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ブログの説明を入力します。

パソコン壊れた。


ま、いいか。

さらに色々と説明がつづいたのだが、このあたりは化学式と英文だけだったのでほとんどメモを取ることが出来なかった。(笑)


が、その中でなんとか意味の分かる英文があった。


PAM was also used


うんうん、そうだよね、って感じ。



松本サリン事件では、使われた毒ガスがサリンだとは分からなかったが、瞳孔が縮んでいたのでアトロピンを使った。


これは非常に適切な処置であったと、トゥー先生は言っていた。


当時の日本人はサリンなどという言葉さえ聞いたことがなかったはずだが、想定外の事態に陥ってもそれになんとか対処する。


それが日本人の強みなのかもしれない。



地下鉄サリン事件では、使われた毒ガスはサリンであることは分かっていた。


しかし、PAMの大量の備蓄はない。




ここで、トゥー先生はアメリカでは、という表現で説明をしたのだが、詳しい説明はなかった。


「アメリカでは治療しない。」


「(PAMの)数が足りない。」


「治る人は治る。」



詳しい説明がないので具体的なことがよく分からないが、アメリカでサリンが使われた場合ということなのだろうか?


この、「治療しない。」「治る人は治る。」


というのは、どうやら神経ガスに対する世界的な基準であるようだ。

続いて炭疽菌はなぜ無効だったのかについて。



これはまあ、皆さんご存知の通り。


炭疽菌には3種類あり、遠藤が手に入れたのは毒性のないもの。


これを、遠藤の専門分野であるウイルス操作により毒性を持たせようとしたが、それは失敗だった。



まったくおかしな話だ。


その毒性を持った何かがあるのなら、毒性のない炭疽菌に埋め込まなくても、それをそのまま培養すればいいような気がする。(笑)



これも不思議な気がするのだが、オウムはなぜオリジナルの細菌を見つけようとしなかったのだろうか?


これには、遠藤が細菌の素人であった事が影響しているように思う。



ノーベル賞受賞者の研究を見ても分かると思うが、その辺の土から何千種類もの細菌を分離してひとつひとつ調べ、薬として役に立つものを見つけ出している。


この方法を使えば、同じように毒性のある恐ろしい細菌を見つけ出すことも可能なはずだ。


僕が遠藤の立場なら、いかにもオウムらしいこの方法を麻原に提案したと思う。


しかし、遠藤にはどうも勉強は出来るのだが、純粋に思考力が劣るところがあるのだ。(笑)



まあ、そのおかげで恐ろしい事態になることを回避できたのだが。

中川とトゥー先生が、それぞれ他の死刑囚について語っていることがある。



中川が横山について語っている事。


まあ、これはオウムの死刑囚全般について言える事なのだが、なぜ死刑判決が出たのかというところ。



これについて中川は、「横山は喋るのがへただから。」


という事を最初に語ったという。


そして、死刑と無期の境目で、色々なファクターが重なり、わずかな差で死刑に傾いてしまった。


そういう見解だという。



本人の喋り方、弁護士の技量、裁判官のその日の気分、他の日であればまた違った結果であったかもしれない。


そんな風に中川は考えており、トゥー先生も同意見だと言う。



続いて、トゥー先生の土谷に対する見解。


トゥー先生はあの当時の法律では、土谷を死刑にする根拠は希薄ではないのかと思っているそうだ。



たしかに土屋はサリンは作ってはいるが、使ってはいない。


しかも、直接の関わりもあるような、ないような、である。



最初に土谷が作ったのが、無色無臭(純度90%)のサリン。


このサリンでは犠牲者はいない。



次に松本サリン事件で使われた、いわゆる青い(純度70%)サリン。


これは土谷が中川に作り方を教えながら製造された。


土谷本人は純度の高いサリンを作れるのだが、中川が作業を若干ミスしたために純度が落ちた。



そして、地下鉄サリン事件で使われた、いわゆる茶色い(純度35%)サリン。


これには土谷は関与していない。


作ったのは遠藤と中川であり、遠藤のミスによりさらに純度が落ちた。



これでは土谷を死刑にする根拠が乏しいと言わざるを得ない。


まさに、恐怖は正常な判断を狂わせるという事なのだろうと思う。

オウム事件において、中川の果たす役割は非常に重要であった。


僕も、トゥー先生から色々と話を聞くまでは中川を軽く考えていたのだが、思っていた以上に重要な役割を果たしていた。


土谷が化学の天才なら、中川は科学全般の天才といっていいのではないかと思う。


中川は非常に幅広い面で、その優秀さを発揮している。


オウムにやって来なければ、きっと大勢の人を救う名医になっていたことだろう。



で、その中川は、土谷と一緒に毒ガスの製造に関わっている。


そして、アンソニー トゥーのおかげでオウムが化学兵器の隠蔽に走った時に、そのほとんどを中川はひとりで処分している。


何十万人もの人々を殺傷するだけの大量の化学兵器を、たったひとりでである。



たったひとりで行ったことなのだから、中川以外には誰も知りようがない。


それなのに井上が裁判でおかしな証言をした。


中川が裁判で声を荒げる事があったのは、そのためである。




トゥー先生が中川にVXの事を聞いたとき、


「VXの事を話すと、大勢の人に迷惑がかかる。」


「だから、自分が隠したと証言をした。」


そう答えたということだ。



たしかに、死刑の上に罪を重ねても、死刑であることに変わりはない。


中川はそうやって法友を守り、その秘密は墓場まで持っていくつもりなのだろう。


その覚悟は、最後まで見届けたいと思う。



出来るなら、来世もまた中川と一緒に修行がしたいなあ。


まあ、タントラヴァジラヤーナは今生だけで勘弁してもらいたいところではあるのだが。(笑)