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イソヒヨドリのオスの鳴き声がパッタリと途絶えてしまった。


時折、「ヒッ、ヒッ、ヒッ」と、メスの鳴き声だけが遠くから聞こえてくる。



これは一体、どういうことなのだろうか?


イソヒヨドリの恋の季節は、終わってしまったということなのだろうか?



しかし、終わってしまったのであれば、メスが鳴き続けているというのはつじつまが合わない。


メスの鳴き声が聞こえるのに、オスの鳴き声だけが聞こえない。


現状はそういうことになる。



普通に考えれば、オスはパートナーを見つけてつがいになり、どこかで巣作りに励んでいる。


そういうことなのではないだろうか。



だが、しかし、それはそれで、また不思議な気がする。


人間界もそうなのだが、一般的には、生き物の世界はオスのほうが数が多い。


という事であれば、メスがいなくなってオスだけが残されてしまう。


そうなるのが自然に思える。



ところが、実際にはその逆で、オスだけがいなくなってメスだけが取り残されてしまっている。


う~む、どういうことなのだろうか?



まあ、これが僕のいつもの癖で、何も意識しないと脳が勝手に色々と考え始めてしまう。(笑)


オウム時代も、いつも自分の頭で考えてばかりいたなあ。


それを麻原は、智慧があると認めてくれたんだけどね。



今回のケースでは、この問いには答えは出ない。


普通の人間なら、何らかの問いには答えを出したがる。


そして、おかしな結論をだして、それを誤ったまま記憶してしまう。



ところが、僕は問いに対して結論が出ないことには、まったく平気である。


事実を事実のままに途中まで記憶しておいて、新たな情報が手に入った時に、前の情報に関連付けて思考を再開する事が出来る。


そこで答えが出なくても、またその先へと思考を繰り越せる。


オウムの教義を理解するには、この能力が絶対に必要なのだが、自分以外にこの能力を持ったオウム関係者には、いまだに出会ったことがない。

地下鉄サリン事件に使用されたサリンの製造において、これがオウムが最後に製造したサリンになるわけだが、それ以前とはちょっと違った製造方法になっている。



通常は、メチルホスホン酸ジフルオリドにイソプロピルアルコールを滴下するのだが、この時はメチルホスホン酸ジクロリドとメチルホスホン酸ジフルオリドの混合液にイソプロピルアルコールを混ぜ合わせている。


なぜこんなことしたのだろうかと思っていたが、高校の化学ので習う事、教科書に書いてある事でその謎は解けた。



その答えは実に単純で、フッ素>塩素というだけの事だ。


メチルホスホン酸ジクロリドとイソプロピルアルコールが反応してもサリンにはならない。


しかし、メチルホスホン酸ジフルオリドとイソプロピルアルコールが反応すると、フッ素が取り出せる。


そのフッ素が、メチルホスホン酸ジクロリドと反応すると、塩素がフッ素に置き換わり、メチルホスホン酸ジクロリドはメチルホスホン酸ジフルオリドへと変わる。


メチルホスホン酸ジフルオリドに変わったのであれば、イソプロピルアルコールと反応してサリンが出来る。


この循環を上手く利用出来ると思って、一見関係のないように見えるメチルホスホン酸ジクロリドを加えたのだろう。



だが、ここでひとつ大きな問題が起きる。


メチルホスホン酸ジフルオリドだけでイソプロピルアルコールを加えた場合、発生する酸はフッ化水素である。


しかし、メチルホスホン酸ジクロリドを加えた場合に発生する酸は塩化水素、すなわち強酸の塩酸である。



地下鉄サリン事件のサリンを作ったのは、遠藤と中川である。


この二人は、土谷のような職人技は持ち合わせてはいない。(笑)


