昔、支援先の企業で、メンバーは皆優秀なのに、なぜか仕事が全然進まない会社がありました。
意思決定がとにかく遅い。理由がわからず現場の人に話を聞いたら、返ってきた一言が強烈でした。
「どうせ最後は社長が変えるんでしょ?」
つまり現場はこう思っているわけです。
・せっかく考えても最後に覆される
・自分の判断は採用されないかもしれない
・だったら“怒られない案”を選ぶ方が安全
これは能力の問題ではなく、本当の意味で仕事を任せられていないということが原因だと言えます。かといって「じゃあ、あとはよろしく〜」では絶対にうまくいくはずもありません。 そこで重要なのが「自走力」を育てるということ。
自走力とは、「判断基準 → 設計 → 実行 →検証 →改善」を現場で完結できる力。
ここが整った瞬間、現場が自信を持って判断でき、改善案が自然に出てくる。その結果、精度が“勝手に”上がっていき、経営者が現場に口をつっこむ隙が無くなります。
組織が停滞している理由は人材不足・主体性不足ではなく「仕組みと権限設計」が曖昧なこと。
もし今の会社で、
・社長が見ないと止まる
・なぜか提案が出てこない
・正しいはずなのに前に進まない
・知識はあるのに実行精度が低い
そんな状況があるなら、それは個人の問題ではありません。仕組みが整っていないだけです。
そして、それは6ヶ月で変えられます。
ここが変わると、経営は本当に楽になります