にゃるらが嫌いな理由と、KAWAII♡めたもる交響曲
この記事には、にゃるらとKAWAII♡めたもる交響曲に対する非常にネガティブな意見が含まれます。
この記事を読んでいるあなたは「にゃるら」を知っているか?
筆者はぶっちゃけそこまで深くは知らない。日本のインターネットに住むオタクで、NEEDY GIRL OVERDOSE(超てんちゃんとかが出てくる奴だ、知らなければ知らないでいい)を作ったとだけ知ってもらえればにゃるらの知識としては多分十分だ。
筆者にとっては、ブログとネタツイが面白い人だった。
にゃるらのブログは中々終わっていて、薬物だの終わっている人間と同棲していた話だのが書かれていたが、質感があり、話も面白かった。当時バズったオタクすぎるAV女優の記事は本当に面白かった。
にゃるらのネタツイは面白かった。少なくとも当時学生の筆者には。一時期フォローしていたこともある。お気に入りのネタツイは飛影と匂わせる女シリーズだ。
全て過去形だ。今はにゃるらのことが嫌いだ。
理由は2つある。
1つは女関連の姿を聞いてしまったから。
筆者は面白いと思っている男の女絡みの話を聞くのが大嫌いなのだ。何故なら面白くないから。
恋愛話ならまだいい。出会いとか、結婚までのエピソードとかなら楽しめる。元カノと付き合っていたころのほっこり破天荒エピソードなど、そういったものであれば何ら問題ない。ただ、DV的な話や性的な話が嫌すぎる(これを切り離して考えるのは流石に感性がキッズ過ぎると自分でも思う)。
誰々を連れ込んだだのこんな人間とヤっただの、もう最悪だ。男側がヤリチンの話なんて聞いた日には、一瞬で好感度が地の底まで落ちる。
美人の彼女や配偶者がいるといった類の話になら心の底から祝福できるが、男側が不義理を働いている話は本当に好きじゃない。
思うに筆者は、面白い男が好きで、かっこいい男が好きなのだ。
筆者にとってのかっこいい要件の一つに、「義理堅い男」があり、それに真っ向から反する浮気だのヤリチンだのエピソードには本当に失望する。
嫉妬とは違う……と筆者は思っているが、「それは嫉妬だよ」と言われたら反論する気はない。そう思う人間の考えを矯正するのは不可能だから。
「チン騎士仕草お疲れっすw」と言われても何も言い返せない。ただ、筆者はこのチン騎士仕草をきっかけに女性と話したことは絶無だとお伝えしておく。
ちなみにこの記事を書くにあたり、念のため事実確認をするためにググったところ、にゃるら側からの、筆者が読んだ記事は根も葉もないデマだという主張を確認した。
真実はわからない。筆者は当事者ではないから。ただそれをこの記事に記さないのは無責任だろう。
筆者は昔にそのゴシップ記事を読んだ以降、にゃるらの一切の情報を遮断したため、その弁解記事を読むことも無かった。
閑話休題。こっちがこの記事の本題だ。
にゃるらが嫌いな理由の2つ目。
それは、「インターネットミームを自分の作品にしたこと」である。
NEEDY GIRL OVERDOSE発売後、『インターネットやめろ』はとある楽曲を指すようになった。
筆者はとても嫌な気持ちだった。インターネットやめろの謎ステッカーミームが好きだったからだ。まるでインターネット大好き人間の筆者の好きな文化が、一人の人間に奪われたかのように感じた。
大事なのは、筆者がそう感じたという部分だ。
筆者が、そう思ったのだ。そこに客観的事実は全く含まれない。
誤解なきように言っておくが、にゃるらが「このミームはおれがつくったゲームのもの!」と主張したわけでも、ましてや権利を取得したわけでもない。ただ『インターネットやめろ(正確にはINTERNET_YAMERO)』というタイトルの曲を自身のキャラに歌わせただけである。
なんならそもそもNEEDY GIRL OVERDOSEという作品は、インターネットの文化をリスペクトして作られたものなはずだ。プレイしたことがないからわからないが。
だからにゃるらはインターネットミームを自分のものになどしていない。
インターネットミームは誰のものでもないし、インターネットミームをネタにした作品など本当に星の数ほどあるし、NEEDY GIRL OVERDOSE発売前にボカロで確か『インターネットやめろ』という曲はあるし、たまたま超てんちゃんの曲が鬼バズりし知名度を得た、それだけのことである。
その事実を認識したうえで、筆者はにゃるらに一つのインターネットミームが奪われたように感じた。
だから嫌いになった。自分の好きなもの奪う人間だと感じたから。
どこまでも個人的な感性であり、常識的には問題があるのは筆者の方である。勝手に誰のものでもないものを、勝手に奪われたと息巻いている。異常者が誰かは、火を見るよりも明らかだろう。
さて、ここで話を変えよう。
「KAWAII♡めたもる交響曲」という曲を知っているだろうか?
