サマナに関することだけでなく、幹部に関することでも麻原から電話がかかってくる事がある。
ここで言う幹部とは、世間で言う平の師のような末端のサマナの事ではない。
さらに世間でいうところの中堅幹部でもなく、世間で言う最高幹部の事である。
ほんといつも思うんだけど、中堅幹部以下は幹部じゃないけどね。(笑)
この最高幹部について麻原から電話がかかってくるのはこんな感じである。
「○○がグルの意思に反して勝手な事をやっているからお前が見張れ!」
「私に報告しろ!」
という事である。
まあ、麻原も「面倒見てやってくれ。」と言ったかと思えば、今度は「見張れ。」と言ってくる。
困ったものである。
しかも、これを隠密に行わなければならない。
もちろん、グル直々の命令であるのでしっかり報告をし、それが麻原の評価につながり、成就認定や人事異動に影響を与えることになる。
まあ、他にも何人かいたんだろうけど、サマナも幹部も、逆らってはいけない人間の一人がR師だったというわけだ。(笑)
麻原からは、サマナや幹部たちが何を画策しているかの連絡を受け取っていた。
これがヴァジラヤーナのワークって事なのだが、秘密裏に行うのは結構大変だったなあ。
今では懐かしい思い出だ。
さて、ここでの問題は、麻原がどうやってサマナ達が破戒をしていることを知ったのか?
ということである。
もちろん、オウマーの皆さんは、即座に「超越神力だ。」
とお答えになるであろう。
とりあえず、最初にやる事は、誰がどんな破壊をしているのか?
その状況を探る事にある。
まあ、面倒くさいので、一人ずつ呼び出して面談をする事にした。
で、最初のひとり。
こんな事は滅多にないので、いささか緊張して縮こまっている。
そこへ、「何か話したい事があるんじゃないのか?」
と打診をする。
するとそのサマナは驚いた表情で、「どうして分かったんですか?」
と答える。
なるほどねえ、これが超越神力か、と思ったものだ。(笑)
さらに、「懺悔したければ聞いてやるぞ。」と畳みかける。
なのでサマナは、「分かりました。お話しします。」
と破戒した事を話し始める。
これで一丁上がりである。
このやりとりの凄さは、ただ誘導しただけであり、何も嘘をついていないところにある。
後は、話を全部聞き終わった後に、グルは全てをお見通しなのだと付け加えるだけだ。(笑)
なんて素晴らしいんだ!


