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コメントや元TD師のブログを見て思ったことがあるので書いておこう。



事件がなぜ起こったのかについて、麻原の目が不自由であったことや貧しい家庭に育った事をその理由に挙げる人たちがいる。


まあ、一般的にはそういう考え方になるんだろうなと思う。


しかし、僕の考え方はそうではない。



そんな考え方は、あまりにも麻原という男を知らなさ過ぎるように思える。


麻原があんな風になったのは、目が不自由なことや貧困が原因などではない。


麻原は生まれながらの怪物なのだ。


環境が麻原を育てたわけではない。


まあ、それを、オウムの教義ではカルマによって、と表現するのだが。



麻原が裕福な家庭で何不自由なく育ち、身体的にも何の問題が無かったとしても、麻原は同じように事件を起こしたはずである。


しかも、その場合は、今生の麻原よりも、もっと恐ろしいことになる。


麻原が言っているように、東大を卒業し、官僚になり、国会議員になり、その間に様々な方面に関係を持ち、勢力を蓄えて、そして事件を起こす。


間違いなく、考えたくもないほど、凄まじい破戒と殺戮をもたらすだろう。



それともうひとつ。


麻原(オウム)はどこで間違ったのか、である。


これも一般的にはそういう考え方になるのだろう。


最初は正しく、途中から間違ってしまったという考え方である。



僕の考えはこれとは違う。


麻原は途中から考えを変えたのではない。


麻原は最初から間違っていたのだ。


間違ったまま、途中で考えを変えることなく、最初から最後まで間違ったままだったのだ。



最初は正しく途中から間違ったと考えると、なぜ事件が起きたのかが分からなくなる。


始めから間違っていたのなら、なぜという疑問には簡単に答えられる。


神仙の会の頃の説法で、麻原はすでにタントラヴァジラヤーナについて語っている。


キリスト教の千年王国を作るとも言っているのだ。



あたかも、小乗から大乗のプロセスを経ているように見せかけたのは、宗教法人の認証を受けるために他ならない。


始めから答えは決まっていた。


ただ、誰も気付かなかったのだ。

やれと言われたら、それがどんな事であっても結果を出さなければならないのが、オウム真理教の修行者というものである。


なので、とりあえずCSIに行ってみるかと思って、サティアンへと向かう。


話を聞いてみると、どうやら卵焼き器は、2階へ上る階段の下のスペースに置いてあるらしい。



確認しに行ってみると、電源を取れる都合のいい場所が他になかったらしく、随分狭いところに押し込まれている。


懐中電灯を頼りに階段の下を覗いてみると、あったあった、ありました。


厚みが数センチのステンレス製の四角い鍋といった感じ。


なべ底にはヒーターが取り付けられ、蓋が乗せられるようになっている。



こんな狭いところで作業をするなんてネコじゃあるまいしと思ったが、身体をかがめて中に入っていけば何とかなりそうだった。


他のサマナに卵液を作っておくように頼んで卵焼き器をよく見てみると、ボリュームが付いているのでおそらくこれで温度調節をするのだろう。


あとは電源スイッチが付いているだけ。


ヒーターの強さを確認する必要があるので、中に水を入れてどんなものか1回使ってみるしかないかと思っていたら、CSIのサマナがやって来た。



紙切れを1枚手に持っていたのだが、実際に中に水を入れて時間経過と温度変化を記録した資料だった。


グッジョブ!


実験は1回しか行っていないが、それで十分だ。



さて、後は焼くだけだ。

卵に焼き色を付けずに焼き固めるのは不可能に近い。


ましてや寿司ネタの甘い卵焼きには砂糖が入っている。


この砂糖が、卵が固まるよりも先に焼けてしまう。



単に固めるだけなら、四角い容器に入れて蒸せばいい。


そうすれば、焦げることなく固めることが出来る。


しかしそれでは、卵焼きではなく、卵蒸しになってしまう。


麻原は卵を焼けと言っているのであり、蒸す事は出来ない。



四角い銅鍋で備長炭を使い、蓋の上にも備長炭を乗せてじっくり焼き上げる方法はあるにはある。


しかし、それはそれで、また別の職人技が必要になる。


それに、今から合羽橋に行って道具を買ってくるわけにもいかないだろう。



どうしたもんかなあ、と考えを巡らせていると、K正悟師が待ってましたとばかりに、こう切り出してきた。


「実は、こんな事もあろうかと、CSIに頼んであるんですよ。」(笑)



出たー!


