四無量心の瞑想。
歌舞伎町の店番は、サマナのHと信徒のNに決まった。
まあ、要するに役立たずの二人である。(笑)
池尻の本店は、のり弁を290円で売りながら、1カ月の売り上げが1千万円近くにまでなった忙しい店である。
優秀な人員を歌舞伎町へ回せる余裕などなかったのだ。
歌舞伎町店の売り上げは酷いものだった。
どうにもこうにも客が来ない。
店の看板を建物から飛び出すようにしてはならないという条件で借りているので、正面に回らなければそこに店がある事に誰も気づかない。(笑)
正面に回れば、麻原の似顔絵がにこやかに微笑んではいるのだが、人々はただ店の前を通り過ぎていくだけだった。
てか、そもそも人通りはほとんどない。
オウムもバカじゃないので、あらかじめ通行量の調査はやっている。
僕も候補地の調査を何回かやったことがある。
が、しかし、である。
どういう訳だか、最も通行量の少ないこの場所が選ばれたのだ。
その理由はおそらく、家賃が安いという事なのだろうと思う。(笑)
いつもの事なのだが、グルの与えるカルマ落としには、ハードな試練が待ち受けているのだ。
メニューは決まったのだが、歌舞伎町の店舗には複雑な調理をするようなスペースがなかった。
横長の畳2畳半ぐらいのところに、冷蔵庫とオーブントースター、小型のフライヤーなどを置いているものだから、体を横にしなければ店の中ですれ違うことも出来ない。
なので、メニューは全て池尻の本店で作るしかない。
問題はどうやって運ぶのか、である。
場所柄から客が増えるのは夜になってからだろうという予想は立っていたのだが、そうなると運ぶ時間帯は夕方以降ということになる。
もちろん、それは道路が混みあってくる時間帯でもある。
かなりの渋滞が予想されるが、昼間はほとんど客がいないのだから、それも仕方がない。
渋滞を回避して、最短時間で歌舞伎町の店に完成した商品を届ける。
難しい任務である。
そこで抜擢された人物が北村である。
高い運転技術と的確な状況判断が出来るということで選ばれたのだが、彼は結局最後まで何かを運ぶ役回りだったのだろう。
お供物もまたしかり、事件の実行犯もまたしかりである。
まあ、これで配達係は決まったのだが、歌舞伎町店の店番にはまだ問題があった。(笑)
電王戦第一局、2日目。
評価値が1000を超えた。
まあ、予想通りなんだけど、これで確定だろうな。
あとは何時に終わるのかだけ。(笑)
何気なくテレビを見ていて、親鸞って凄いなと思ってしまった。(笑)
当時は新興宗教であり、婦女子をマインドコントロールして出家させるというカルトだったわけなのだが。
なので、実行犯は斬首。
法然と親鸞のグルと弟子のコンビも、その責任を取らされて教団は解体。
流罪となった、というのは皆さんご存知の事だと思う。
で、そこから20年以上経って、法然の死後の事。
念仏を唱えれば、誰でも阿弥陀様に救っていただける、とする考え方は当然他の宗教には受け入れられず、各地で反発が起こっていた。
まあ、この考え方自体はよくある事だ。
念仏を唱えれば救われる。
神に祈れば救われる。
グルを観想すればポアされる。
いつの時代でも、どこの国でも、人間の考える事など似たようなものなのだろうと思う。
親鸞は、弟子の「念仏を唱えれば救われる。というのは本当でしょうか?」
という問いに対して、そんな事は知らんと答えている。
念仏を唱えることで地獄に落ちるかもしれないが、それは初めから自分の居場所は地獄しかなかったのだ。
と平然と答えている。
なんて素晴らしいんだ!
極楽浄土に行けるという教えを実践した結果、地獄に落ちる。
しかし、それを平然と受け入れる。
ヴァジラヤーナやなあ。