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プロ野球選手になるには
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更新: 2025年4月29日
プロ野球選手とは
日本においてプロ野球選手と呼ばれるには、「日本野球機構(NPB)」に所属するプロ野球球団とプロ契約を結ぶことが必要です。「日本野球機構」に所属している球団は、全部で12球団です。セントラルリーグ(セ・リーグ)とパシフィックリーグ(パ・リーグ)の2リーグに、それぞれ6球団ずつが所属しており、シーズンを通して試合を開催しています。1球団の支配下登録選手は最大70人となっているため、12球団では最大840名となります。それだけプロ野球選手は狭き門であることが分かります。日本のプロ野球選手以外にも、アメリカのメジャーリーグをはじめ世界各国にプロ野球があり、各国のプロ野球球団とプロ契約を結んでいる選手もいます。特に近年では、アメリカのメジャーリーグ(MLB)で活躍する日本人選手も増えてきていますが、本記事では日本のプロ野球選手を解説していきます。プロ野球選手の仕事
プロ野球選手の仕事を解説していきます。日本のプロ野球にはセ・リーグとパ・リーグがありますが、いずれのリーグ、球団に所属しても仕事内容は大きく変わりません。公式戦を戦い、最終的に日本一を目指す
プロ野球選手のメインの仕事は、3月から始まる「ペナントレース」と言われる公式戦を戦い、10月のクライマックスシリーズとその後の日本シリーズを目指すことです。プロ野球では、ペナントレースの上位チームがセ・パ各リーグのクライマックスシリーズに進出、さらにその勝者同士が日本シリーズで戦い、日本一を決めるしくみになっています。セ・リーグに所属する球団は、読売ジャイアンツ、阪神タイガース、中日ドラゴンズ、横浜DeNAベイスターズ、広島東洋カープ、東京ヤクルトスワローズの6球団です。パ・リーグの所属する球団は、福岡ソフトバンクホークス、千葉ロッテマリーンズ、埼玉西武ライオンズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、北海道日本ハムファイターズ、オリックス・バファローズの6球団です。いずれかの球団に所属し、各チームとの公式戦に臨みます。プロ野球選手の一年
プロ野球には、年間を通して決められたスケジュールがあります。選手たちは、試合や練習をどのように行っているのでしょうか?キャンプ中、オンシーズン、オフシーズン、それぞれについて見ていきましょう。春季キャンプ
ペナントレースに臨む前に、2月1日から各球団で春季キャンプを実施します。主に本拠地以外の地域に2週間から1か月程度滞在して、全体練習や個人練習を行います。キャンプ後半には、オープン戦と呼ばれる非公式試合があり、セ・パの垣根を越えて12球団が対戦します。オンシーズン
ペナントレースは、3~10月の約7か月間となります。この期間中に約140試合を行います。基本的に月曜日を除いた週6日は公式戦がありますが、平日はナイトゲームがメインで18時の試合開始、土曜や日曜、祝日はデーゲームで13時や14時の試合開始もあります。また、5月から6月にかけては、セ・リーグとパ・リーグのチームの交流試合である「セ・パ交流戦」が行われます。さらに7月には、セ・リーグとパ・リーグの各選抜チームによる「オールスターゲーム」があり、監督推薦やファンによる投票で選ばれた選手が出場します。ペナントレースが終わると、各リーグ3位以内のチームがクライマックスシリーズに進みます。クライマックスシリーズで勝ち残ったセ・パの各1チームが、日本シリーズに出場します。日本シリーズは7試合制で、先に4勝したチームが優勝となり、その年の日本一が決まります。秋季キャンプ
日本シリーズが終わりオフシーズンに入る前の11月には秋季キャンプがあり、春季キャンプと同様に全体練習や個人練習を行います。オフシーズン
秋季キャンプが終了したら、オフシーズンとなります。12月や1月はオフシーズンとして身体を休める選手が多いようです。人気選手や若手選手は、テレビに出演することもあります。年明けくらいからは自主トレーニングを開始する選手が増える傾向にあります。筋力トレーニング、バッティング練習、守備練習など、2月1日のキャンプインに向けて各選手が自分のペースで身体づくりを行っていきます。プロ野球選手になるには
さて、ここからはプロ野球選手になるにはどうすればいいのかを解説していきましょう。プロ野球選手への道のり
野球がうまいだけで、プロ野球選手になれるわけではありません。各球団によって応募資格などは異なりますが、球団によっては身長や年齢などの条件が定められているケースもあります。また、高校生の場合は各都道府県の高野連へ、大学生の場合は所属している大学野球連盟へ「プロ野球志望届」の提出が応募の条件となります。なお、クラブチームや社会人チームなどに在籍している選手の場合は、所属しているチームの監督などからプロになることへの了承が必要です。球団ごとに条件が決まっているため、各球団のホームページなどを参照するといいでしょう。ドラフト会議で選ばれる
