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法友(とも)へ

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事務からサティアンの鍵を持ち出して、廊下を歩いていく。


道場側からサティアン1階の入り口へ出る。


男数人でやいのやいのと言いながら、パイプシャフト室から自分の好みの武器を選んだ。



「何をやっても構わん。」


麻原からそう許可が下りている。


オウムには厳しい戒律があり、暴力は殺生のカルマになるので禁止されている。


しかしこの場合は、麻原から許可が下りているので、佐伯をぶちのめす事は功徳となる。



まあ、これがカルトの恐怖というやつなのだろうと思う。


このとき、サマナ数名の胸中は人それぞれだったのだろう。


佐伯に恨みでもあったのか、「殴ってもいいんだよな?」


と言ってやる気まんまんな者もいた。


もちろん、いままでの恨みを晴らそうが、誰も止めはしない。


基本的には、佐伯はその傲慢な態度からサマナたちの嫌われ者だったから、暴力沙汰になったとしても佐伯の味方をするものは誰もいない。



これで臨戦態勢は整ったので、後は佐伯がやって来るのを待つばかりとなった。


僕はと言えば、始めから乗り気がしなかったのだが、これは麻原から命じられたワークなのだから逆らうわけにもいかない。


渋々みんなと一緒に行動することとなった。


恨みを晴らしたいと思っているサマナは、「早く来ないかなあ。」


などと言って、もはや佐伯をぶちのめすのを楽しみにしている様子だった。


冷静な態度のサマナもいるにはいたが、全体としては佐伯を待ち受ける体勢は十分すぎるほど整っていた。

テレビCMが流れているのを聞いて、インパクトのある歌声だなと思っていた。


歌詞は何を言っているのか分からなかったが、甘利大臣の解説で理解できた。(笑)



しかし、おしいなあ。


「私以外私じゃないの」じゃなくて、そこは「真我以外私じゃないの」にしないとなあ。


私などというものは存在しないのだよ。


もしくは、私は全てだ、なのだよ。


なぜなら、真我独存だから。



そして、真我独存を現代風に言い換えた表現が「ただ、それだけ。」


ついに、西村尊師が悟りを開かれたようだ。


なんて素晴らしいんだ!

ドワンゴ主催の新棋戦の中身が少しずつ分かってきた。


まあ、まだ細かいところは決まっていないようだが、なぜコンピュータと超一流のプロ棋士の対戦が実現したのかの謎は解けた。



タイトルとはプロ棋士のものではない。


タイトルは主催する新聞社のものである。


したがってタイトルホルダーは新聞社の許可なく、コンピュータと対戦することは出来ない。


ましてや、負けでもしようものなら、新聞社の名誉を著しく傷つけることになる。



そのため羽生は、コンピュータと対戦しないのか聞かれた時に、「私に聞かないで下さいよ。」


と言ったのである。


そして、最強コンピュータソフトponanzaの開発者の山本も、「羽生さんと対戦したい。だけど、どうすれば対戦できるのかが分からない。」


と言ったのだ。



この難題にドワンゴの川上会長はひとつの答えを出した。


新棋戦に参加する棋士は全員、タイトルではなく段位で参加することとなる。


例えば、羽生名人は羽生九段であり、糸谷竜王は糸谷八段として参加する。


それぞれの段位に応じて定数が決まっており、タイトルホルダーをシードしたりという特別扱いはしない。



ぐっじょぶ!


見事な川上マジックだ。


そして、コンピュータとの対戦はもちろん、人間同士の予選からその対局はニコ生で放送される。


若手の棋士にとっては、対局料が入るだけでなく、自分を売り込むチャンスとなる。



残る問題はコンピュータとの対戦ルールのみだが、面白いことになってきた。

麻原からは一切事情の説明はないので、佐伯が何をどうしたのかがさっぱり分からない。


なんで杉並にいるはずの佐伯がサティアンにやって来るのか?


なぜ麻原は中に入れるなと言ったのか?



あれこれみんなで考えたところで正解は誰にも分からない。


サマナの一人が、下向したのか、それとも破門になったのかじゃないのか、と言い出した。


たしかにそういうことなら話のつじつまが合う。


このブログを読んでいる人達は、今の時点だから佐伯が金を盗んで逃げたことを知っているけれど、当時富士にいたサマナ達は誰もそのことを知らない。



そして、実は麻原からの伝言には、まだ続きがあったのである。


「サティアンのエレベーター横のパイプシャフト室に、警備で使っている武器がある。」


「どれでも好きなものを使え。」


「何をやっても構わん。」



何をやっても構わんと言われても、意味不明としか言いようがない。


木刀にヌンチャクにメリケンサックなどといった物騒なものを使って、力自慢といっていいような男のサマナ数人がかりで、佐伯一人に対して何をやっても構わん。


何やらピリピリした雰囲気が漂い始めていたが、サマナの一人が冗談交じりに「殺してもいいってことか?」と言った。


まさかそんなことはないだろうと思ったが、個人的には殺さなければ何をやっても構わんという風に理解をした。

ついに始まるのかあ。


待ってました!




全プロ棋士が参加可能なエントリー方式での、日本将棋連盟が認める公式戦。


その公式戦の優勝者がコンピュータと戦う。


持ち時間は各8時間の2日制。


ついに、人類最強の男と、コンピュータとの真剣勝負が実現する。



そのエントリーに一番最初に名乗りを挙げたのが、日本将棋連盟会長 谷川浩司九段。


かっこいい~。


タニー、かっこよすぎる~。



その後に続いて、糸谷哲郎竜王、森内俊之九段、佐藤康光九段、佐藤天彦八段、豊島将之七段などなどがすでに参加を表明している。


楽しみなことになってきた。


http://www.nicovideo.jp/watch/1433271729


http://www.shogi.or.jp/topics/news/2015/06/20156202016vs.html