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富士山総本部道場には、アストラルテレポーターから伸びる何本もの配線があり、その先に電極が取り付けられていた。


アストラルテレポーターによる修法は、電流を流すというやり方なので静かなものである。



が、しかし、そこはハイレゾの音響機器であり、ただ単にスピーカーが接続されていないだけである。


なので、スピーカーをつなぐと、ちゃんと音が聞こえるのである。


まあ、僕もたまにスピーカーをつないで、マントラを聞いたりしたものだ。



使われているマントラは何種類かあり、時々入れ替わる。


大抵は帰依マントラであり、そうでなければ観音様のマントラ。


ごくたまに魔を払うマハーカーラーのマントラという感じだった。



もちろん、カセットテープなどの音源と違い、デジタル録音なので音質の劣化はない。


いつでもクリアな音が鳴り響くのである。



ただし、電極がむき出しなので、ショートさせてしまう場合がある。


その対策として、配線の元のところにヒューズがかましてある。


そしてこのヒューズがたまに切れる。


その場合はもちろん、何にも修法されていないことになるのだが、そのことは誰も知らない。(笑)


ただ、いつものように静かに、そこに電極があるだけである。

この罠を完成させるためには、2枚の金を2段目に上げて飛車を1段目に引く、という三手を要する。


5八金左の段階ではまだコンピュータは気付かない。


2枚目の金が4八に上がった段階でようやく気付いて3五歩と突いてくる。



この辺のやりとりはまさに一手の違いで、相手が人間なら先に4四銀と上がってくるので罠が間に合わなくなり、先手の負けとなる。


先手は他のすべてを犠牲にして罠を作っているので、ちょっと攻め込まれただけでバラバラになってしまう。




後手の3六歩に同歩と取ると馬に逃げられてしまう。


そこで同銀と取るしかない。


ところで、相手が人間なら後手は先に4五銀とするので、同銀と取っても同じく銀で取り返され、結局馬に逃げられてしまう。



3六同銀には、1八馬と引く。


ここで手順前後で飛車を引く前に1七桂と跳ねてしまっていると、馬が桂馬に当たる。


先手が2七銀と引くことで後手は馬を取られてしまうのだが、今度は桂馬ではなく銀との交換になる。



この桂馬と銀の違いがとてつもなく大きく、先手後手の勝敗が入れ替わってしまう。


先手の飛車が一段目に下がっているうえに、守りの要である金も盤の右側に集中している。


そこで7八銀と飛車取りに打ち込まれるのが痛打となる。


これでもはや飛車先が受からない。


後手の飛車に成り込まれたら、玉形の悪い先手は簡単に寄せられてしまう。


仮に粘ったとしても、自分で作った罠の中から味方の飛車が逃げ出せず、攻めの目標にされ玉が逃げれば飛車が取られるという展開となる。



この順を避けるために、先手は2枚目の金を上げる前に4六歩と突く。


一見ぼんやりしているようだが、これで後手は4五銀とは出れなくなっている。


コンピュータもこの手を警戒せず、1二香、1一玉、や5二金などの平凡な手を指す。



この後の展開は、▲4八金上る、△3五歩、▲4七金左、△3六歩となるのだが、今度は先手が同歩と取っても馬は逃げ出せない。


後手が5五銀から4六馬と金との交換を狙っても、3七桂と受けて結局は馬と桂馬の交換となる。


ここでも手順前後で飛車を引く前に1七桂と跳ねてしまっていると、3七金上るとするしかなく馬と金の交換になってしまう。



したがってどうやってもコンピュータに勝ち目はなく、投了は妥当であると言える。


この手順を回避するのは簡単で、定跡をバージョンアップすればそれで済む。


しかし、ルール上バージョンアップは認められない。


人間同士の対局なら、ミスが見つかれば直ぐに修正して対局に臨むことが出来る。


ところがコンピュータにはそれが認められない。


こんなことなら確かに、ターミネーターが人間を抹殺したくなる気持ちが分かるというものだ。


ところが大多数の人間たちは、一方的に人間の側の正義だけを振りかざしている。


まあ、仕方あるまい。



ところで、アマチュアの能力はとても高いということが証明された対局であったというのは、大きな収穫ではないだろうか。


プロ棋士は半年前からコンピュータを貸し出してもらってじっくり研究が出来るのに対して、アマチュアはぶっつけ本番、生まれて初めてAWAKEと対戦して勝ってしまったのだから。