つい先日、アイドルマスターシャイニーカラーズでリリースされた新曲。
百聞は一見に如かずということで、未見の方は是非見てほしい。
実に今の流行りといった感じの楽曲・MVであるが、このMVの 1:10あたりから、「みーつけた!」の掛け声とともに「インターネットミームをパロディしたシャニマスアイドル達」が大量に流れる。
筆者はこの部分で、かなりの不快感を覚えた。
シャニマスという好きなコンテンツの中でも、インターネットミームを商業利用することは筆者にとって受け入れがたいことだったのだ。
改めて言うがこれは、筆者個人の感性であり、それは異常者側のものであるという自覚をハッキリと持っている。
MV製作者や楽曲製作者・運営他関係者を非難する意図は1mmも無い。
MVの方向性を変えろ!とも思っていない。
むしろKAWAII♡めたもる交響曲のような楽曲がバズることでシャニマスというコンテンツの寿命が延びるのであれば、その方向でガンガンやっていって欲しいとすら思う。筆者はシャニマスが好きだからだ。
では何故こんなネガティブな感情を垂れ流した記事を書こうと思ったのか?
それは、KAWAII♡めたもる交響曲のMVが好きじゃない自分を認識することで、自分の中の一貫性を確かめられたからだ。
にゃるらのことはNEEDY GIRL OVERDOSEをリリースした少し後くらいから嫌いになった。
INTERNET_YAMEROという曲がバズっているのが本当に嫌だなぁという思いもあったし、Twitterのオススメににゃるらの過去の悪行みたいな記事が流れてきたのを読んだ。
だが、元々にゃるらは中々問題の多い人物であった。それと同時に、成功者である。にゃるらが嫌いになった時期は、つまり彼がクリエイターとしての栄誉を駆け上がっていた時期そのものだ。
つまり、筆者がにゃるらを嫌いになった理由は嫉妬ではないだろうか?という思いがあったのだ。そしてそれを否定することは不可能であった。事実として、彼が成功し始めたタイミングで嫌いになっているから。
この嫌いになった理由2つは後付けではないか?嫉妬が先にあって、それを合理的に解釈するために自分の感情を偽っているのではないか?という疑いはぬぐえなかった。
そしてKAWAII♡めたもる交響曲のMVを見て、嫌な気持ちになった。
筆者はシャニマスが好きだ。園田智代子が好きで、大崎甜歌が好きで、黛冬優子はちょっと好きで、鈴木羽那と七草にちかは普通だ(この5人はこの曲を歌っているメンバー)。
ならきっと筆者は、本当にインターネットミームを商業利用されるのが、なによりもそのミームが”誰かのもの”になるのが嫌なのだろう。
そう確信できた。何を隠そうこの記事は、実は筆者の非常にポジティブな気持ちで書かれている。内容に反して。
KAWAII♡めたもる交響曲リリース後の今でも、別にシャニマスのことは全然好きだ。
ただ確信がある。「みーつけた!」の中のミームがどれか一つでも「シャニマスのもの」となったと感じたら、きっとシャニマスが少し嫌いになるだろう。MVの中での扱い的に、そんなことは万に一つも起こり得ないとは思うが。
逆ににゃるらのNEEDY GIRL OVERDOSEが全然流行らず、INTERNET_YAMEROがバズらなければ、きっとにゃるらのことも嫌いになっていなかっただろう。
重ね重ねいうが、これは筆者が異常者である。
だがその異常な思考回路が一貫性のあるものであり、強固なものであり、自分の哲学を改めて確認できた、という話だ。
また、この記事ではにゃるらが嫌いを連呼しているが、今までインターネット上の開かれた空間でにゃるらが嫌いと発信したことは一度たりともないし、勿論攻撃したりいやがらせをしたこともない。Twitterアカウントをリムったくらいだろう。そもそも好悪に関わらずにゃるらに言及するのが初めてである。リアルの友人との会話では何度か話題にしたことはあるが。
というわけで、この記事はここで終わる。
また次の記事でお会いしよう。


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