本文へ移動

「水がここまで来ている」道路寸断、食料物資の流通も麻痺 アジア豪雨、留学生が募金活動始める

2025年12月7日 05時00分 (12月7日 10時54分更新)
 インドネシアやタイ、スリランカなど東南アジアや南アジアで11月末に発生した豪雨は、洪水や土砂崩れによる犠牲者が1500人を超え、多数の行方不明者の捜索が続く。名古屋学院大(名古屋市熱田区)では、インドネシアの被災地からの留学生らが中心となり、学内外で緊急支援を呼びかける募金活動を始めた。「報道が少なく、知られていないことが悲しい」と窮状を訴える。

 名古屋学院大の学生有志らは郵便振替口座「インドネシア・キャンペーン」で支援を受け付けている。口座番号は00150-1-650281。

橋が流出した地域を行き来する被災者ら(アルムスリム大提供)

 留学生の出身地は、同国スマトラ島北端のアチェ州。自然豊かな沿岸部だが、2004年にはマグニチュード(M)9・1の地震にも見舞われた。同島はマーガリンやスナック菓子に使われるパーム油の産地としても知られる。かつての森林が伐採され、パーム油の原料となるアブラヤシ農園が拡大したが、保水力が低下し、被害が拡大したとの指摘もある。
 同州ビルン県のアルムスリム大からの留学生...

この記事・コンテンツの続きは会員限定です。
紙の新聞の定期購読者の方は、無料で会員登録できます。

中日プラスに登録すると
中日新聞電子版が利用できる
会員向け記事が読み放題
各種メールマガジンで最新情報をお届け

※紙の新聞とは、中日新聞朝刊・北陸中日新聞朝刊・日刊県民福井です。

よくある質問はこちら

関連キーワード

おすすめ情報

愛知の新着

記事一覧