なので、強酸の発生を含む激しい反応が一気に起こり、松本サリン事件のサリンの製造の時以上に大量の不純物が混ざる事となった。


そのため、青いサリンどころではない、茶色いサリンが出来上がってしまったのである。



こうやって高校の化学を使って、サリンの製造を一通り見てきたが、改めて日本の教育レベルの高さに驚かされる。


現代の日本では、ほぼ全員が高卒以上の学歴を持つ。


つまり、日本国内だけでも、サリンを作れる能力を持つものは、数千万人はいるという計算になる。



だから、サリンの製造を未然に防ごうと思うのなら、マークすべきは医者とその治療薬の流れである。


サリンの材料は一般人でも手に入るが、その治療薬は一般人では手に入らない。


オウムが起こしたいくつかの毒ガス事件においても、最も重要な人物は、中川だったのだから。

サリンの製造方法について、普通の人は一生の間に一度も考えることはないだろう。


サリンと聞いただけで思考停止、それ以上調べることも考えることもない。


これはオウムについても同じで、普通の人はオウムと聞いただけで思考が停止する。



しかし、このブログを読んだ人たちは、サリンの製造がそんなに難しくはないということが理解出来ただろう。


そして、中川のような優秀な人間にとっては、サリンは誰にでも作れるという認識なのだ。



なぜそう言えるようになったのかというと、それは土谷が道を切り開いたからに他ならない。


中川自身はサリンの製造方法を見つけることが出来なかったと思われるが、製造方法の説明を受ければ簡単に作ることが出来たのだ。



土谷が見つけた方法、つまりはオウムのやり方という意味になるが、それはアメリカなどが行っている製造方法とは違っている。


オウムのオリジナルと言ってもいいのではないだろうか。



実はオウムは、それ以前にも、様々なことをオリジナルの方法で達成してきている。


いわゆる、マニュアルにはない使い方。


そういうことばかりをしてきているのだ。



だからといって、全く何もないところからオリジナルを作っているわけではない。


必ず、そのベースになる部分がどこかにある。


土谷の場合は、それは海外の文献だった。



海外の文献は、もちろん日本語では書かれていない。


問題は、その文献を誰が翻訳したのか?


ということになると思う。



土谷が自分で翻訳したのだろうか?


かつて村井は、海外の文献を翻訳するときに、「ウッタマーさんに頼む。」


と、よく言っていた。


サリンの製造においては、どうだったのだろうか?

なぜか、よくイソヒヨドリの姿を見かけるようになった。



イソヒヨドリは、オスとメスでは、その見た目だけでなく鳴き方も違っている。


メスは高い声で、「ヒッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ」とか、「ピーピーピ」とか、「チュチュチュチュチュ」とさえずっている。



それに対してオスは、低い声で「グァッ、グァッ、グァッ、グァッ」と、まるでカエルのように鳴いたり、「ギー、ギー、ギー、ギー」とかなりうるさい。(笑)


これはどうやらなわばりを主張しているようで、オスが2匹いるとお互いに声を張り上げあって、かなりの騒音となっている。


まあ、イソヒヨドリにとって、恋の季節なんだろうなと思う。



で、こうやってイソヒヨドリが勢力を拡大しているせいなのか、最近はヒヨドリの姿をまるで見かけなくなった。


姿どころか、あのけたたましい鳴き声すら全く聞いていない。



これは一体どういうことなのだろうか?


まあ、素人としては、ひたすら首をひねるだけで、答えは分からずじまいである。



もしかして、鳥の世界では政権交代が起きたのかも。(笑)

最終段階。


メチルホスホン酸ジフルオリドに、イソプロピルアルコールを滴下する。


全作業中、最も難しく、最も危険な段階である。



アルキル基>フッ素なので、メチルホスホン酸ジフルオリドのフッ素が、イソプロピル基に置き換わる。


ただし、塩素がメチル基に置き換わったときのように、二つとも置き換わるわけではない。


二つあるフッ素のうちの、一つだけが置き換わったものがサリンである。



ここでのポイントは、イソプロピルアルコールを滴下するというところにある。


反応が起こってサリンが生成されると、それと同時にフッ化水素も生成され、その酸を中和するために塩基をバランスよく滴下しなければならない。


この辺はまさしく職人技が必要なところだと思う。



酸を中和しなければならないということだけでなく、反応によって熱が発生するので、イソプロピルアルコールを一度に大量に投入すると、温度が上がりすぎて不純物が混ざり込んでしまう。


松本サリン事件では、中川がこの失敗をして、本来透明なはずのサリンに青く色が付いてしまった。



この激しい反応は、ガラスをも溶かしてしまう。


第7サティアンのプラント建設において、この問題に対処するために、安全性の高い超金属ハステロイが使われた。



村井はテレビの討論番組で、カイル・オルソンにハステロイを使っていることを暴かれ、そして追及された。


ハステロイを使っていることによって、第7サティアンがサリン工場であることが証明されてしまったのだ。


村井が刺殺されたのは、それから間もなくのことである。



村井は嘘がつけない正直者である。


あの時、ハステロイを使っていることを言わなければ、もしかしたら村井は死なずに済んだのかもしれない。