アシュビニムドラーによって一旦ナーディーが開くと、それは閉じることはない。
そして、上からやって来るエネルギーを感じる事が出来るようになる。
真っ直ぐ降りてくる白い光。
螺旋状に回転しながら降りてくる、強烈な白銀光。
雨のように降り注ぐ、透明な光の粒。
それらはふとした時にやって来る。
ダキニを抱く粗雑なグヤサマジャによってもたらされる、極限にまでエネルギーを高める粗雑なサマディ。
ダキニのいない微細なグヤサマジャによってもたらされる、寂静のサマディ。
生起と究境を繰り返し、何度も挑む必要がある。
とまあ、ここまでがイニシエーションを受けた信徒レベルの話なんだけど、最終解脱者である読者の皆さんはとっくの昔に達成済みだよね。(笑)
上からのエネルギーを取り込み、上昇させてクンダリニーの覚醒を促す行法がアシュビニムドラーである。
背面を上昇したエネルギーは、頭頂から今度は下降して前面を降りていく。
このエネルギーの循環がいわゆるツァンダリーである。
この段階での行法がヒンズーツァンダリーである。
ここでさらに、エネルギーを強化するためにヴァヤヴィヤを行い、これらを総称してクンダリニーヨーガと呼ぶ。
ここからさらにエネルギーが強化され一定量を超えると、今度は背面ではなく中央管を通りサハスラーラを突き抜ける。
これがいわゆるクンダリニーの本覚醒である。
そして、ここからいよいよ、サマディ、解脱へと向かうプロセスが始まる。
これらの様々な修行法を体系化して作り上げられたのが、小乗のツァンダリーである。
経典を見れば分かるように、それぞれの修行法は個別のものであり、それぞれ単独で、段階的に習得すべきものである。