やっぱり、出たーー!


CSI、出たーーー!



CSIと言えば、皆さんエンジョイハピネスでご存知の様に、スーパーエリート技術者集団である。(笑)


もの凄~く、嫌な予感がする。

ついでにもうひとつ、頼まれネタを書いておこう。



シヴァ大神際か何かだと思ったが、サマナ全員が第六サティアンに集まって、バイキングパーティーをやったことがあった。


もちろん、牛丼も食べ放題である。(笑)



この時、麻原が何を血迷ったのか、寿司を握ると言い出した。


一個一個にエネルギーを込め、サマナのカルマに合わせてネタを選ぶというものである。


麻原は目が見えないのだがそういうシステムなので、握ってもらう前にひとりひとり名前を名乗らなければならないのが面倒くさいのではあるが。(笑)



ネタはもちろん、殺生された様々な種類の魚達なのだが、卵もあった。


これは、魚の卵などではなく、ニワトリの卵である。



で、例によって例のごとく、数日前からK正悟師から電話がかかってきて、「手伝って下さい。」ということなので、支部活動をほっぽって富士山総本部道場へ出かけることになった。


僕の他にも何人かいて、それぞれに受け持っているものをなんだかんだと作っていたのだが、卵を焼くという段階でK正悟師から見て欲しいというお呼びがかかった。


卵の担当は、元寿司屋というサマナ。


この男の厚焼き卵の焼き方は、まさに神業と言ってもよかった。



普通卵焼きと言えば、だし巻きのことなのだが、麻原の指示は厚焼き卵だった。


要するに、巻かずに卵を焼き上げろと言っているのだ。



僕はこのサマナの職人技を目の前で見ていたのだが、それは見事という他はなかった。


コンロの上の四角い卵焼き器に卵液が流し込まれ、しばらくそのまま。


強火なのだが、上のほうは全く固まっていない。


そこへその職人は、鍋の真ん中あたりの端っこから菜ばしを入れたかと思うと、ひょいと上に持ち上げた。


すると、あら不思議、鍋の底の方で熱を通されて固まった卵が、1枚の板の様になってくるっと180度回転して上に乗っかった。


そして、それまで上の方にあった卵液は下になり、コンロの熱で焼かれることになった。



こうやって、出し巻きなら必ず出来る年輪のような焼き目のない、厚焼き卵が完成した。


これを斜めに切って、寿司ネタにするということだった。



見事に完成かと思いきや、僕と一緒にこれを見ていたK正悟師は、すぐさまダメ出しをした。(笑)


どうやら麻原は、焼き目のない黄色い卵焼きを作れと言っているらしい。



なので、K正悟師は僕に向かってこう言ったのですよ。


「サマナは出来ないみたいなので、R師お願いしますね。」(笑)



はい?


何の話でしょうか?


なんか、嫌な予感がする。(笑)

優秀な修行者に関するコメントがあったので、これもついでに書いておこう。



ヴァヤヴィヤの補足の話になるが、おそらく誰もマネ出来ないと思う。


麻原のやり方を見れば修行者なら驚くと思うのだが、どうすればこんなやり方が出来るのかが分からない。


麻原は完全に脱力して行っているのだ。



まるで宮本武蔵の構えの様に、肥田春充の強健術の様に、どこにも力が入らずに激しい呼吸を行っている。


胸・腹・腰・背のよっつが、ひとつのものとなって、風船の様に膨らみ縮むを繰り返している。


その時に、余分な力を一切使っていない。



こんな事を書くとまたお叱りを受けそうではあるが、どれほどの努力を積めば麻原と同じような呼吸が出来るようになるのかが分からない。


僕は修行の監督をやったことがないので、後輩のサマナたちのヴァヤヴィヤがどんな感じなのかはよく知らない。


しかし、自分の周りを見渡した限りでは、麻原と同じ呼吸が出来る優秀な修行者というものは見当たらなかった。



まあ、考えてみれば当たり前のことなのだろうと思う。


ラージャヨーガで使われるプラーナーヤーナであるスクハプールヴァカは、快適な調気法という意味である。(笑)


30秒で吸って、2分間呼吸を止めて、1分かけて吐く。


こんな呼吸を1時間も2時間も繰り返して、快適だなどとふざけたことを言っていられるのは、完全に脱力出来ていなければ不可能だろう。



ヴァヤヴィヤの極意は脱力、スクハプールヴァカの極意もまた脱力。


ヨーガも武道も同じことなのだろうと思う。