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さて、マグナムもリボルバーも他のサマナに取られてしまって、 僕が手にしたのはおそらくは38口径のオートマチックでした。


初めて拳銃を持った印象は「軽い。」ですね。


45口径のような大型の銃ではないので、当然といえば当然だったのかもしれないですが、拳銃はそれなりに重いものという思い込みは打ち砕かれました。


まさに観念の崩壊ですね。(笑)



そして、その引き金がまた軽い。


弾丸が発射されるときの音もまた軽い。


おもちゃの爆竹がかなりの爆発音なのとはまったく比較にもならず、風船が破裂する音よりも静かでしたね。


おそらくですが、拳銃を手にした人間はその軽さゆえに、それが人を死傷させる能力を持っているという感覚が希薄になるのではないだろうか。


そう思いました。



10メートルぐらい向こうに、テレビでよく見かける的がありました。


実際に撃ってみると、照準を合わせる感覚が難しい。


常日頃両目で見る習慣が付いてしまっているので、どうしてもその感覚が残ります。



7発ぐらい撃ったかなと思った頃、僕の左側にいたロシア人兵士が何か言いました。


それと同時に右側からもう一人がやって来て、僕の手から銃を取り上げて的の方へ歩いていきました。


どうやらどこに当たったのか、的をチェックするようです。


ハリウッド映画とかによく出てくるシーンで、弾を何発撃ったとかいうのがありますが、さすがは本職で僕が何発撃ったかふたりとも把握していたようです。

拳銃は全部で4種類あったように思います。


マグナムもあったけどコルトパイソンではなかったですね。



アメリカ製の銃はそれひとつだけで、残りはロシア製の銃でした。


リボルバーがひとつにオートマチックがふたつ。


僕はガンマニアではないので、それ以上詳しくは分かりません。



どれでも好きな銃を撃ってくれという説明だったのでみんなしてマグナムを希望すると、それは売り物じゃないから他の銃にしてくれと言われました。(笑)


照準の合わせ方を教わり、なるほどねえそういうことだったのかと思いましたね。


単純な構造だけど、これなら確かにどんな場合でも照準を合わせることが出来ます。



このときの経験があるので、テレビドラマを見ていると「おいおい、それは違うだろ。」と思うことがよくありますね。


男もそうだけど、若い女優は酷いものです。


照準が全く合っていなくて、「それじゃあ、当たんないよ。」と心の中でつぶやいてしまっています。(笑)



制作者側はしっかり指導してもらいたいものです。


って、オウムとは関係ない話でしたね。

さて、それではいよいよ実際に使ってみるということになるのですが、どういう順番だったかはもうすでに定かではないので思いつくままに書いていきたいと思います。


拳銃が数種類でライフルは1種類だけだったように思います。


あとはロケットランチャーと、そして戦車。


戦車に乗り込んで実弾ぶっ放しているサマナもいましたねえ。


ホーリーネームは確か、マイトレーヤだったかな。(笑)



だけどほんと、オウムって言うのは常識的に考えると不思議な集団ですよねえ。


戦車はともかくとして、拳銃もライフルも簡単に手に入るはずなのに、買おうとせずに自分達で造ろうとするんですよねえ。


修行だと言ってしまえばそれまでですが、それにしても効率が悪すぎます。


まあ、謎は謎のままなのかもしれませんね。



そう言えば、まだ10代に見える幼さの残る兵士もいましたね。


何の砲弾かわかんないけど、ペットボトルぶら下げてみましたみたいな気軽さで、右手に2個砲弾ぶら下げて歩いていましたね。


軍曹が呼び止めて何か話していましたけど、家庭の事情がある若者を励ましているようにも見えましたけど、なんだったんでしょうかねえ。

最初は施設の案内をしてくれたと思います。


なんか色々と仕込んでいたみたいで、時々妙な動きをしているなと思って見ていました。



建物の角を曲がったとたんに向こうからブラスバンドが演奏しながら歩いてきたり、外から体育館の中に入ったらそこで数人がマシントレーニングをしていたり。


面白いことに角を曲がる前までは音がしていないんですよねえ。


マシントレーニングも建物の中に入ったとたんに、フンフン、ガシャガシャやり始めるんですよね。


ところが、我々が通り過ぎた途端に、あ~終わった終わった、見たいな感じでくつろいでいました。(笑)



マシントレーニングとは別の体育館では空手の稽古をしていました。


黄色、青、白の3人だけでしたが、黄色が指導役で軽く突きや蹴りの稽古をやった後で、黄色と青の組み手をやっていました。


一応黄色が指導役なのですが、青のほうが体格も大きくパワーで押しているなと思ってみていると、隣で端本が「力が逆転してるな、青のほうが強い。」と言っていました。



で、この青が日本からやって来たカラテマンと戦いたくてしょうがないらしく、端本と組み手をやる事になりました。


お~、と思いましたね。


僕も端本がどのぐらい強いのか、一度見て見たいと思っていましたから。


僕の見る限りでは、青は身長1メートル80センチ、体重90kgって感じでしたね。


日本人には荷が重い気がしますが、端本がこれに勝てればたいしたものだという気がします。



対戦の感じですが、結構地味でしたね。


青の攻撃は基本的には端本に通用していませんでした。


しかし、端本の方もやたらと足払いばかりを仕掛けるんですよねえ。


で、勝負は引き分けということになりました。



そしたら、この若いロシア人の青がすっごい悔しそうにしてましたねえ。


端本は「前はあの程度の奴なら簡単に転がしていたんだけどなあ。」と言って、こっちもちょっと悔しそうでした。

さて肝心のロシア軍施設ですが、最初にバスの前に集合したときに3人のロシア人がいたように記憶しています。


一人は大佐、もう一人はバスの運転手。


そしてもう一人を見ながら、「あれ、どこかで見たことがあるなあ。」と思っていました。



あの当時オウムはロシアの副大統領までは接触をしていたと思いますが、その仲介をした何人かのうちの一人で、名前はたしかモラビエフだったと思います。


その男が目の前にいるので「生モラビエフだあ。」と思って見ていましたね。(笑)


3人ともラフな格好で、その辺のおっちゃんという感じでした。



そのモラビエフが他のロシア人と話をしているときに、「ダァーア、ダー、ダー。」と言っているのを聞いて、「あ、日本語と同じ使い方だ。」と思ってしまいましたね。


「そぉーお、そう、そう。」って感じでしょうか。


だけど英語でも「イェース、イェス、イェス。」って言うから、もしかして全世界共通なのかもと思ったりもします。



ロシア軍施設はモスクワ支部からは結構距離があったように思います。


モスクワ市内を抜けて、郊外へ出て、さらに走るって感じでした。


この軍施設が、またバカみたいに広い。


見渡す限り軍施設、右も左も、地平線の先まで軍施設って感じでした。



軍施設の敷地全体が金属製の塀でおおわれて、左右に軍服を着た見張りが立っている扉を開けてバスごと中に入っていって、そこからさらにバスに乗ったまましばらく走るという感じで、まるでハリウッド映画でも見ているようでしたね。