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茨城県|佐久間 理志さん

こんにちは!
micro:bit champion Japan 公式 note 担当のぽてさらです!
今日は、2025年メンバーの 佐久間 理志 さんをインタビューしました🎤

佐久間先生とは昨年、内田championが企画してくれた農業 x micro:bitのイベントでご一緒しました!そこから今回の応募をしてくださったこと、大変感激です!

佐久間 理志 さん は何者ですか!?


理科教育学が専門の小学校教員です。修士まで取りました。

すみません、理科のご専門じゃなくて、理科教育学…ってどういう研究なんですか?

生物や物理ではなくて、理科を学ぶ人を対象とした研究です。例えば、「虹ってどうやったらできるの?」といった子どもの素朴な疑問をどうやって理科に繋げていくか…といったことを私は研究していました。

院時代の面白エピソードとかありますか?

同期の大学院生たちは生物学の研究とかをしていたんですよね。そうすると2年間の研究の成果はぐっと統計データとしてまとめて、修士論文が2ページとかでまとまるんです。
私の場合は反対に、児童の感想とかも全部そのまま収めて論文とする必要があったので、800ページとかにわたるんですよね。人を相手にするって、こういうことだなあって、目に見えてわかる経験でした。

ひとくくりにできないというか、そのままに向き合う必要があるというか…大きいですね。

院で過ごした2年間は、6時に大学に行って、教員志望の学部生の授業に参加して、アンケートを回収して回答分析して、12時に帰ってくることの繰り返しでした。自分が望んだ研究にあれだけ没頭できることは学生だからこそできた経験だと思いますし、今から戻ってもあの頃の研究を超えられるとは思えないですね。過酷でしたが、すごく充実した研究生活でした。

研究に誠実に向き合われているのが伺えます…
実際に教育現場にいて、当時の研究との関連で感じることなどはありますか。

現場では発見がすごくたくさんあります。
例えばマッチを子どもに使わせた時に、多くの子が火を下にもつんですよね。火傷するから下にしないでね、と言っても指示が通じないので不思議に思っていました。そこで思い至ったのは、子どもたちはマッチを花火と同じように考えているのではないかという仮説でした。子どもたちが初めて自由に使える火は「花火」であって、同じように構えてしまっているのだと。

そこで子どもたちに「花火じゃないからね」と伝えると、ちゃんと指示が伝わったんです。子どもたちの世界の見方にどれだけ歩み寄れるかが大事だなと改めて感じました。歩み寄るのはなかなか簡単ではないからこそ、こうした経験は楽しいと感じます。

もともと先生になろうと思ったきっかけはなんだったのですか?

小学校の頃のクラブ活動の時の経験がきっかけです。縦割り班でおこなっていたのですが、下の学年の子がすごく教わり上手で、ちょっと教えたらメキメキ上達したんですね。
知っている周りの先生は笑顔で仕事をしている人ばかりだったし、教えるって面白い、教員て楽しいんだって思えたので、教員を目指しました。

今年やりたいことは?


所属校が今年、日本教育工学協会(JAET)つくば大会の実践発表校に選ばれているんです。学校全体としても今年は新しいことにも挑戦する機運が高まっています。

去年まではICT関連の研究主任、今年は副主任として関わっており、私自身のテーマは「日常遣い」に特化したいと思っています。子どもたちがいろんな選択肢の中から自分に合った方法を選んで、紙もPCも使いこなす姿を見せられたら、一泡吹かせられるのではないかと考えています。

micro:bit の好きなところは?


明確に「基板」であるところです。

牛久で教員をしていた時に、科学クラブを担当していたんです。
スライム作りとかみんな好きなので、科学クラブはすごく人気で、2つにわけないといけないという話が上がったんです。お金をかけずにできるということで「分解クラブ」を思いついて、学校に残っているテレビやラジオ、持ち寄ってもらった古い iPhone、PC、望遠鏡などを分解する活動をはじめました。

何を分解しても、最終的には基板が残るんですよね。これがかっこいいなと思いました。普段見えていないけど、これが全てを司っているんだと思うと惹かれました。

プログラミング教材は外見のしっかりしているロボット教材が多い中で、micro:bit はシンプルな分、無限にイメージや可能性が広がって、外側も好きなようにデザインできるのがいいと思います。あと、安い(笑)追加パーツも無限にあるので、気分に合わせて使えるところも好きです。

もともとものづくりは好きだったんですか?

