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老紳士を先ほどの外人のところへ連れて行って、「青蓮寺に行きたいんですが。」と言うとさすがは地元の人、ちゃんと知っていた。


が、その後がいけない。


外人に向かって英語で説明しようとするのだが、なんだか変顔というか難しい顔になるだけでほとんど言葉が出てこない。(笑)



そこで、「僕が一緒に行きますから。」


と言って、日本語で説明してもらう。



京大とは逆方向へ真っ直ぐ行って、ふたつ目の信号を右に曲がる。


道路の左側のふたつ目の路地を入ったところが青蓮寺だ。



老紳士にお礼を言って、外人と一緒に青蓮寺へと向かう。


講演会まではまだ時間に余裕があるから大丈夫だろう。



道すがら外人がなにやら話しかけてくるが、どうやら京都は素晴らしい町だと言っているようだ。


親切な日本人と一緒なので、ごきげんさんだ。(笑)



僕はうんうんと相槌をうちながら、「どこから来たんですか?」


と英語で聞いてみた。


すると外人は、「何を言っているのか分からないけど、どこから来たのか聞いているんですか?」


と言った。(笑)



そこで、僕は「そうそう。」と英語で答える。


すると外人は「アルジェンチーノ。」と答えた。


「ああ、はいはい、アルゼンチンね。」


と、僕は英語で答えた。



ま、虫も外国人も同じ事で、伝わってくるヴァイブレーションを日本語に翻訳すればいいだけだ。


ただ、虫はそれほど複雑な言語体系を持っているわけではないが、人間の場合は複雑なので正確に翻訳するのが難しい。(笑)

まあ、どんな場合でもそうなのだが、自分が知らないことは知っている人間に聞くのが話が早い。


これが解脱や悟りについてなら、一体誰に話を聞いたらよいものやらという事になるのだが、目的地はニルヴァーナではなくウッパラヴァンナーの寺である。


これは勿論、地元の人に話を聞くに限る。



というわけで、とりあえず目の前の人に聞いてみた。


駅から出てきた集団のうちのひとりの中年の女性。


「すいません、地元の方ですか?」



結果は予想通り。


「違います。旅行者です。」


そりゃそうだわな。


世界に名だたる観光都市京都なのだから、集団で行動しているのは観光客と考えてほぼ間違いなかろう。



ひとつ学習させていただいたので、このワークは次の段階へ。


集団である、駅から出てくる、これが観光客なら地元の人間はその逆。


ひとりで駅へ向かう人物、ということになる。



というわけで、今度はミツバチの巣の前で待ち構えるスズメバチよろしく、ホバリング開始。


と思うまもなく、最初の一匹がやってきたのですぐさま捕獲。


今度は老紳士だ。



「すいません、地元の方ですか?」


「はい、そうですが。」


ふ、ビンゴだぜ。


作業開始から、ここまで1分もかかっていない。




ヴァジラヤーナは結果が全て。


このワークも直ぐに結果が出せそうだ。

昨日、講演会に行ってきた。



京大までのルートは何通りかある。


京都駅その他からのバスを使うもの。


地元の人達はおけいはんなのだろうか。


どうしようかと迷ったが、地下鉄を使って東山から歩くことにした。



駅を降り、出口の目の前にある地図を、明日はどっちだと思いながら見ていると、見知らぬ外国人が話しかけてきた。


誰やねん、お前?


何言ってるかよう分からんのだが、どうやらしょうれんじ(青蓮寺)へ行きたいらしい。


え、ウッパラヴァンナーの寺?


そんなものがあるんだ。


京都って、凄え!



とは思ったものの、


残念だったね。


私は地元の人間ではないのだよ。


てか、こっちが京大がどこにあるのか聞きたいぐらいだ。



てなことを考えながらも、無碍に断るわけにもいかんので、しばらくお付き合いしてあげることにした。

ハチクマ。


初めてその名前を聞いたのは、随分と前のような気がする。



ハチクマとは、小型の猛禽類のことである。


様々な蜂を餌にしており、驚くべきことに、スズメバチさえも餌にしてしまう。



ハチクマ。


不思議なネーミングだ。


蜂を餌にしているのだから、「ハチ」が付くのは分かる。


しかし、「クマ」って何だ、クマって。


これが「タカ」とか「ワシ」なら分かるのだが、猛禽類はクマじゃねえぞ。(笑)




まあ、これはクマが蜂を餌にしているからなのかなと思う。


最初に、蜂を餌にする生き物はクマであるという観念があり、同じく蜂を餌にする猛禽類にもクマをつけてしまえ。


みたいな。



しかしである、日本国内において、ツキノワグマなどが餌にしているのはミツバチなのだ。


確かに、スズメバチの巣も襲うには襲う。


だけど、あっさりと返り討ちにあってしまう。(笑)



ツキノワグマは小柄なので、高い場所にある巣には届かない。


それで、スズメバチの中では小型の部類になる、クロスズメバチの地面にある巣を狙うことになる。


ところが巣に近づいただけで、一斉に襲い掛かられる。


ツキノワグマは転げまわって身体についた蜂を振り払い、再び巣に近づくのだが、すぐにまた全身を刺されてしまう。


これを何度か繰り返し、ツキノワグマは諦めてしまう。


巣はほとんど無傷のままである。


てか、これだけ刺されても生きているツキノワグマって。


野生って凄いなと思う。



ところがハチクマの場合はそうではない。


逃げ出すのはスズメバチの方なのだ。


ハチクマに襲われたスズメバチは、攻撃することも出来ずに逃げ惑う。


その話を聞いた時は驚嘆したものだ。

圧倒的な強さを持ち、傍若無人な振る舞いをするスズメバチだが、思ったほどにその数が増えてはいない。


毎年、ひとつの巣から20匹もの新たな女王蜂が誕生しているにも関わらずである。


その理由は、スズメバチにも様々な天敵が存在しているからである。



天敵とは言っても、働き蜂に対する攻撃は、それほどダメージにはならない。


大きなダメージとなるのは、女王蜂への攻撃と、巣そのものを破壊することである。



で、面白いことにと言うべきか、自然は実によく出来ていると言うべきか、女王蜂だけを狙った寄生虫というものが存在しているのだ。


スズメバチは寒さに弱い。


寒くなるとすぐに動きが止まってしまう。


そして逆に寄生虫はスズメバチよりは寒さに強い。


完全に動きが止まった女王蜂に卵を産みつけ、卵から孵った幼虫はスズメバチを食ってしまうのだ。


さらにスズメバチに感染する寒さに強い細菌もおり、ほとんどの女王蜂は冬を越すことが出来ないのである。



さらにもうひとつ。


人間と言う恐ろしい怪物もいる。(笑)


やつらは巣を完全に破壊し、大量のスズメバチを食うのである。



成虫はから揚げにしたり、焼酎に漬け込んだりする。


蛹は佃煮に、幼虫はそのまま生で踊り食いだ。


驚くべきことに、奴らは幼虫から成虫まで全部食ってしまう。



最近では殺虫剤を使えば簡単に駆除出来るのに、わざわざ生け捕りにしているのである。


さらにさらに、スズメバチがビジネスにもなり始めている。


スズメバチは売れるのだ。(笑)



何でかと言いますと、成虫は殺虫剤の研究開発のため、製薬会社が欲しがっている。


幼虫や蛹からは様々な成分が抽出できるため、薬品やサプリメントが作れるのだ。


なんて素晴らしいんだ!