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第一回の叡王戦は、山崎八段の優勝で幕を閉じた。


山崎八段は、今一番勢いのある棋士という感じである。



まあ、タイトルホルダーが優勝しなくて良かったのかもしれない。


そのおかげで、また来年につなぐことが出来たのだから。(笑)



しかし、プロ棋士のほぼ全員が参加した大会での優勝者である。


堂々とコンピュータと対戦していただきたいものだ。



来年は、羽生も逃げずに参加してもらいたいと思う。


まあ、参加したところで、途中で人間に負けると、コンピュータとは対戦出来ないのだが。(笑)

書式は手に入ったので、カレンダーを見ながらIさんと話をして、事故に会うまでの勤務状況を確認する。


ざっくり言うと、交通事故の損害賠償の損害とは、事故に会わなければ働いて得られていた収入の事である。


死亡事故の場合、死ぬまでに得られる収入という事になるので、その金額は数千万円、場合によっては数億円という事になる。



ところがこれが、ホームレスだと話は違ってくる。


なぜなら、ホームレスは仕事をしておらず、事故に会っても会わなくてもその収入に変化がない。


したがって、その賠償金は0円という事になる。


たとえ死んでも0円である。



Iさんの場合も、仕事をしていた事を証明できなければ、ホームレスと同じく0円となる。


普通の人間なら死んでいたかもしれないほどの事故に会い、毎日松葉杖を突きながら道場に通って来た偉大な修行者をそんな目に合わせるわけにはいかない。



職場に見捨てられ、真理の弁護士に相手にされず、富士山総本部道場にも断られた。


ついでに、なぜかIさんはメッタジにも相談していたらしいが、何の音沙汰もなし。(笑)



それでも、


安心してください。


R師がいますよ!

正社員なら収入の証明は簡単だ。


ところが、日雇い労働者だとそうはいかない。


事実の証明が、とても大変な事になってしまっている。



いずれにせよ、何らかの形で書類を提出する必要がある。


必要はあるが、どこもそれを証明してくれるところはない。


まあ、しかし、鹿島建設との電話のやり取りで、それなりにいい情報をひとつつかんではいた。



どうやら、就業証明の書式自体は、そのへんで普通に売られているらしい。


なので、文房具屋に行ってみると、ありましたねえ。


たしか300円ぐらいだと思ったが、1冊で100枚ぐらいあったと思う。



そんなにいらないんだよなあ。


2、3枚でいいんだが、そういうわけにもいかないか。



ここでまた経理の連中の顔が思い浮かぶ。


仮払い申請すると、また難癖付けられそうだ。



あの連中、自分たちで1円も稼いでいないくせに、せっせとお金を稼いでいる支部活動に文句をつけてばかりいる。


それもこれも、全部石井が悪い!(笑)



まあ、麻原は経理には、石井の邪悪心が必要だとは言っていたのだが。


「もっとサマナを締め付けろ!」


と、けしかけていた。


まったくいつもの事なのだが、麻原は弟子の煩悩を助長させるのが実に上手い。

Iさんは日当1万円の日雇い労働者である。


いつも建設現場で働いているのだが、そういえば建設会社は交通事故の時にどうしてるんだろうな、と思ってタウンページを開いてみた。


最初に目に留まった鹿島建設に電話をする。



従業員が人身事故の被害者になったときの就業証明をどうするのかと聞いてみると、それを証明する用紙があるという。


で、「1枚もらえませんか?」


と頼んでみた。


もちろん、鹿島建設のハンコが押してあるやつ、という意味なのだが。(笑)



そしたら、あっさりと鼻で笑われてしまった。


そりゃ、そうだよな。



続きまして、株式会社オウムで出してくれないかなと思って、富士山総本部道場の経理へ電話をする。


Sが電話に出たので、株式会社オウムのハンコがあるか聞いてみると、あるというので就業証明書にそのハンコを押してくれと頼んでみた。


そしたら、「そんな事出来るわけないでしょ!」


と言って、叱られてしまった。



う~む、困った。

交通事故は、代理人Rが処理をする事になった。


Iさんはケガをしており、日雇い労働などという肉体的にきつい仕事に出かけることは無理だ。


ということは、Iさんには大変な時間的な余裕が出来た、ということである。



なので、Iさんには1日10時間の修行を課すことにした。(笑)


まあ、今まで1日8時間仕事をしていたのだから、1日8時間の修行プラス今までも毎日やっていた修行2時間で、合計10時間の修行でちょうど計算が合う。


Iさんは大変熱心な信徒さんだったので、仕事を休んでいる間にあっという間に200時間の修行を達成し、その間に2名を入信させるという快挙を成し遂げた。


なんて素晴らしいんだ!



さて、後は代理人が保険金を請求すればいいだけである。


事故状況を説明する図面を書いて、過失割合は100対0と。(笑)


治療費と通院の交通費はそのままでよし。



と、ここで面倒な処理にぶち当たる事になった。


休業補償をどうするか?


である。



何せIさんは日雇い労働者である。


所得の証明をしてくれるところはどこにもない。


さて、どうする。