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ジクロをベースとして、サリンの場合は塩素をフッ素に置き換える。

 

VXの場合は硫化水素である。

 

なんだかもう、すでに危険な臭いがプンプンする。

 

この時に塩酸が発生するので、ジエチルアニリンで中和するのだろう。

 

 

次の段階では、サリンの場合はイソプロピルアルコールを滴下する。

 

VXの場合はエタノールである。

 

この時、おそらくだが硫酸と硫化水素が発生すると思われる。

 

ここも多分、ジエチルアニリンで対処。

 

なんとなくだが、この段階でサリンよりもVXの方が毒性が強いんだろうなと感じる。

 

これでEMPSHの完成であり、サリンの合成とほぼ同じ手順である事が分かる。

 

土谷にとってはどうと言う事は無い作業だったのだろうと思う。

 

 

次はDECL。

 

これは、CLCH2-CH2とN-2i-Prの二つに分けて考える。

 

僕は土谷のような化学の専門家ではないので、初めから二つに分けて考えたのではなく、左端からどういう構造になっているのかを見ていった。

 

CLCH2-はCLCH3、つまり塩素とメタンの化合物。

 

そういうものがあるのかどうかを調べたら、あった、クロロメタンだ。

 

そして、液体ならクロロメタノール。

 

CH3ではなくCH2-CH2-なのだからメタノールではなくエタノール。

 

おそらくクロロエタノールという物質があるだろうと思って調べたら、やはりあった。

 

これで左半分が何であるかが分かった。

 

 

次は右半分だ。

 

窒素にイソプロピルアルコールがくっ付いている。

 

これはサリンの合成の時と同じように、おそらく元々あったものとイソプロピルアルコールを置換したのだろうと考えた。

 

それはなんだろう?

 

真っ先に思いつくのは水素だ。

 

水素なら後から別のものに置換したりほかの物質とくっ付けるのは容易い。

 

窒素の周りに水素がくっ付いた物質、NH3。

 

分かってみれば簡単な事、アンモニアだ。

 

アンモニアにイソプロピルアルコールがくっ付いた物質なら、おそらくイソプロピルアミンという事になるはず。

 

調べてみたらやはりあった。

 

そして、イソプロピルアルコールが二つくっ付いているのなら、その物質の名はジイソプロピルアミンのはず。

 

調べてみればやはりあった。

 

 

これで答えは見つかった。

 

クロロエタノールとジイソプロピルアミンを反応させればDECLが出来るはずだ。

 

化学の素人である僕でさえ答えに辿り着いたのだから、専門家である土谷なら即詰みだったんだろうなと思う。

 

 

あ、そう言えば、ジクロは禁止薬物に指定されていると思うけど、クロロエタノールとジイソプロピルアミンってどうなっているんだろうなあ?

土谷は1994年の現代化学9月号の記事を見て、VXが作れると判断したらしい。

 

その記事を見たいと思ってアマゾンで探してみたがどこにもなさそうである。

 

なので、土谷がどうやってVXを完成させたのか、個人的に勝手に推測してみたいと思う。(笑)

 

 

皆さんご存知のように、VXの前駆体はEMPSHとDECLである。

 

化学式を見ていて気付くのは、EMPSHはどこかで見たような形をしている。

 

何だろうなと思って見ているうちに、それがサリンに似ていることに気付く。

 

リンを核としてメチル基と酸素の二重結合。

 

後の二つが少し違っているだけだ。

 

 

DECLはどことなくイペリットの構造に似ている。

 

核となっているのはよくある炭素と水素の集まりだ。

 

それが二つあるから、おそらくこれはエタンかエタノール。

 

その片方の端に塩素がくっ付いて、反対側に窒素、その先にイソプロピルアルコールが二つくっ付いている。

 

サリンと比べれば分子量はそれなりに大きいが、構造は単純だ。

 

なんだか答えが見えてきた気がする。

何なんだその聖者との対話みたいなタイトルは。(笑)

 

アンソニー・トゥー、中川がらみの本はいつも難しい内容になっているが、今回は単なる読み物としてまとめてある。

 

 

特に解説する部分もないが、いくつかの誤植と思われる箇所と、これはオウム本ではよくある事だが事実と異なる部分が見受けられる。

 

まあ、こうやって文書化されるとそれが事実として扱われ、そうやって歴史は歪められていく。(笑)

 

数ある経典もまた同じ。

 

世間にとってはオウムの事などどうでもいいので、「それで、よし。」という事なのだろう。

 

 

このブログでも何度も書いているが、やはり死刑囚の扱いには問題があると思う。

 

交流者以外は面会も手紙のやり取りも出来ない。

 

差し入れも限定される。

 

さらに交流者を通してのやり取りも禁止であり、違反すると交流者が面会禁止、文通禁止の処分を受ける。

 

 

どうにかならんものなのかなと思う。

 

死刑が確定しているのだから、自由にさせてやればいいんじゃないかという気はするのだが。

 

まあ、その代わり、確実に6か月以内に刑が執行されるという条件付きという事にはなるんだろうけど。