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富士山総本部道場のトイレは汲み取り式である。


トイレは1階だけでなく2階にもあり、配管を通して1階の便槽に落ちるようになっていた。



これに対してサティアンは水洗トイレである。


その理由は、サティアンが麻原の居住スペースであるからである。


同じ理由で第二サティアン、第六サティアンにも水洗トイレがある。


もちろん、その周りの建物は全て汲み取り式になっている。




そんな富士山総本部道場のとある日に、V師から内線電話がかかってきた。


V師と言えば、麻原から「エネルギーのことは私じゃなくVに聞け。」と言われるほどのエネルギーに敏感なお方である。


当時V師は事務で金庫番をやりつつ、生活班の面倒も見ていた。


で、電話の内容はと言うと、経理と生活班の両方に関わりがある事だった。



V師が僕に「汲み取り担当ですよね?」


と聞いてきたので、


はっきりと「違います。」


と答える。(笑)



勘違いされている方も多いようなのだが、私はオウムの便利屋さんではないのだよ。


まあ、とりあえず話を聞くだけ聞いてみると、今日これから汲み取り業者がやって来るので、一緒に立ち会ってもらいたいとのことだった。



なんでやねん!


なんで生活班じゃなくて、ワシが立ち会わなければならんのだ?



どう考えても断るしかない申し出に思えたのだが、その後のV師の話に少し興味を引かれた。


汲み取り料金がいつも同じなのだという。


先月も、先々月も、その前も、いつも同じ汲み取り量、いつも同じ金額ということだった。



常識的に考えて有り得ない事だ。


何か裏がある。


まあ、しょうがない。


付き合ってみるか、という気になった。

カーリーのブログにも結構ファンが付いているようだ。


その特性上ちょいと控えめだが、それでも父親譲りの魅力の持ち主ということなのだろう。



で、その本体はもっと魅力的なのである。


世間の皆様は、なんであんなのにマインドコントロールされたのかと不思議がるのだが、人は魅力のあるものに引き寄せられるのだから仕方がない。



卵供養の説法にしてもしかりである。


文字にしてしまうとほとんど伝わらなくなってしまうが、リアルタイムにその場で音を聞くと、麻原の抑揚のある話し方と組み合わさってとても面白いのだ。


そこが上祐のつまらない話との決定的な差である。(笑)



たとえばこんな感じで始まる。


「ちゅうごくには、よっつのゆうきがある。」


「すなわち、なんゆうき、ほくゆうき、とうゆうき、さいゆうきである。」



これは、戒、定、慧という解脱するために必要な3つの条件と、それを得た結果についての説法なのだが、出だしですでに聴衆の心を掴んでしまっている。


台本も何もなく、すらすらとよどみなく言葉が溢れてくる。


そのため、人々は小説やアニメの様に、夢中になって聞いてしまうのだ。

英国王室はさすがの大人の対応やのう。



動物園で公募した名前の一位がシャーロットだったということで、日本は民主主義の国。


それで決まりでしょう。


なんたって、多数決で全てが決まるのだから。


シャーロットなんて特別な名前でもなんでもなくて、よくある名前らしいからなあ。




ところでオウムにも、ヒロヒトという名前を付けられたニワトリがいた。


とても功徳のあるニワトリで、大切に育てられ修法された餌を食べ、マントラを聞き天寿を全うした。



が、しかし、オウムのサマナたちは、その「ヒロヒト」が何者なのかを知らない。(笑)

手作業でやるとなると、柄の長いひしゃくですくってそれをざるで漉す、そういうことになる。


その他には、ざるの中をかき回すスプーン、ざるを受ける洗面器。


ざるに残ったポタージュを入れるバケツ。


最低でもそれだけは必要になる。


あとはゴム手袋、マスクも欲しい。



で、幸か不幸か、というよりも今回は明らかに不幸だと思うのだが、これらの道具はメタン発酵プロジェクトで使っているものなのだよ。


全部、揃ってるぜ。


なんて素晴らしいんだ!



これで全体の流れは決まったのだが、こんな事を一人でやっていたのでは1日がかりでも終わりそうにない。


そこで、哀れな犠牲者を1名追加することにした。



誰にしようかなと思ったが、同じ部署の兄弟のうちのお兄ちゃんに決めた。


まあ、とにかくサマナという奴は忙しい。


膨大な量のワークを与えられて、寝る暇もなく1日中働いているのだから、協力者を探すのも一苦労だ。



このお兄ちゃんは、遠藤の指示で国家資格の取得に向けて勉強中だった。


それが何であったのかは忘れてしまったが、化学系の資格であったと思う。



普通は2年間の勉強期間が必要らしく、受験まで3ヶ月しかなかったので本人は絶望的な気持ちになっていたようだった。


勉強ばっかやってるものだから、当然功徳は減る一方。


こんなことやっていないで功徳を積みたいとご本人が仰るので、僕が絶好のチャンスを与えてあげることにした。(笑)



この申し出はきっと喜んでもらえるに違いないと思って話を持っていったのだが、「え~、そんなことやりたくないですよ。」と言い出す始末。


おかしいじゃないか、それは。


君はさっきまで功徳を積みたいと言っていたではないか、と無理やり参加させることにした。



それにしても、人の心というのは面白いものだ。


言ってることとやってることのギャップがありすぎる。

その女子の説明によりますと、トイレにプルシャを落としてしまったらしい。


トイレのどこにって、もちろん便槽の中に。


用を足すついでにプルシャも落としたということだった。



残念ですが、それは私の担当ではありません。


ということで、生活班に話をしてくれと答えた。


すると、生活班に言ったらRさんになんとかしてもらってくれと言われたらしい。



なんの話だよ、いったい!


私のワークは、メタン発酵プロジェクトなのだよ。


とってもエコな、秘密のワークなのだよ。



てか、オウム内部のどこに、うんこまみれのプルシャを拾い上げる部署があるんだよ!


ないわ、そんなもん。


どこにも、ないわ!


ワシは便利屋か?


オウムの便利屋さんか~!



とは心の中で思ったものの、基本的に頼まれたことは断らないタイプなので、「ああ、大丈夫ですよ。」とその場は答えておいた。



問題は具体的な解決策だ。


僕はサティアンへ戻る道すがら、歩きながら考えていた。



バキュームカーを使えば確かに早い。


しかし、万が一にも吸い込んでしまったら、そこから先はもはや絶望的になってしまう。



絶対に失敗することは許されない。


そうなると手作業でやるしかないか。


どうやら答えはそれしかなさそうだった。