図工得意なんです。成績は5以外とったことないです。
一時期は、連絡事項と合わせて毎日黒板に動物の絵も描いていました。ちゃんと連絡事項を読んでもらえるように。
そしたら、他のクラスの子も見に来てくれるようになりました(笑)

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理科の先生でこれはずるいっすね…うますぎる。

持ち物チェック!


ワイヤレスHDMIは、教室に必需品です。一緒にやった農業イベントの時に見せてもらって、すぐ買いました。

教室の床にケーブルが床に落ちているとPCを壊したり、子どもが転んじゃったりもするので、そういう意味でもこれなら危険が防げて最高です。いつも持ち歩いているし、周囲の人にも勧めました。

これいいですよね!私も中内championに勧めてもらったんです!

micro:bit ももちろん毎日持ち歩いています。学校ではエプロンをつけているのでポケットに入れています。児童を指名するときに、micro:bit の乱数で出た出席番号を当ててます。画面が小さくはなってしまうのですが、プログラム画面も表示していて、気になった子が見れるようにしています。

「不可視の可視化」をテーマにしているので、もともとはビンゴゲームで当てたり、スマホアプリのビンゴなどをつかっていたのですが、micro:bitでプログラムが見えるようにするようにしました。子どもたちのプログラミング思考が感化されたらいいなと思っています。

これまでの人生で一番最高だった日


大学院で松森先生の研究室に合格した時が一番嬉しかったです!
理科教育学に関心を持ったのは、山梨大学大学院の松森先生の本がきっかけなんです。当時都留文科大学にいた私は、同じ県内にすごい先生がいる!と知って、進学を決意したんです。

面接では、理科教育学部の教員7人くらいを前に話をすることになりました。松森先生とは面識がなかったので、どの方にアピールすればいいのか分かりませんでした(笑)あとで知ったんですけど、みんな試験受ける前に、希望の先生のところに挨拶にいくそうなんです。
私は教員免許が取れたらいいかな、くらいに考えて大学を選んだので、文学部初等教育学科の中の理科専攻だったんです。山梨大学で教育学を学んだ学生とかの卒論とも全然違って、結構キツく質問されたんですよね。帰り道は本当に打ちのめされて、今からどうしようかと悩みました。落ちたと思ったんです。

それが、その日の夕方に松森先生から電話がかかってきて、「取るから明日研究室に来るように」と言われたんです。
研究室での生活が始まってからはいろんな話を聞かせてもらって、「一生この人についていきたい」と思えました。恩師と呼べる人に出会えて、最高に充実した2年間を過ごせました。

後日面接の際のことを聞いたら、院生をとるつもりもあったし、テストの点数も良かったけど、どこの馬の骨かわからない学生がきたので面接では厳しく対応して、「どうしようもないな、俺が面倒見るか」と言うしかなかったのだと、教えてくれました(笑)

地域自慢


つくば育ちなのでつくばの自慢を!
なんと言っても研究所がたくさんあって、学校以外でもICT環境が整っていて最先端のものに囲まれている点は、理科好きにはたまらないですね。公道にもロボット専用道路があって、毎週末いろんな会社が来ていろんなロボットのテスト走行をしています。未来は明るいと感じられます。

外国の方も多いのでグローバルな文化なのか、パン食の人も多く、おいしいパン屋の多い「パンの街」でもあるようです。

新しくつくられた街だから歴史はないんですけどね。
「まつりつくば」は、青森から借りてきたねぶたをみんなで見るのが最高に盛り上がります(笑)

最後に


私が応募したことで茨城県の倍率が上がり、内田先生がchampionでなくなってしまったので先日怒られました(笑)

その分ちゃんと実践してアピールしたいですし、子どもの視点に合わせてクラスで楽しく使っていきたいと思っています。

内田先生に怒られないように活動したいと思います!(笑)


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