このことから、将棋の対局ではなくゲームの攻略ということになるのであれば、プロ棋士はコンピュータと戦う必要はないということが言えると思う。


どうせ遊びなのだから、そんなことはアマチュアに任せておけばいい。



ニコ生は次からは、アマチュア対コンピュータの対戦を企画してはどうだろうか。


もちろん、アマチュアもコンピュータも電王トーナメントの成績で決定する。


面白いと思うんだけどなあ。



それともうひとつ面白いのは、開発者たちは定跡のバージョンアップではなく、人工知能の思考によってあの罠を回避できないかと考えているということだ。


なぜなら、あのような罠は理論上他にもあるからであり、その初めて見る全ての罠に人工知能が対処出来なければ同じことの繰り返しになるからである。


これは人間には不可能だ。


人間なら初めて見る罠には、ほぼ間違いなく嵌ってしまう。


そんな不可能な事を開発者たちはやろうとしている。



僕もプログラムの腕があれば参加したいところであるし、かつてのオウムであれば麻原は間違いなく世界一を取れと言い出していることだろう。


まあ、その前にアイドルグループを作れと言っているかもしれないが。(笑)

後手に2八角と打たれるパターンは、古くは升田式石田流の変化で現れる事があった。


この場合は後手が船囲いであるために、1四の端歩を突いており全く違う変化となる。


升田式の場合は金で馬を取りに行くために、馬と金の交換となる。



これならコンピュータは喜んで交換してくるだろう。


何せコンピュータにとっては、角よりも金のほうが価値が高いのだから。


そうなってしまったら、もちろん人間にはもはや勝ち目はない。


コンピュータの圧勝となる。



ついでに書いておくと、桂馬の価値は低い。


持ち駒に桂馬の枚数が増えれば増えるほど、評価値は下がっていく。


面白いことにコンピュータは、持ち駒に桂馬が増えれば増えるほど不利であると判断するのだ。


今回の電王戦で使われた作戦は、この評価値の低い桂馬と馬を交換するというものである。



この罠が完成すると、馬はどこにも逃げられず歩と交換することしか出来ない。


他に取れる駒がないのだ。


そのため、コンピュータは罠が完成する前に、馬で桂馬を取ってしまうのである。



手順としては、飛車を一番下まで引いてから、その後で桂馬を跳ねる。


一見、桂馬を跳ねてから飛車を引けばいいように見えるのだが、実際には手順前後すると失敗してしまう。

この罠は、藤井システムの対穴熊戦のように、一手違っただけで全く別の結果となる。


逆に言えば、一手も間違えなければ、序盤で既に大差がつき、将棋は終わっているのだ。


そして、プロ棋士ならば、間違えることはない。



コンピュータが馬を逃がすためには、3五歩、36歩とのばしてくるしか方法がない。


そこへ4四銀から4五銀と戦力を追加出来れば理想的であるし、場合によっては3二飛と回る手もある。


そうなると今度は、先手が罠を仕掛けるために他のすべてを犠牲にしているので、ちょっと攻め込まれただけでガタガタになってしまう。


そうならないように、コンピュータに気付かれないように駒組みを進めて、馬を桂馬と交換させることが出来るかどうかが勝敗の分かれ目となる。

優勝は戸田 れいさんです。(笑)


おめでとうございます!



ってな感じですかね。


秒読みさんの大活躍ぶりに加えて、今回のおやつガールでの働き。


まったくもって、見事である!


とか言って、悪ふざけでもしていないと、悲しくてやっていられない。




私は真剣勝負が見たいのだよ。


一手指すごとに骨身を削るような、全力の戦いが。


それはもう、コンピュータ同士の対局でしか見ることは出来ないのだろうと思う。



それにしても開発者は潔いな。


元奨励会の誇りということなのだろうか。



かつて升田 幸三は、プロは見せるだけではダメだといっていた。


見せるのではなく魅せる、その上で勝つ。


それこそがプロなのだと。


升田 幸三なら、コンピュータが相手でも必ず自分の得意戦法である、石田流を使ってくるのだろうと思う。


ファンの期待に応えるとはそういうことだ。


もちろん大山名人なら、必ず四間飛車で戦うだろう。



バグを狙うのならプロ棋士ではなくゲーマーに対局させればいい。


その方がより効率的に穴を見つけることが出来るだろう。



あっという間の投了になってしまったが、あそこまでいったらもはやコンピュータには勝ち目がない。


アマチュアが持ち時間10分の対局でAWAKEに勝っているのだから、プロ棋士が持ち時間5時間の対局で間違えるはずもない。


投了は仕方のないところだ。


問題は、プロがアマチュアと同じ作戦で勝つことに意味があるのかという話になると思うが、他に勝つ方法がないのならそれを選ばざるを得ないということなのだろう。

ストリーだけを見てみると、ショートショートに出てきそうな話ではある。


しかし、まあ、薬物を投与して脳に電気刺激を加えるだなんて。


あかんやろう。


それはあかんやろう。



もしかして、それはナルコですか?


それともニューナルコですか?


という話になってしまいそうだ。




この青年が最後にどんな気持ちでいるのかは分からないが、修行者の立場からなら一言アドバイスが出来る。


「君は脳ではない。」


「脳には心はない。」


それはただの身体に過ぎないのだから。