プロ野球選手になるための方法の1つは、「ドラフト会議」で指名されることです。毎年1回開催される「ドラフト会議」で、12球団いずれかから指名され、プロ野球選手になることができます。そのためには、各球団のスカウトの目に留まることが必要となります。高校野球や大学野球、社会人野球などで活躍することで、各球団のスカウトの目に留まり、ドラフトで指名される可能性が高まります。各球団のスカウトは全国の選手をチェックし、有望な選手を発掘しようとしています。そのためにも、スカウトの目に留まるだけの選手への成長が必要です。高校野球で活躍してドラフト会議で指名される選手は数多くいますが、大学野球や社会人野球へと進み、そこでの活躍ぶりが認められてドラフト会議で指名される選手もいます。いろいろな可能性があるため、有名ではない学校の出身でもプロ野球選手になるチャンスは十分にあります。なお、育成選手を獲得するための「育成選手ドラフト会議」もあります。プロ契約(支配下登録)は1球団につき70人までのため、別枠の「育成選手」として指名、登録されます。2軍の公式戦しか出場できませんが、育成登録から支配下登録へ昇格すると、1軍の公式戦への出場も可能になります。プロテストを受ける
各球団が毎年ペナントレース終了後の秋頃に実施する「プロテスト」を受け、合格する方法もあります。年齢制限などの応募資格をクリアしていれば誰でも受けられます。1次試験では身体検査や体力テスト、2次試験では打撃や守備、ピッチングなどの実践的なテストを行い、テストに合格するとその年のドラフト会議で指名され、入団する形となります。独立リーグからドラフトでの選出もある
最近では、全国各地で「独立リーグ」が設立され、プロ野球選手を目指す人たちが日々切磋琢磨しています。こうした「独立リーグ」での活躍ぶりが認められ、ドラフト会議で指名されるケースも増えてきています。プロ野球選手の収入とキャリア
続いて、プロ野球選手の収入とキャリアをて見ていきましょう。憧れの職業と言われるプロ野球選手ですが、収入やキャリアはどうなっているのでしょうか。プロ野球選手の収入の目安
プロ野球選手の収入は、選手ごとに大きく異なります。給与体系は、基本的に年俸契約となります。毎年ペナントレースが終わったあとに契約更改があり、そのシーズンの活躍ぶりなどをもとに査定が行われ、来季の契約が結ばれます。年俸契約が基本ですが、成績次第で収入がアップするインセンティブ契約が盛り込まれることもあります。たとえば、打撃や投球の成績、出場機会など、活躍次第で収入が変わるものです。契約内容は基本的にどの球団も同じですが、球団ごとに資金力が異なるため、平均年俸額などは球団によって大きく異なります。野球以外での収入もあり得る
プロ野球選手の収入は、各球団とのプロ契約によるものだけではありません。特にトップクラスの選手になると、スポーツメーカーなどとスポンサー契約を結んでいる場合もあれば、テレビや雑誌などのメディアに出演して出演料をもらう場合もあります。選手によってその内容は大きく変わりますが、トップ選手になるとさまざまな副収入も見込めるようになります。プロ野球選手のキャリア
基本的には所属する球団にて活躍し、毎年の契約更改で収入のアップを目指します。それ以外にも、他の球団へとトレードされることもあれば、フリーエージェントの権利を取得して自分が行きたい球団、より高い評価を得られる球団へと移籍するキャリアもあります。また、トップクラスのプロ野球選手であれば、アメリカのメジャーリーグに移籍して活躍する道もあります。いずれにせよ、自身の野球の実力を生かしてキャリアを築いていくことになります。引退後のキャリア
プロ野球選手は、いつまでも現役の選手として活躍できるわけではありません。一般企業に勤める会社員よりも早い段階で引退時期が来ると言われており、すべては実力と成績次第です。年齢に関係なく結果が出ない場合は、早い段階で戦力外通告を受けてしまいます。そんなプロ野球選手のセカンドキャリアですが、さまざまな道があります。アマチュアやプロのコーチなど指導者の道に進む人もいれば、野球解説者になったり、タレントやキャスターなどに転身したりする人もいます。また、各球団のコーチやスカウト、選手の代理人などいわゆる裏方として活躍する人もいますし、早くに引退した若い選手などは会社員になることもあります。他にも、飲食店などのお店を経営する道を選ぶ人もいます。プロ野球選手の将来性と就職状況と求人傾向
最後にプロ野球選手の将来性や就職状況を見ていきましょう。プロ野球は日本国内で人気のあるスポーツの筆頭ですから、プロ野球選手は今後も注目され続ける職業でしょう。プロ野球選手の求人傾向ですが、基本的には大きな変動はありません。ドラフト会議を中心に一年のサイクルが決まっているため、まずは野球選手として際立った成果を残せるようになることが必要です。Indeed で検索可能なデータによれば、「プロ野球選手」と検索してヒットする求人は全国で580件以上あります。雇用形態の内訳は、正社員が80.7%でもっとも多く、次いで、アルバイトやパートが10.2%、新卒が5.1%、契約社員が2.8%です。*プロ野球選手に関連する求人情報は、インターネットでも探すことができます。Indeed なら、「プロ野球選手」とキーワードに入力し、さらに、勤務地や年収、雇用形態などで条件の絞り込みができるため、自分の探したい求人情報を効率よく見つけられます。*出典:平均年収、月給、時給及び求人検索件数は、求人検索エンジン Indeed で検索可能なデータより抜粋(2021年5月現在)まとめ
今回は、プロ野球選手の仕事内容やなるための条件、将来のキャリアを解説してきました。一般的な仕事とは違い、プロ野球選手になるには狭き門をくぐり抜けることが必要です。一方で、プロ野球選手となり活躍できれば、世の中から大きな注目を集められるようになります。夢を実現するためには、まずは野球の練習に取り組み、各球団のスカウトの目に留まるだけの選手になることが必要でしょう。Indeed で、ぜひプロ野球選手の求人情報を検索してください。
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