まったく、ヴァジラヤーナの秘密主義というのは酷いもので、幹部達が勝手になにかやらかしてしまっている。
この点が、オウムが他のテロ集団と決定的に違っているところである。
石垣島セミナーのときも、末端のサマナには何も知らされていないし、地下鉄サリン事件のときも土谷には地下鉄に乗るなという指示が出ていたが、末端のサマナや信徒は死んでも構わないという文字通りの無差別テロだった。
さて、このバカでかい代物をどうしたものか?
組み立てはナローパが指揮をしてCBIの連中複数人で行ったのだろうが、これを一人で片付けるのは骨が折れそうだ。
英文は意味が分からないが、下手くそな絵が描かれていたからこれを頼りにする事にしよう。
水栓が二つ、そして空気栓も二つ、とりあえず全部外して、一旦ワークに戻ることにしよう。
大部分は時間が解決してくれるはずだ。(笑)
板囲いの出入り口側はプールまでコンクリートが敷かれており、こちら側にだけ階段があり反対側にはない。
レーンの片側にだけ高くなっている部分、そこだけ水深が浅くなるわけだが、があり、これも反対側にはない。
水深は1メートル80センチといったところか。
これでは、麻原は大丈夫だと思うが、子どもたちでは足が届かない。
温度計が落ちていた。
おそらく、投げ込み式のヒーターかなにかを使って、麻原のお好みの温度にしたということなのだろう。
この温度計は元々、僕が使っていたものなのだが、あるとき突然ナローパがやって来て勝手に持っていってしまった。
まったく、いつも思うことなのだが、幹部連中というのはろくでもない奴らばかりだ。(笑)
ナローパは温度計が必要だという理由を、なんの説明もしない。
何に使うのかと聞いても、「うるせえんだよ、よこせ。」で終わり。
温度計がないとワークにならないので、仕方なく仮払い申請をして、経理に嫌味を言われながら新しい温度計を買った途端にこれである。
人間なんだから、せめて、ちゃんと返しに来い!


