会見は16日に新潟で行われる予定。
発表当日、RCCラジオ「うえむらちかと加藤ひさつぐのラジスタジアムおこのミックス」では、松山選手の独占インタビューが放送された。
インタビューは、広島市内で行われたイベント「プレミアムナイトパーティー」終了後、控室に録音機材を持ち込んで収録されるという異例の形で実施された。
■「ファン感は…予定入れてました」退団発表直後の胸中
シーズン終了後のファン感謝デーを欠席した理由について、松山選手は率直に語った。
「正直、出られないと思っていたのでオイシックスの関係の方と予定を入れてしまっていました」
うえむらちかさんの“直球質問”に、苦笑いを交えて答えた。
■ トライアウト直後に“即オファー”
松山竜平を口説いたのは、武田勝監督と球団GMだった。
7打数3安打と結果を残したトライアウト終了後、「終わってすぐ会ってくれないか」と連絡が入り、広島市内で直接対面したという。
「その日です。本当にトライアウトの直後でした」
球団側は「ぜひ新潟を盛り上げてほしい」と熱意を伝え、松山選手は
「一番最初に声をかけていただいて嬉しかった」と振り返る。
ただし即決ではなく、
「NPBからの可能性も待ってほしいと言われていた」
と、熟考したうえでの決断だったことを明かした。
■ 打撃コーチ兼任へ 「引き出しはたくさんある」
オイシックスでは選手とともに打撃コーチも務める。
松山選手はかねて指導に興味を持ち、後輩打者の相談にも積極的に乗る姿が知られていた。
「若い選手が苦しんでいると気になってしまう。自分はいろんな方に教えていただいたので、引き出しはたくさんある。選手を送り出せるように力になりたい」
指導者としての第一歩を踏み出す覚悟をにじませた。
■ 田村俊介と継続自主トレ「魂は受け継がれる」
カープ時代、後輩の田村俊介選手と自主トレを行ってきた松山選手。
移籍後も田村選手から「来年も続けたい」と申し出があり、
「じゃあ頼んだぞ、と。1月から一緒にやる予定です」
と、変わらぬ師弟関係を続けていくという。
■ 海外リーグへの関心も「どこでも行くつもりだった」
昨今盛り上がる“ドバイリーグ”について問われると、
「興味はあります。オファーがなければ海外でもどこでも行くつもりでした」
と、現役続行への強い意志を示した。
■ うえむらちかが涙ながらにエール
インタビュー終盤、長年のファンであり同い年でもあるうえむらちかさんが、松山選手への思いを語る場面もあった。
「入団したときからずっと見てきた。同い年だから、まっちゃんが頑張るなら私も頑張ろうと思っていた。退団の時は本当に寂しかったけど、新しい場所で続けると言ってくれて嬉しかった」
涙ぐむうえむらさんに、松山選手は
「お願いします! ぜひ応援に来てください」
と笑顔で応えた。
■ リスナーへのメッセージ
最後に松山選手はリスナーへ次のように語った。
「広島で18年、カープで18年すごく長いことお世話になりました。今後は新潟の方でまた選手権コーチとして頑張りますので、ぜひ新潟にお越しください。また応援してください。よろしくお願いします。」
松山竜平が新潟で迎える“第2の野球人生”。
カープファンの思いを背負い、再びバットを握る姿に大きな注目が集まりそうだ。
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