ついに、現役名人がコンピュータに敗北した。
指し手はわずかに71手。
完全なコンピュータの圧勝だ。
しかも、持ち時間に5倍近い差が開いてしまった。
コンピュータはあまりにも強すぎた。
やはり、もっと早く対戦すべきだったと思うのは、僕だけではあるまい。
人間では、もう誰も勝てない。
絶対に。
ニュースで、QLとサルファーを混合してVXを合成する方法だったのではないかと言っていた。
本当にそうなのだろうか?
まあ、僕は化学の専門家ではないので、こんな事を言うのも何なのだが、化学式を見る限りQLとサルファーを混合しただけではVXが出来るようには見えない。
詰将棋風に言うなら、寄り筋ではあるけれど駒が足りない、みたいな感じなのだ。
おそらくだけど、2枚足りない。
そう思う。
1枚は触媒、そして、もう1枚が加熱。
したがって、人の顔の上で混ぜ合わせただけでは、VXが合成されることはない。
そういう結論になる。
だからと言って、二液を混合しただけでVXが合成される方法がないのかと言えば、そうではない。
オウムのやり方なら、土谷が見つけだした合成方法なら、人の顔の上で混ぜ合わせただけでVXが合成出来るはずである。
サリンにせよVXにせよ、オウムが行った合成方法は一般のやり方とは違う。
それは、量産するための効率の良い方法ではなく、効率が悪くても化学の基礎を組み合わせただけで合成出来るというやり方だった。
そのため、サリンと同時に検出された物質から、オウムが合成したサリンである事が分かるのだ。
ただし、この場合は一つ問題がある。
使用される前駆体は、QLと違ってかなり毒性が強いはずであるという事だ。
まあ、VXに比べれば、かなり弱いと言えるのだが。
それにしても、もし北朝鮮がオウムが行った合成方法を参考にしたのだとしたら、今回の事件はオウム事件の新たな犠牲者という見方も出来るのかもしれない。
人間対コンピュータの最後の闘いが始まった。
その大変重要な場面で、ponanzaの初手は3八金。(笑)
そして、3手目が7八金。
玉の周りになんにも駒がいない、ひとりぼっち。
さすがはコンピュータ、やってくれる。
魅せるとはどういうことかがよく分かっている。
この常識外れの指し手に、解説陣はもはやお笑い状態。(笑)
この先、どうなってしまうのか~!?
